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2006-05-05[n年前へ]

「歴史」や「進歩」や「才能」

 今日の「n年前へ」は「何でもやればできる、という言葉」「Thinkpadモーションコントロール動画」「未来予想図の多数決」「頭の中の妄想」と「証拠」「のび太君,百年の歴史を見るには百年かかるんだよ…」などです。「AmetMultiを使ってるところを映した動画」も懐かしく面白いですね。

「(何かを) - やろう - と努力をちゃんとできること」も「才能の一つ」なのかも、と思ったりもする。あるいは、「誰でもみんなやろうと思えばできる」と信じる力こそが、欠かせない才能の一つなのかもしれない、とも思う。
「のび太君、百年の歴史を見るには百年かかるんだよ…」
"Sometimes I wonder how you can stand being just a dog."  (人間じゃなくて)犬でいるのって大変じゃない?"You play with the cards you're dealt, whatever that means."  君だって自分に配られたカードで勝負するしかないんだろ?
本当の理科人間は理屈を言い争うディベートを好みません。どんな結論にも理屈はつけられるので、このようなコトバによる議論が、意味ある結論に導くとは思わないからです。
ぼくは、進歩しようとしない人を好きではない。

2006-06-14[n年前へ]

ところでおカネって何なんでしたっけ?

リクナビNEXT/リクルートの転職サイト 東京大学大学院総合文化研究科の松原隆一郎教授にお話を聞きに行き、「ところでおカネって何なんでしたっけ?」という記事を書きました。
 ライブドア社の事件のころ、経済にまつわる難しい言葉をテレビ・新聞などで見かけました。そんなニュースを眺めながら、恐ろしいことに「経済」のことを私は全然知らないということに気づいたのです。そこで、「素人の疑問」を経済の専門家に聞いてみることにしました。第1回目は、東京大学大学院総合文化研究科の松原隆一郎教授です。

(モノ主体の経済学では)MP3なんかは実に問題児なんですね。本当に変化しないですから。 これが経済学上では最大の問題。ホントに壊れないから。へたすると、それ自体の複製さえ生まれていっちゃう。 Winnyでどんどん増えたりしてますからね(笑)。
合理的に考えて行動・交換するのが経済学上の人間ですから。 合理的に行動する賢い人間を前提にするあたりが、経済学っぽいですね……。
 次回は、「大学への数学」でも有名な小島寛之・帝京大学経済学部助教授 です。

2006-07-10[n年前へ]

「心」と「剣」

 from n年前へ.

  「心」 新明解国語辞典対象に触発され、知覚・感情・理性・意志活動・喜怒哀楽・愛憎・嫉妬となって現われ、その働きの有無が、「人間と動物一般」、また「敬愛・畏怖の対象となる人と憎悪・軽蔑すべき人間」を区別するものと考えられる。
Gnutella開発者の死は自殺だった
正義の女神ジャスティス は目隠しをして、右手に持った剣でバッサバッサと人を切り捨てる。そう言われてみれば、キャッチフレーズ通り「座頭市」は"Justice is Blind"に違いない。

2006-07-30[n年前へ]

恐怖!「心霊」を見つけ出すソフトウェア

写真を調べてみれば、あなたの背後に霊がいる!

夏といえば…!?

 もう7月も過ぎ、いつの間にか暑い夏真っ盛りです。日本の蒸し暑い夏に負けず、この季節を過ごしやすくすつために、これまで色々なモノが作り出されてきました。例えば、涼しさ抜群のカキ氷を食べたり、水面や河原に張り出した川床の上で涼んでみたり、あるいは、風鈴の音で暑い夜を涼しくしたり、という工夫がされてきたわけです。

 そんな工夫の一つ?が「肝試し」や「怪談話」です。夜、薄暗い場所で「恐ろしい心霊現象」「奇妙で恐怖を感じさせる話」などをすれば、例え暑い夏の夜であったとしても、思わず背筋が凍るような感覚に襲われ、暑さがどこか遠くへ消えてしまったような気分に陥ります。そして、その後、暗く何かが出てきそうな場所へ肝試しに行かなければならないと…むしろ夏の暑さに戻ってきて欲しくなったりするほど怖くなったりするのです。

気配は感じるのに、「心霊・お化け」が見えない…!?

