hirax.net::inside out::2015年03月16日

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2015-03-16[n年前へ]

一眼デジカメのフリーファームウェアMagic Lantern をVMwareで開発してみよう!? 

 3DプリンタやArduinoを使って作り上げられたデジカメHackを眺め・実に楽しそうだったので、それに影響されて、一眼レフデジカメ用のフリーファームウェアである Magic Lanternで遊んでみることにしました。

 まず、 Oracle VirtualBoxをインストールしたWindows/OSXマシンなどで、Magic Lantern開発用仮想PCをダウンロードします。そして、Virual Boxで仮想PCを開き、OVF 2.0(Open Virtualization Format *.ovf)としてExportします。すると、*vmdk, *mf(マニュフェストファイルの書き込みも選択した場合),*ovfといったファイルが出力されます。その後、VMwareやVMware Fusion で新規PC(その他のLinux 2.6.x カーネル)を作成し、使用ディスクに作成された*.vmdkを選択します。そして、Vmwareで仮想PCを起動後にVMware Toolsをインストールする…という具合です。これで、一眼デジカメのフリーファームウェアMagic Lantern をVMware上で開発することができるようになります。

 あとは、/home/magic-lantern フォルダで、Makefile.userに

ARM_ABI=none-eabi
ARM_PATH=~/arm-toolchain
GCC_VERSION=-4.7.3

CONFIG_CONSOLE      = y
CONFIG_TCC          = y
CONFIG_MEMCHECK     = y
CONFIG_MODULES      = y

CONFIG_PICOC = Y
CONFIG_MEMCHECK   = y
と書き込み、
make clean
make 5D3
とすれば、5D Mark3用の拡張機能がビルドされる…という具合です。

一眼デジカメのフリーファームウェアMagic Lantern をVMwareで開発してみよう!?