hirax.net::Keywords::「Apple」のブログ

2005-06-11[n年前へ]

「Mac for intel」と「スティーブ・ジョブス@開発現場」

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0607/apple3_823.jpgApple - QuickTime - WWDC 2005 「intelのCPUへの移行」を発表したApple WWWC 2005のKeynote speechビデオを眺めていて、クパチーノのApple社内で行われていた移開発作業のようすを想像し、先日聞いたNeXT STEP 3.0の頃の開発現場に現れるスティーブ・ジョブスの姿の話を思い出した。
 それは、製品出荷日が近づいてきて、開発メンバーの疲労が極限値に達している頃、「よれよれの服」と「無精ひげ」と「疲れた顔」で「リフレッシュコーナー」に現れると、「おれもガンバルから、おまえも頑張れ」としみじみ語る、という話である。そして、その言葉とジョブスの姿を見た(精神的にも肉体的にも)疲れた(単純な)社員たちのやる気は(単純に)180 % アップしたという。

 ふと周りを見ると、ここは機械が林立する実験室。今日見た景色は「霧の箱根山中の実験室」 もちろん、ジョブスはこに現れれることはない…。さてさて、コーヒーでも飲んで、カフェインの力でやる気を(強引に)180 % アップさせようか。

2005-07-03[n年前へ]

FPGApple

  Xilinx Spartan3 FPGAによるAppleエミュレータのFPGApple(動作画面).

2005-08-07[n年前へ]

PearPC new prasys build

PearPC PearPCのnew prasys build (August 7th 2005 build) 版が出ていたので、手持ちの環境を入れ替えてみた。「この Mac について」のダイアログ表示内容も適切な内容になっているというので、自分の環境で確認してみる。Pentium M 2GHzのノートPCで、1.06GHz PowerPC G4となっている。iBook G4が1.3〜1.4 GHz であることを考えると、「割に」実用的かも。

2005-08-12[n年前へ]

Mac OS X Tiger for intel hack版

Mac OS X for Intel :: View topic - deadmoo got it working. SCREENS, MOVIE, GUIDE 先日Appleから発表されたMac OS X for intelの改造版が出回っている。Appleから配布されているものはintel機でしか動かないが、それを一般的なPCで動くようにする手順をdeadmoo氏が発表した。そして、そのDVDイメージ・ファイルがファイル共有ソフトTorrentなどで流れている。動作時の画面動画などを眺めていると、なかなか普通に動いている。今のところ、ネットワークが上手く動かないこと以外は普通に使うことができる、らしい。

2005-09-07[n年前へ]

「appleのビデオ機能」

 先日、末広町で飲んでいた時に、appleのビデオ出力のメカニズムの話題に一瞬なった。忘れている箇所も多かったので、もう一度そのメカニズムを追いかけてみた。

http://www.freeinfosociety.com/electronics/schematics/computer/pictures/apple2mainlogicboard.jpg apple回路では、14.32MHzのオシレータ出力を2分周した7.12MHzの信号がビデオ信号のドット・クロックとなる。回路上はあくまで、(基本的には)1ドットが1bitの単純な構成である。
 ところで、NTSCのビデオ信号のカラー情報は「ビデオ信号に重畳した3.58MHz波形」の位相で表すが、この3.58MHzはappleのビデオ・クロック(7.12MHz)のちょうど二倍である(もちろん単にそう設計したわけである)。ということは、2ドット分のビデオ・信号を"on""off"として出力した場合と、"off""on"して出力した場合では、NTSC信号でのカラー情報(位相)が180度ずれたもの(=補色)を表すことができるのである。

Apple Computer ということは、基本的にはハイレゾ1bit=1dotとして、まるで二値的に思えるシステムであっても、少なくとも白(on.on)と黒(off.off)と紫(on.of)と緑(off.on)という四色が生成できることになる。もちろん、単純に言ってしまえば、(7.12MHz単位の)2ドット毎(=NTSCのカラー信号3.58MHzの周期)に対して2bit使っているということになるので当たり前と言えば当たり前の話になる。そして、連続する2ドットのon-offの組み合わせでNTSCのカラー信号を生成(疑似表現)するので、「連続する2ドットの関係で色が決まる」というappleのカラー・グラフィックの掟がここにできるわけだ。

 さらに、(ある時期以降の)appleの場合ビデオ・データの特定の(=横7ドット, 縦8ドットのテキストモードとの兼ね合いで使われていなかった最上位の)bitを立てると、フリップフロップ回路で70nsだけ信号を送らすことができる。その70nsのずれは、NTSCのカラー信号3.58MHzのドット・クロック幅の25%に相当する(角度で言うと90度)。ということは、NTSC信号でのカラー情報(位相)が0, 180度の色だけでなく、90, 270度の色も出力(疑似生成)することができるようになる。すなわち、黒・白・紫・緑に加えて青・橙という計6色が出力することができるようになる。

 そして、これらの出力機能は結局のところ、二値出力の高低信号の位置を「ドット配置やドットの位置ずらし」といった操作で変化させているにすぎない。ということは、こういった出力をモノクロ・ディスプレイに対して行えば、(ClearTextなどの技術の祖先とも言える)「基本ドットの位置を25%だけ横にずらして、(位置出力として、あるいは階調出力として)滑らかな出力を行う」なんていうこともできるわけである。(出力デバイスがもしもカラー・デバイスであれば)「色のにじみ」が結果として出現するところも全く同じと言えば、同じである。

 単純明快な回路ではあるが、こういう単純なシステムをなんだか忘れてしまっているような気がする今日この頃、だ。