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2016-06-12[n年前へ]

「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料 

 第57回オープンCAE勉強会@関東(流体など)+門永様特別講演に参加してきました。特別講演の内容は、「ギネスビールの泡下降(ギネスカスケード)について、ピルスナービールとギネスビールにおける泡挙動を編微分ソルバであるOpenFOAMでシミュレーション計算して考察をしてみよう!」「さらに、美味しいビールの注ぎ方を考えてみよう!」というものでした。

 今回の勉強会では,門永様をお招きし,OpenFOAMを用いたビールの気泡シミュレーションについて講演を頂くことになりました.ビールの気泡シミュレーションの理論背景や計算結果について幅広く解説頂く予定です.気液混相解析に興味のある人,ビールの好きな人,奮ってのご参加お待ちしています!

 何度も一緒にビールを飲みながら、色々な経緯を経てバトンを渡した側として、やはりバックバンド的なサポートプレイヤーとしてサポートしたいよね!と思い、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料を作って、技術発表セッションをしてきました。…ギネスカスケード現象に対して、OpenFOAMを用いて行われた3次元流体・泡連成シミュレーション計算や*、3次元断面的な近赤外線撮影動画を用いたPIV(速度場解析)が行われた…ギネスカスケード現象に対する現象解析としては結構面白い技術報告の場だったのではないか…と勝手に思っていたりします。

近日公開されるはずの流体計算プレゼンテーション資料は、とても面白いと思います。(公開されました:続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料)

2016-06-25[n年前へ]

続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料 

 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料でギネスカスケード(ギネスビールの泡下降)に対する近赤外撮影・泡速度分布計測の報告資料を公開しました。そのギネスカスケードの泡がどうなるかをシミュレーション計算してみた結果の紹介・講演スライドが公開されました。オープンCAE勉強会での講演内容は、ギネスカスケード計算と最適な泡のつぎ方…でしたが、今回公開されたのはその前半パートです。

 この講演スライドを眺めてから、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料の実験/計測結果を眺めてみると面白いかもと思いましたが、シミュレーション計算でも実験結果でも、動画を一緒に眺めないと面白さが伝わらないかもしれません。とはいえ、微小な泡が動く計測動画などは、Youtubeなどにアップロードすると「見るに堪えない」状態に情報圧縮されてしまいます。…というわけで、画質を損なわない動画ストリーミング・サービスがあれば(さらに欲を言えば、それがパワポスライドなどと連動したストリーミング・サービスがあれば)面白いかも、と思ったりします。

2017-04-07[n年前へ]

OpenFOAMの流体シミュレーション世界、手持ちのスマホで没入体験してみよう! 

 以前、OpenFOAMを使ってシミュレーション計算した、秋葉原の街全体に吹く空気流。その時は、Oculusで没入的に眺めてみた。今日は、スマホで普通にVR没入体験できるよう、スマホ用アプリケーション化してみた。

 最初は、最近公開されたばかりのUnity 5.6のネイティブなVR機器サポートを使おうと思ったのだけれど、iOS向けのビルドでリンカエラーが出て回避できなかったので、Unity 5.5.3f1+Google VR SDK for Unity v1.0.3で仕立ててみました。

OpenFOAMの流体シミュレーション世界にスマホで没入体験






2017-04-15[n年前へ]

続 OpenFOAMの流体シミュレーション世界、手持ちのスマホで没入体験してみよう! 

 少し前、大規模な流体計算シミュレーションを行った結果の中に、スマホをVRデバイスとして入り込む…というOpenFOAMの流体シミュレーション世界、手持ちのスマホで没入体験してみよう!(を書いた。これを作るにいたったキッカケは、「秋葉原の街中全体を空気流計算するのは面白い」「けれど、ふつうの人が持ってないヘッドマウントディスプレイだけでしか見ることができないのはツマラナイ!」「空気流れる空に向かって飛んでみたい!」というコメントをもらったことだった。

 このコメントは確かにその通りだ。1家に1台…ならぬ今や1人1台誰もが持っているスマホを使って流体シミュレーション世界に入り込む(没入体験する)ことができたなら、それは確かにとても面白いに違いない!というわけで、流体シミュレーション世界にスマホを使って没入体験するための作業をしてみたのです。

 「秋葉原の街中全体を空気流計算するのは面白いけれど、ふつうの人が持ってないヘッドマウントディスプレイだけでしか見ることができないのはツマラナイ!」というコメントがもっともなのと同じように、「空気流れる空に向かって飛んでみたい!」というコメントも、確かにその通りとしか言いようがありません。

 …というわけで、今日はその「空気流の中を飛び回りたい」という要望もに応えるための対応作業をしてみました。

 そんな作業をしてみたら、偶然というものは恐ろしいもので、まさに今日は『第64回オープンCAE勉強会@関東(流体など)』が会場【秋葉原】で開催されています。

 秋葉原を流れる空気を流体計算し、その場所に立ちVR/AR的に流体計算結果を眺めることができて、その秋葉原で今日まさに流体計算の集いが開かれている!?…というわけで、スマホで秋葉原空気流のVR表示を行う話を、今日は秋葉原で紹介してみました。



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