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2018-12-16[n年前へ]

(ラズパイとMathematicaで)膨大な世界情報が見える「視力矯正メガネ」を作ろう! 

 「ソフトウェアデザイン 2019年1月号」に『(ラズパイとMathematicaで)膨大な世界情報が見える「視力矯正メガネ」を作ろう!』を書きました。

 見上げた空に浮かぶ雲を動かす風、空を飛ぶ電波、街を包む犯罪オーラ…そんなものを景色に重ねて眺めたいと思ったことがある人なら面白いかも、と思います。

 すでに行っていた実験結果やコードをもとに、羽田・クアラルンプール・シンガポール・ジャカルタ…という移動中に書いたので、「世界の色々なものを、色々な世界のその場所で、見えないものを眺めるメガネが欲しい」という思いが少し入っている気がします。

(ラズパイとMathematicaで)膨大な世界情報が見える「視力矯正メガネ」を作ろう!(ラズパイとMathematicaで)膨大な世界情報が見える「視力矯正メガネ」を作ろう!






2018-12-09[n年前へ]

Macbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみる 

 朝、Apple Macbook Pro用で使っていたACアダプタが、バチン!と音を立て、電流を供給しなくなった。つまりは、壊れたのでケースを開けてみた。長ネジとナットを使いケースをこじ開け開腹してみると、ケース内側に2箇所焦げ付いた箇所がある。右の画像がACアダプタ内側で、右下の画像が、基板とケースを重ね合わせて示したものだ。

 焦げ付いた2箇所のうち一箇所はチップ抵抗。もう一箇所は、パッケージに穴が開いたチップがある場所。何だか面白くて、ルーペで眺めたり、顕微鏡で眺めたり、超拡大な3D撮影をしてみたりする。…関係無いけれど、一家に一台X線CT装置とか3D顕微鏡は欲しいと思う。

Macbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみるMacbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみるMacbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみるMacbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみるMacbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみるMacbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみるMacbook用ACアダプタがバチン!と音立て壊れたので開腹してみる






2018-11-26[n年前へ]

『信長もビックリ!? 科学でツッコむ日本の歴史』 

 というわけで、本日発売されました。『信長もビックリ!? 科学でツッコむ日本の歴史』です。版元・編集元は、集英社 みらい文庫というわけで、未来から過去を見るような、あるいは、過去から未来を「理解したい」「考えたい」気持ちが強い「こども」向けの書籍、です。

 下記は、(締め切り間際、それを書き忘れていたことに気づいて)一瞬で書いた「まえがき」です。一瞬で書くことができたのは、たぶん、(そこに至る過程を経て)不思議なくらい、書き位置がハッキリと意識させられていたから…のような気がします。

『信長もビックリ!? 科学でツッコむ日本の歴史』






2018-11-16[n年前へ]

「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る! 

 「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!を、「ソフトウェアデザイン 2018年12月号」に書きました。台風が直撃中の韓国大邱で、つまりは「とても天気が悪い夜空を見ながら」、文章とコードを書いてみたものです。個人的には、(この回で)7回目となる記事群中で一番「自分の好み」です。

 宇宙(と書いて”そら”と読む)に浮かぶ地球から見ることができる銀河天体が好きで、自分が住む街から、そんな宇宙を眺めたい…と思ったりしたことがある人向けのAR( Augmented Reality)製作記事です。たとえば、夜更け、あるいは、葉の散ってしまった晩秋の木々を見ながら、そんな夜に似合った星空を眺めたい…と思ったことがある人のために作った記事になります。…なぜか途中、レイ・ブラッドベリ意識の文章になってしまいました。

「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!






