hirax.net::inside out::2005年05月06日

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2005-05-06[n年前へ]

青考 

http://www.netnet.or.jp/~manabunc/BLUE/BLUEindex.htmhttp://www.netnet.or.jp/~manabunc/BLUE/blue013.htmhttp://www.netnet.or.jp/~manabunc/BLUE/blue004.htm 「青という色や藍染技術、そして、その青い色を生み出す藍染技術者に対する差別を生出した宗教」について調査研究した 「青考」長年の調査の集大成、という言葉に尽きるような膨大な量の考察。



「水粒子プログラム」と「タマ転がし」 

 ある掲示板で知ったことなのが、(そのWEBサイトの持ち主、情報の書き手の双方ともに)おそらく「この件でリンクされることは好まないだろう」と想像するので、(この件では)リンクは張らないのでおこうと思う。リンクを張るのであれば、後味が悪くなりがちなこの手の話ではなく、もっと違った大域照明(Global illumination)レンダラなどの面白い話題にしたい。

金子氏の「水粒子サンプル・プログラム」佳作受賞作品「タマ転がし」 CGプログラムやゲーム・プログラム、あるいは、シミュレーション・プログラムに興味がある人、特にそんなプログラムを自作してみたい、と一度でも考えたことがある人であれば、第10回学生CGコンテストインタラクティブ部門の佳作受賞作品「タマ転がし」(本文章の横に貼り付けた画像のうち、左の画像)を見れば、それが金子勇さんの「水粒子サンプル・プログラム」の動作画面(本文章の横に貼り付けた画像のうち、右の画像)だと一瞬でわかることだろう。もちろん、この両方を初めて見る人であっても、受賞作品の動画と金子さんの水粒子サンプル・プログラム(定数をいくつか変えた上で、コンパイルしたもの)の動作画面 (Balls.mov 5.6MB)を眺めてみれば、一目瞭然同じものであることがわかるはずだ。金子さんの水粒子サンプル・プログラムの定数を変えたものの動作画面を撮影したものが、インタラクティブ部門の佳作受賞作品「タマ転がし」である(もちろん、応募学生は金子氏ではない)。
 コンテストの主催者曰く、「(受賞者の指導教員によると)金子氏に許可を得ている」ということではあるが、「制作過程の論理性・技術力・審美性・オリジナリティなどから、いかに新しい表現を追求しているかを評価基準とする」という謳い文句は…少し浮いてしまっているようにも思える。

Water2第10回学生CGコンテスト受賞作品|審査委員会第10回学生CGコンテスト受賞作品|インタラクティブ部門 話は少し変わる。当時の金子氏(47氏)が学生からの質問メールに誠実に対応されていたことに驚く。Winny裁判を(開発者として)抱え、また、他にも処理すべきメールが数多く溢れていただろうに、よくきちんと対応できるものだ。メールになかなか対応できていない自分を振り返ると、…感心してしまう。プログラムを書く速度だけでなく、メールを書く速度も天才的に速いのだろうか。才能もお金も、世の中のありとあらゆるものは同じモノどうしでの引力が強い、と考えれば納得できる。天は二物も三物も与えるし、お金はあるところに集まる。そして、電気オタクは秋葉原に集まる…とか?

「一枚の画像から立体像を再現する技術」  

 Computer Vision at Microsoft Research Cambridge面白そうなプロジェクトの数々。「一枚の画像から立体像を再現する技術」もフェルメールの絵画や「そんな絵画が並ぶ不思議な美術館」の動画を眺めてみると、とても面白い。

 また、フェルメール繋がりで「フェルメール風絵画を書く方法」と「フェルメール絵画の立体空間」も。
i2iVision at MSR Cambridgehow_to_paint_your_own_vermeerFebruary 2002 - Feature Story - Vermeer: Master of Light - iCOM Magazine

裾野 

 朝、雨上がりのクローバが生える草むらで。タンポポとクローバ。

裾野裾野