hirax.net::inside out::2006年11月10日

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2006-11-10[n年前へ]

「BINARY HACKS ハッカー秘伝のテクニック100選」 

Title 「BINARY HACKS ハッカー秘伝のテクニック100選」を読んだ。名うてのハッカーたちが解説する「ハッカー秘伝のテクニック」を読むなんて猫に小判…としか思えなかった。しかし、読んでみると「あぁ、そういえばこんなことに頭を使ったこともあったっけ…」と振り返りつつ付箋紙を貼り付けたページも多く、意外なことにとても面白く楽しめた。何だか読んでいるうちに、どうして動いているのかもよくわからないコンピュータ・プログラムの世界が、保育園や幼稚園の床の上に積み重ねられた原色の「積み木おもちゃ」みたいに思える一瞬がある。そんなカラフルで単純な積み木を手につかんで、ふと遊んでみたくなる。

 HACK#64 「実行中のプロセスのパス名をチェックする」を読んだとき、このことで悩んで、ここで質問した時もあったなぁと思い出した。あの時は結局、川合史朗さんに解決策を教えて頂いたのだった。その川合史朗さんが、「本書に寄せて」を書いている。ハッカーなんかじゃなくて、こんなことに当てはまりそうな人なら、…つまりとても普通の人こそ結構楽しめるのかもしれない。

子供の頃、粗大ごみ置き場に捨てられたテレビを見つけて、ほこりだらけの裏蓋を外してみたことはなかっただろうか。

「灯篭流し」写真&ビデオ編 

Chiangmai Loy Kraton 先週末は満月でもう年末も近い…というわけで、タイのローイ・クラトン(灯篭流し)の時期でした。数日前、「ローイ・クラトンが始まったとされるスコータイでの祭のようすは、とても幻想的で素晴らしかった」という感想を聞きました。スコータイの遺跡を舞台に水面に浮かぶ灯篭や、空に上がっていく(熱気球と同じような仕組みの)灯籠を見たのがとても印象的だ、という話でした。

TitleTitle スコータイの灯篭流しを一度目にしてみたいと、私もずっと思っているのですが、まだ行くことができていません。…というわけで、チェンマイで見たローイ・クラトン灯篭流し 写真編ビデオ(HDV)編を貼り付けておくことにします。夜空できらめく星のように見えているものは、すべて「(熱気球と同じ仕組みの紙風船状)灯篭」です。小さい光の点も大きなものも、どれもがすべて空に浮かぶ灯篭です。何千何万の灯篭が上空へと放たれて、そんな景色がまるで星空のように見えているのです。もちろん、川の水面にも灯篭がたくさん浮かべられています。川の水が流れていく先を眺めていると、まるで「川に浮かぶ灯篭が、遥か視界の先で空に上っていくように見える」そんな幻想的な景色です。