2018-10-27[n年前へ]

15インチ Retina Macbook Pro(Late 2013)のバッテリー交換 

 15インチ Retina Macbook Pro(Late 2013)が、エアコンが吐きだした水を浴びて起動しなくなりました。その代替として同機種個体を購入したのですが、バッテリーが刻々膨張している症状のものでした。…というわけで、今日はバッテリー交換をしてみました。

 15インチサイズの決して小さくないノートPCも、その中味はほとんどがバッテリーとキーボードとディスプレイで、メインボード自体はあまり大きくありません。実際のところ、スマホのメインボードと(桁が違うほどの)大きさの違いもありません。  …こんなメインボードを眺めていると、スマホのように「持ち歩くことができる」「メインボードのみマシン」を作ってみたくなります。

15インチ Retina Macbook Pro(Late 2013)のバッテリー交換15インチ Retina Macbook Pro(Late 2013)のバッテリー交換15インチ Retina Macbook Pro(Late 2013)のバッテリー交換15インチ Retina Macbook Pro(Late 2013)のバッテリー交換15インチ Retina Macbook Pro(Late 2013)のバッテリー交換






2018-10-21[n年前へ]

信長もビックリ!? 科学でツッコむ日本の歴史 

 来月、11月26日(月)、集英社から「信長もビックリ!? 科学でツッコむ日本の歴史」が発売されます。四六判の書籍で、電子版も発売されます。こどもから大人まで、著者のひいき目を別にしても、とても楽しめる本だと思います。手に取り、楽しんで頂ければ幸いです。 タイトルに続いて「だから教科書にのらなかった」と題されているような本ですから、もちろん正しい教科書的な本ではありません。また「ツッコむ」本でも実はありません。自分なりに「理解したい」「考えたい」気持ちが強い「こども」ターゲットに面白い本を目指したものになります。

2018-10-20[n年前へ]

伊能忠敬メソッドで渋谷駅の地下大迷宮を可視化する!? 

 先週発売された「ソフトウェアデザイン 2018年11月号」に4ページ記事を書きました。題して「伊能忠敬メソッドで渋谷駅の地下大迷宮を可視化する!?」です。渋谷駅の地下内部構造の可視化とか、位置追跡とか構造物の階段角度とか、そんなことが好きな方は楽しんで頂ければ幸いです。

 ちなみに、『(この記事を読めば)渋谷駅の地下が手に取るようにわかるのでしょうか?』というもらったコメントをもらいました。その答えは、『本記事で解説されているコードを使えば、3Dプリント可能な渋谷駅の可視化オブジェクトファイルも作ることができます。それはつまり、「 渋谷駅の地下を手に取ることができる」と言い換えることができます』

伊能忠敬メソッドで渋谷駅の地下大迷宮を可視化する!?伊能忠敬メソッドで渋谷駅の地下大迷宮を可視化する!?






2018-10-10[n年前へ]

過去60年間の先にある画像技術の未来 

 10月10日刊行の日本画像学会誌に【過去60年間の先にある画像技術の未来】という駄文を書いてみました。8月上旬の成田空港からホーチミンに着くまでに「マッハ」で書いた駄文ですが、その学会誌に掲載された約60年分の全論文を読んでいた上で「誰かの役に立つと良いな」と願いつつ書いてみたものです。

 瞬間的に書いた駄文ではありますが、今読み直してみると、「これまでに積み重なってきた過去」「少し前から今にいたる現在」「今やこれからの未来」という時間の1軸とか、「解析解」「計測」「思考」といった違う分類軸とか(少しメビウスの輪的な流れとか)が整っていて、あるいは、、意外にバランスが整っていて面白い駄文じゃないか…とか思ってみたりします(好きなことを書いたから)。

2018-10-06[n年前へ]

台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街 

 台風25号(コンレイ・KONG-REY)が通り過ぎる頃、韓国の大邱(テグ)あたりをウロウロしていました。台風の中心がすぐ近くを通り過ぎた昼前でも、気圧はそれほど下がらず、強い風は吹いていたものの危険を感じるほどではありませんでした。

 台風が通り過ぎた夕暮れ前、大邱のの電気街を通り過ぎると、とても懐かしさを感じます。古い電気部品ばかりが並んでいるようすが、遙か昔の昭和の頃の秋葉原みたいで、何だか不思議な心地になります。

 お洒落なカフェが流行っていて、電気街通りの周りもそんなカフェがいくつもできていて、人が並んでいたりします。秋葉原もそんな感じになったように、きっとこの電気街も変わっていくのでしょう。…古い電気街も、新しい電気街も、色んな場所を眺めてみたいと思います。今日は、2018年の10月頭に眺めた、韓国大邱の写真を貼り付けておくことにします。



