2009-12-26[n年前へ]
■「テレビニュース」=「私たち自身」
ふと、今日は、以前書いた文章を見直し、清書してみることにしました。
私は新聞記者が「起きた出来事を一人でも多くの人に一秒でも速く届けるという役割」を重視する姿勢はあまり価値があるとは思っていません。「起きた出来事」を明らかにするには時間がかかる以上、「起きた(と思われるが、その確からしさは決して高くない)ことを多くの人に速く届けてしまうという自らの判断」の必要性・危険性を「その書き手」はいつも疑い・考え続けるべきだと思います。そして、その必要性・危険性を考え続けながら、それでも、長い時間をかけて事実を明らかにしていく、というやり方が大事だと思っています。どれだけ、長い時間をかけても、です。
新聞記者たちが、そんな期待に応えてくれているかどうかどうかは疑問に思っています。少なくとも、長い時間をかけてみても、コストパフォーマンスが低ければ、仕事にはならないからです。
とりあえず、私たちの中にある(少なくとも私の中にある)刹那的な野次馬根性に対して、記者たちは私たちの野次馬根性・期待に対して100%以上の仕事をしていると思っています。
さて、次は新聞ではなく、テレビの話です。ただ、基本的には多少の差はあれど、とても似ている話です。
以前、「テレビニュース」はあなたの人生にとってなくてはならないものですか?というアンケート結果を流すTVを見ました。その時、「テレビニュース」というものに対する(私たちの)イメージは、すべて自分たちの上に降りかかってくるに違いない、と確信しました。私たちのイメージの中にある「テレビニュース」という言葉はすべて「ぼくら自身」と全て置き換えられるに違いない、と思いながら「テレビニュース」はあなたの人生にとってなくてはならないものですか?というアンケートへの答えが、刻々とTV画面に流れるようすを知人宅で眺めました。
「テレビニュース」が世の中に与える影響は? -> 悪い 「テレビニュース」は信用できる -> No 「テレビニュース」はあなたの人生にとって なくてはならないものですか? -> Yes
最後の質問まで眺め終わったとき、「テレビニュース」という言葉は、すべて「私たち自身」という言葉で全て置き換えられる、と確信したのです。
2010-02-24[n年前へ]
■広告費7700億円が1年で消えた!ネットが新聞を抜いたのではない?フリーペーパーが雑誌を抜く?
「広告費7700億円が1年で消えた!ネットが新聞を抜いたのではない?フリーペーパーが雑誌を抜く? ~日本の広告費2009から見る広告業界の今~」から。
ネットが新聞を抜いた、というよりも、新聞の落ち込みが大きすぎて前年比横ばいのネットの広告費を突き抜けて落ちてしまったように見える。実際に、ネット広告業界で業績をのばしている企業は一部企業に偏っており、多くの人にとってはネット広告業界好調の実感がわかないのが現実だ。
低迷が続くフリーペーパー広告よりも早いスピードで雑誌広告が縮小している、という結果だ。宝島社をはじめとする付録つきの女性誌や、ブランドムックが部数を伸ばしているが、「エスクァイア日本版」「小学5年生」「小学6年生」「PINKY」などが次々休刊するなど、大型の休刊が相次ぎ、2010年も一部雑誌を除いたこうした傾向は続くと見られている。
