hirax.net::Logos::*-05-14

2008-05-14[n年前へ]

奥行::「このヒトにはまだまだオクがあるのに」 

 いつも、ああ、惜しいな、このヒトにはまだまだオクがあるのに、と思う。
 色川武大「寄席放浪記」 p.132

古典のリレー 

 古典というものは(落語に限らず)前代の口跡をただ継承しているだけでは、古典の伝承にはならない。前代のこぴーでは必ずいつか死滅するか、無形文化財のようなものと化して烈しい命脈を失ってしまう。リレーというものはそうではないので、その時代に応じて新しい演者が、それぞれの個性、それぞれの感性で活かし直していく。それではじめて古典が伝承されていくのである。
 色川武大「寄席放浪記」 p.51

「せこはせこなりの用途がある」 

 寄席は下手な人が大ぜいいていんだな。デパートなんかで、ブランド商品ばかり並べてあるコーナーがあるでしょう。寄席はああなっちゃ、だめなんですよね。せこの部分がたくさんある中に入って、初めて光ってくるものがある。せこはせこなりの用途があるんですね。
 色川武大「寄席放浪記」 p.51

2009-05-14[n年前へ]

日本の会議は”怪議”という 

 扇谷正造の「聞き上手・話し上手―市民のための講座(講談社現代新書) 」から、王克敏によるものらしいという言葉。

 「(日本の会議は)人を集めて議せず、議して決せず、決して行わず、行って責任をとらず、これを”怪議”という」

2010-05-14[n年前へ]

アイルビーバック(10) 

 夜遅く、猥雑で笑えて、毒があって苦い番組をやっていて、その味が魅力的で毎週見るようになった。それが、TRICKだった。主演の仲間由紀恵は惹かれ、その仲間由紀恵を「微乳ネタ」でからかう前原一輝演じる刑事「石原」からも目が離せなかった。
 夜遅く、警部補 矢部謙三のエンドロールで、野際陽子の上を流れていく「前原一輝」の名前を見ながら、石原刑事を見る。矢部謙三の後で動きまわる、前原一輝演じる刑事「石原」を眺める。

「兄(あに)ぃ、兄(あに)ぃ」
「ついてくんなって言うとんやろ」

 エンドロールに流れるそれぞれの名前には、TRICKに関わった年数が、書かれている。あぁ、TRICKを一番最初に観たときから、もう十年が経っているのか。

「先輩~、そろそろ、矢部さんのもとに帰ってきて下さいよぉ」
「わしは、みんなの思い出ん中で生きれれば
 それでええんじゃよぉ」
「グッドラック、じゃけぇ」

TORIKU (youtube