台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街台風が通り過ぎた直後の韓国 大邱(テグ)の電気街






2018-09-30[n年前へ]

「和算小説のたのしみ(鳴海 風)」が面白い。 

 「和算小説のたのしみ(鳴海 風)」が面白かった。「和算小説」を専門と決めた著者が、さまざまな「和算を題材にした小説」の解説をしたのが本書である。これまでに書かれた和算小説の解説を通して、人(歴史)と和算(科学)が交差する「和算の歴史」も浮かび上がるし、何人もの作家たちが描いた物語を知ることができる。

 右下図は、本書冒頭に掲げられている「和算小説分類マップ」である。数学というX軸と人間・物語というY軸が形作る「和算小説平面」は、一見すると不可解に思われるかもしれないが、本書を読むと少し納得できると同時に、こういう散布図を冒頭頁に掲げる著者にとても興味を感じてしまう。

 読んで面白かったのが、初期の和算小説の素晴らしい代表作として挙げられていたのが、新田次郎の「算士秘伝」だったことだ。…そうか、新田次郎( 現在で言うと、電通大・東京電機大を出て、富士山気象レーダー建設責任者だった)の息子が、数学エッセイを書く藤原正彦だが、新田次郎は和算という数学についても昭和32年(1957年)に物語を描いていたのか!…つまりは、 藤原正彦はそういう環境で育ったのだな、と合点がいった。

 もうひとつ、医師である浅田晃彦(浅田光彦を連想させる)が書いた「乾坤独算民(けんこんどくさんみん)」は、1968年に第60回直木賞候補作にノミネートされた小説であるが、これはNHKの朝の連続テレビ小説にピッタリの気がする。江戸時代、数学に才能ある少女が、いけすかない数学に(だけ)才能ある年長の男性と出会い弟子入りするが…なんて、もう見事なくらいに朝ドラ趣向だと思う。

「和算小説のたのしみ(鳴海 風)」が面白い。






2018-09-29[n年前へ]

地球のどこでも”この瞬間に街を流れる風”を可視化せよ! 

 9月18日に発売されたソフトウェアデザイン 2018年10月号に、「地球のどこでも”この瞬間に街を流れる風”を可視化せよ!」を書きました。明日には台風が日本に直撃しようとしている今日の今、自分がいる街に速く・強く流れる風の動きを見てみたいですよね?…そんなことが、自分のPCでできるのだから(そんな解説記事なのだから)、安全な部屋の中で遊んでみると絶対に面白いはず…と思います。

 書いた記事スペースはわずか4ページ…というわけで、大幅に省略した内容についてすべて、別途まとめて読めるようにしてみたいと思います。

地球のどこでも”この瞬間に街を流れる風”を可視化せよ!地球のどこでも”この瞬間に街を流れる風”を可視化せよ!






2018-08-18[n年前へ]

スマホで「血管年齢(動脈硬化)」を写し出せ! 

 今日(8月18日)発売のソフトウェアデザイン 2018年9月号に4ページ記事を書きました。題して『スマホで「血管年齢(動脈硬化)」を写し出せ!』です。前回・前々回に引き続き、実行に必要なPythonコード付きで説明図文も全部含めギュッとまとめた4ページ。水に浮かべようとしても沈むこと間違い無しの高密度です。

 自分の体が老化していくようすを、手元にあるスマホとプログラミングで可視化してみたい方は、読んでみて頂ければ少し面白いかも、です。

 今号で書いたような人体解析は、別対象に対して色んなパターンで応用してみたいと思います。

スマホで「血管年齢(動脈硬化)」を写し出せ!






2018-08-12[n年前へ]

地球のどこでも「この瞬間に街を流れる風」を可視化 する 

 Maker Faire Tokyo 2018で展示した処理について、( State of the Map Japan 2018のLTで紹介した)大雑把な処理内容を貼り付けておきます。

2018-07-29[n年前へ]

リアルタイム気象状況を反映した「(仮称)ビル風☆どこでも見えるマップ」 

 街を歩くとき、見えない「空気の流れ」を眺めたい!と思うことがあります。たとえば、風が強く傘の骨が折れそうな時、たとえばビル風による衣服の乱れが気になるとき…その原因となる風の動きを見てみたくなります。