 しかし、そんな風に心霊やお化けは怖いのに、肝試しの最中は「心霊・お化け」の気配を感じるのに、なぜか「心霊・お化け」が見えない…という人が多いのではないでしょうか?肝試しの最中は、周りを全て怨霊に囲まれたような気分になるのに、幸か不幸か「霊」を実際に見たことがない…という人がきっとほとんどだと思います。もちろん、「霊なんか世の中には存在しないのさ!」と日頃言ってる理系野郎も多数生息しているとは思いますが、それでも夜に洞窟の中の神社に行ったりすると思わずビクビクしたりしてしまう弱虫君だったりすることも多いと思うのです。。

「心霊」を見つけ出すソフトウェア そんな、「肝試しの時はビクビク怖がるクセに霊やお化けを見たことがない」ような弱虫理系の一人として、今回は「心霊を見つけ出すソフトウェア」を作ってみました( 動作環境はWindows )細木数子にばかり「心霊」を独占させないために、写真の中に潜む「心霊・お化け」を見つけ出すソフトを科学的に?作ってみることにしたわけです。その動作画面を右に示してみました。("Open"ボタンを押して)写真を読み込むと、下のスライダーで示した"レベル"に応じて「人のようなもの」を見つけ出します。例えば、右の動作画面のように、コントロール・ウィンドーのスライダーを右端の「人間」レベルまで持っていくと、写真の中から「人間」のみに青い矩形マークが付きます。右の写真では、中央の女性の顔に青い「人間」マークがついているのがわかると思います。そして、そのスライダーを左端の「心霊」レベルまで持っていくと…、(「心霊」以上の存在である)「人間」だけでなく、「心霊」を見つけ出すことができるのです。そして、「心霊」がいる場所が赤い矩形でマークされるわけです(赤いマークがついても、ちゃんと青い「人間」マークが付いていれば、それはちゃんと「人間」のハズです。安心してください)。あるいは、"Auto Search"ボタンを押せば、「心霊~境界ゾーン~人間」までの全レベルにわたって検索・解析をすることもできます。

あぁ、こんなところに「霊」がいるぅ~!

 上の動作画面例では、「人間」レベルで検索をかけたので、中央の女性だけにマークが付いています。もちろん、「一見、女性(人間)に見えるけれど、実は妖怪だった!」ということもあるわけですが、今回の場合、ちゃんと「心霊」診断ソフトウェアが、「この人は人間です!」と判断したわけで、確かにこの写真の女性は「人間」のようです。

写真の「心霊」解析結果 しかし、この写真の中にこの女性以外の心霊・お化けが写っているかもしれません。何しろ、この写真は「怨霊うごめく京都の街近くにある山中で撮影されたもの」なのです。ただの薄暗い林の中、ではないのです。しかも、「この写真の現場近くには第二次大戦中の対空射撃台跡などもあるし」その「対空射撃台跡の近くには、(普段は閉ざされている)山中に伸びる洞窟もある」という、いかにも何かがいそうな場所だったりするわけです。そこで、"Auto Search"ボタンを押して調べてみました。その検出結果が、右の写真です。

「心霊」の拡大写真 なんと、…右斜め下の部分と女性の左胸の部分に「心霊」がマークが写し映し出されています…。「女性の左胸の部分」はオッパイ星人の怨霊かなにかが検出されているのだと思うのですが(世の中には意外に多く生息しているようですから)、右斜め下の部分は何だかちょっと気になります。…そこで、ちょっとその部分を拡大してみました。それが、右の写真です。はて?と眺めてみると…うわぁ~「心霊」が地面と林の木々の隙間で右を向いてる~!何だか哀しげな顔をして遠くを見てるぅ~!こ・これは、怖い…。

 …こんな「心霊」がいつも見えてたら、おちおち散歩もできそうにありません。「心霊」を見つけ出す能力は今回の「ソフトウェア」に任せ、やっぱり自分自身は、「心霊・お化け」が見えない弱虫理系野郎のままでいたい…と思った今日この頃、なのです。

2006-09-10[n年前へ]

「これも経済学だ!」

Title 中島隆信 著「これも経済学だ!」(ちくま新書)を読んだ。「これも経済学だ!」というタイトルが適切な第1章から第3章までは正直つまらなかった。あくまで、私の好みからすれば、実につまらない本だった。しかし、第4章・第5章は(私にとって)本当に濃く・素晴らしく良い本だった。第3章までの印象でゴミ箱に放ってしまわなくて、本当に良かった。

 第4章・第5章を私が勝手に題するなら、「これが経済学だ!」だ。違うのは、「も」であるか「が」であるかだけだが、その1文字の違いがとても大きい。少なくとも、私という(経済学に疎い)読者からすると、文章の「本気」具合が違うように思える。第4章「世の中に『弱者』はいない」第5章「経済学は懐の深い学問」は本当に読んで良かった。

時代とともに弱者は変化していくため、ある時期に特定のグループに所属する人たちを弱者と認定しても、将来そうでなくなることがある。 第4章 世の中に『弱者』はいない
 その第4章・第5章における明らかなまでの文章の本気具合が腑に落ちたのは、この上までの文章を書き、今さっきamazonで(他の本に対する)書評を読んでからだ。第4章に対して非常に多くの参考文献が挙げられている理由・過程が、それでようやく(ほんの少し)理解できたような気がする。
経済学はどのような人間の行動もありのままに受け入れてくれる。なぜなら、人間の行動に合理性があるということが経済学の考え方の基本にあるからだ。 第5章 「経済学は懐の深い学問」