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2008-05-08[n年前へ]

「個性的な石も集めて見ればただの砂利」

個性々々と云って、一つの石ころが他の石ころと違うことを得意になっても、お前さん方を大勢一緒に集めて見たら、ただの「砂利」ではないか。
   広津和郎「年月のあしおと」

2008-09-24[n年前へ]

Pop-Eye

 "Famous For 15 Minutes: My Years with Andy Warhol"を読んでいると、小気味良くパズル(謎)な会話に出会った。アンディ・ウォーホルに「ウルトラ・バイオレット(=紫外線)」が投げかけた問いと、その言葉に返された言葉だ。

Why not dress as Popeye, your hero?
He says, "It's Pop Eye."
憧れの「ポパイ」みたいな見た目に何でしないの?
憧れて装っているのは"ポップ・アイ"だよ。
 "ポップ・アイ"とは、一体どんな「瞳」なのだろうか。

 Andy Warhol Museum の壁にこんな言葉が描かれていた。この言葉は、個性や中身がないと悩みがちな現代の私たちに、とても自然なくらいに伝わる言葉のような気もする。

 Once you 'got' Pop, you could never see a sign the same way again. And once you thought Pop, you could never see America the same way again.
 中身に個性も無さ気な缶詰を描いた画を見ながら、ホウレンソウの缶詰を食べると超人的な力を放つポパイを思い浮かべ、そして、"ポップ・アイ"とは、一体どんな「瞳」なのだろうか、と頭を捻って考えてみる。

Pop-eye






2008-11-06[n年前へ]

いろんな形・いびつな形の野球場

 「ダイアモンドの中心にピッチャーマウンドがあるか?」「昔の野球は、バッターに今よりずっと近い位置にピッチャーがいた」で気になったので、試しに近くの野球場に実際に行ってみた。そして、一塁から三塁方向を眺めてみると、やはり、一塁と三塁を結ぶ直線より、ピッチャープレートは、ホームベースよりに位置していた。

 ところで、ダイアモンドの大きさ、つまりは、内野の大きさ・位置関係などは野球規則で決まっているけれど、外野については「フェンスなどはホームベースの端から250フィート(76.199メートル)以上離れていること」という程度の決まりしかない、という。だから、いろんな大きさの、そしていろんな形の野球場がある。右上のピッツバーグ・パイレーツのホームグラウンドの変遷を眺めてみると、1909-1970年までのForbes Fieldも、2001年以降使われているPNC Parkも左右非対称だ。Forbes Fieldは、左右非対称どころか、実にいびつな形をしていて、見ていて楽しくなる。

 こういう野球場のいびつな形は、そのチームの特徴を生んで・あるいはチームの特徴に沿っている、と聞く。それが、また面白い。

 たとえば、守備面から見てみれば、Forbes Fieldは中堅手(センター)が強肩である必要があるだろうし、PNC Parkは左翼手(レフト)が強肩である必要がある。もちろん、攻撃面から見ても、それぞれの球場に応じて、有利なチーム構成がある、ということになる。

 左右非対称なホームグラウンドを持つ野球チームの、野球場の形状とそのチーム構成(特徴)を眺めてみたい。いろんな形・いびつな形の野球場の個性と、そのホームチームの個性を見てみたい。

PNC