 何年か前、秋葉原に吹く風を(事前の流体計算をした上で)Oculus RiftやGoogle Cardboadで3D でVR可視化したことがあります。…けれど、「地域限定」とか「事前の計算」といった制限があると、言い換えると自由度が低いものであると、何だか新鮮さに欠けるのもまた事実です。

 そこで、リアルタイムの気象状況を反映した「(仮称)ビル風☆どこでも見えるマップ」を作ってみることにしました。具体的には、自分のいる場所(や指定した場所)の、地表近く風速をOpenWeatherMapサービスから取得した上で、地図情報を構築しているOpenStreeMapから建物情報を得た上で、さらに非圧縮流体計算を行って、自分が知りたい街並み周りの空気流を可視化するサービスです。…下に貼り付けた動画は、秋葉原から神田にかけての場所で計算させた結果をブラウザで眺めたビジュアリゼーション例です。

 あと数日の間に、誰でもどこからでもスマホなどから使えるようにした上で、来週末8月4〜5日(土日)に東京ビッグサイト西ホールで開催されるMaker Faire Tokyo 2018 で展示してみようと思います。会場のA-08-10ブース 「ををつか屋」に(多分?)いると思います。…「予定と書いて未定と読む」生活をしているので、必ずしも確実というわけではないですが、とりあえずその予定です。

 何年か前、編微分方程式ソルバーのOpenFOAMの勉強会(という名前の飲み会)を若者たちとした時、参加した優秀な若人の一人が「某所の3次元風解析による経験的傘破損エリアの要因説明」をして、それは傘破損エリアと3次元空気流非定常解析の結果が一致して、それがとても面白かった記憶があります。そんな体験を、手にするスマホ上でさせてみたい…と思っています。ちなみに、その「作り方・コード解説」記事は(9月発売くらいの)Software Designに書いてみる予定です。

リアルタイム気象状況を反映した「(仮称)ビル風☆どこでも見えるマップ」






2018-07-17[n年前へ]

80グラムなトイドローン、Ryze Tello 撮影動画からの3次元再構成 

 重量わずか80グラムなトイドローン 、 Ryze Tello を使ってみました。飛ばしてみたとこっろ、Amazonなどのレビューを眺めて持っていた印象よりも、静止画も動画象も良かったので、Ryze Tello 搭載のカメラ動画象からのSLAMとかやってみたくなります。…さらには、Ryze Tello は制御用のSDKも公式・非公式ともども各種情報が公開されているので、撮影画像からのエトセトラだけでなくて、とにかく色んなことをやってみたくなります。

 …というわけで、まずは撮影動画から3Dシーンを再構成してみました。風が吹く中のファーストフライトからの処理画像の割には悪くない感じかな?と思います。

 …ちなみに、これはRyze Tello よりもっと小さなマイクロドローンで撮影された「オンナノコズ:"Onnanocos" × Micro Drone」から、教室教壇ラストシーンを3D再構成してみた結果です。とても小さなドローンでも、リアルな風景を描き出すことができることが不思議で魅力的に感じます。

Ryze Tello 撮影動画からの3次元再構成Ryze Tello 撮影動画からの3次元再構成Ryze Tello 撮影動画からの3次元再構成






2018-07-16[n年前へ]

スマホを分光カメラにしてみよう! 

 100円ショップで買ったスマホケースに入れたiPhoneを毎日持ち歩いています。そのスマホケースとiPhoneの間には、回折格子や偏光フィルタ…といったいくつかの光学フィルタを入れてあります。いつか何処かで役に立つかも…と思いつつ、普段はそんなフィルタで何の役に立たない写真を撮っています。

 たとえば、回折格子を背面カメラに貼り付けて、「分光の目」で町を眺めつつ歩いていると、光る側の「色んな輝線」が気になったり、眺める側の「自分のLMSの各3錐体の個数比とか波長特性」とか気になったり…そんな新鮮な世界が見えてきます。

 普段見慣れた色使いの「セブンイレブン」の赤・緑・橙色だって、分光的に波長分解して眺めてみると意外に新鮮なもの。…ただひとつの難点は「スマホを観つつの町歩き」は危険極まりない…というところでしょうか。

スマホを分光カメラにしてみよう!スマホを分光カメラにしてみよう!スマホを分光カメラにしてみよう!スマホを分光カメラにしてみよう!






2018-07-15[n年前へ]

スマホを使ったプログラミングで 3 次元顕微鏡を作ってみよう! 

 7月18日発売の「Software Design 8月号」に「スマホを使ったプログラミングで 3 次元顕微鏡を作ってみよう!」という記事を書きました。記事の内容は、200円くらいで買うことができるAlliexpressのスマホ顕微鏡ユニットを使い、ほんの少しのプログラミングをして、立体形状と色を計測できる便利ツールを自作してみよう!というものです。

 …今の時代に誰もが手にする「スマホ」というコンピュータは、計算性能も高くさまざまな搭載センサも搭載し、昔の「マイコン・パソコン」世代からしてみると、「これでプログラミングしないともったいない!」と強く感じてしまう今日この頃です。

スマホを使ったプログラミングで 3 次元顕微鏡を作ってみよう!スマホを使ったプログラミングで 3 次元顕微鏡を作ってみよう!






2018-07-08[n年前へ]

Maker Faire Hong Kong 2018 x 造大世界(PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018 

 今週末は、香港理工大学に、Maker Faire Hong Kong 2018 x 造大世界(PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018)を見に行ってきた。Maker Faire HongKong 2018は「こどもが主役」という感じで面白かったし、”PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018”は、この世界やこれからの生活はどうあるべきか?を考えるデザイン提案に満ちていて、その試行錯誤の展示が素晴らしく良かった。こういう工学デザイン系大学の学生展示は本当に面白い。

Maker Faire Hong Kong 2018 x 造大世界(PLOLYU DESIGN ANUAL SHOW 2018






2018-07-03[n年前へ]

深層学習で「体が入れ替わってる!?」妄想カメラを作る! 

 発売中の「Software Design 2018年7月号」に、4p記事を書いています。題して『深層学習で「体が入れ替わってる!?」妄想カメラを作る!』です。深層学習とか機械学習といった仕事に役立つトピックというわけではなく、いわゆるひとつの「妄想カメラアプリの作り方」です。つまり、アレ。写真機=カメラというものは、現実の姿を写すのではなくて、「撮影者が写したい=あると良いな…と願った姿を写すべきだ!」という気持ちで作ったあのソフト作成方法です。つまり、"as it it is"ではなく"as it should be"な姿を描き出す妄想的な光画装置です。

 Vimファンのあなたに…じゃやなかった、プログラミングを始めようとしている中2男子なら、この記事を読んでみるのも面白いと思います。(今、気付いたけれど、そんな年齢層の読者がいない感じの雑誌だったかも)

深層学習で「体が入れ替わってる!?」妄想カメラを作る!深層学習で「体が入れ替わってる!?」妄想カメラを作る!深層学習で「体が入れ替わってる!?」妄想カメラを作る!






2018-06-27[n年前へ]

人類が月面上で日常を過ごす時代…それは「あのイタズラが成功する日」かもしれない? 

 その辺の人(@create_clock) さんのtweetが面白かった。

マンガとかで教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に!みたいな描写があるけど、実際にやったことのない人の描写だなと思う。黒板消しの落ちるタイミングが早すぎて頭には当たらない。

10:08 PM - 25 Jun 2018
 …確かに、実際にやった過去を振り返ると、黒板消しの落ちるタイミングは早すぎて、誰の頭にも当たらなかった。

 計算をしてみるとこうなる。教室の入り口の高さは、約2メートル。そこに黒板消しを挟み、ターゲットを待ち構える。ターゲットがドアを開け、身長1.7メートルのターゲットの頭の高さに黒板消しが落ちるまでの時間は、わずか4分の1秒の0.25秒。…そんな短時間に、教室のドアを開け、ドアの真下を通過するのは確かに無理に違いない。

 もしも、もうひとつの世界があったとしたらどうだろう?…「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に当たる」…そんなもう一つの世界線、もっと別の場所があったとしたならば、そこは一体どんな場所なんだろうか。

 たとえば、教室のドアを開け、ドアの真下に移動するまで、1.5秒掛かるものとしてみる。…もしも、その世界が地球と同じような惑星・密度の場所だとしたら、その惑星の半径は約1900キロメートルという計算になる。そういう星の上で生まれたのなら、「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に落ちる」イタズラができることになる。

 もしも、その星の密度が地球と違ったらどうだろう?地表での黒板消しが「頭の高さまで落下する時間」が0.25秒だとして、「教室のドアを開け、ドアの真下に移動するまでの自然な時間、1.5秒」は、ちょうどその6倍に近い。…すると、たとえば、主人公が暮らす世界線がもしも(地球表面比で重力が1/6の)月面上だったとしたら、計算が合うことになる。つまり、教室のドアを開けてから、身長1.7メートルの主人公の頭に黒板消しがあたるまでの時間が、ちょうど1.5秒後…という計算になる。

 そうか!そうだったんだ!…ぼくらが昔から眺めたあの景色、「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に落ちる」は決して過去の懐かしい「三丁目の夕日」的な昭和の懐かし風景ではなく、あれは人類が月面上で日常を過ごす遙か未来の日常風景を蜃気楼のように眺めていたに違いない!と気がついた。

 そんな発券をしてEureka(エウレカ)!とアルキメデスのように叫び、その瞬間に夢から覚めた。…重力が1/6の世界で、「教室のドアを開けてからわずか1.5秒でドアの真下に移動することは難しい」かもしれない。「教室の引き戸に黒板消しを挟んで開けると頭の上に当たる」…そんなもう一つの世界線は、一体どんな宇宙にあるんだろうか。

2018-06-17[n年前へ]

「逆上がり」を「自然にできる」ための物理学的メソッド 

 胸ほどの高さにある鉄棒をつかみ、地面を蹴って鉄棒の上に回り込むのが「逆上がり」。慣れると簡単にできますが、一番最初は、なかなか回れず「運動なんかキライだ!」と感じてしまったりするものです。

 よく「学校で勉強することなんて日常生活ではほぼ役に立たない」と言われたりしますが、たとえば「自然がどのような振る舞いを示すかを可能な限り簡易に説明する」のが、たとえば、物理だったりします。…というわけで、今日は、「逆上がり」を「自然にできる」ための物理学的メソッドを考えてみることにします。

 まず、回転の運動方程式を思い浮かべれば(右図)、逆上がりを成功させるためには、まずはシンプルに地面を蹴る瞬間に回転のイキオイを最大化したくなります。

 運動量のモーメント(角運動量)が、大雑把には、回転原点(ここでは単純のために鉄棒位置としておきましょう)と蹴り上げる足が持つ運動量の外積であること、つまり、その大きさが「鉄棒から足先」と「足の運動量」からなる平行四辺形の面積を考えると、それを最大化するために必要なことは「足を蹴り上げる方向は鉛直上方向ではなくて、平行四辺形が直角形となる「斜め上」であることがわかります。つまり、必要なことは「上に高く飛ぶ」ではなく「足を前上方に蹴り上げる」ことだということになります。

 もちろん、蹴り上げる際の「足の運動量」を最大化することも重要でしょう。ということは、たとえばサッカーでボールを蹴る「利き足」を「前上方向に蹴り上げられる側の足」にするということも効果的なはずです。つまり、サッカーでボールを蹴り上げるのと同じ動きで、利き足を上に蹴り上げて、その回転を行う運動モーメントを逆上がりの原動力とするわけです。

 あるいは、それを言い換えれば、まずは「鉄棒の下に、非利き足で踏み込んだ上で、利き足を斜め前方上に蹴り上げる」というルーチーンが、自然に逆上がりを成功させるための動きとなるわけです。

 大人の男性なら蹴り上げる時の足の速度は秒速15メートル(時速55キロメートル)程度です。この速度で人の体を単純化して計算してみると、上記の蹴り方をすれば、確かに逆上がりが成功する結果となります。

 ちなみに、サッカー選手なら足を蹴り上げる速度は時速100キロメートルを越えたりします。 サッカーのワールドカップが開催されている今日この頃、サッカー選手の「逆上がり」を見てみたくなります。

「逆上がり」を「自然にできる」ための物理学的メソッド「逆上がり」を「自然にできる」ための物理学的メソッド