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2009-04-09[n年前へ]

Mathematica Player と Player Pro の互換性に関する開発者用ガイドライン(と比較表) 

 Mathematica Player と Player Pro の互換性に関する開発者用ガイドラインPlayer,Player Pro,Mathematica の違いの比較表FAQ

2009-11-30[n年前へ]

Mathematica Home Edition 

 日本に住んでいない人にはお勧めの「Mathematica Home Edition

 Mathematica Home Edition is a fully functional version of Mathematica Professional with the same features.
 Mathematica Home Edition is available for sale online in the United States, Canada, United Kingdom, and Europe. For other territories.(We are sorry, but this item is not currently available for Japan)

2009-12-01[n年前へ]

日本数式処理学会教育・Mathematica合同分科会 

 「日本数式処理学会教育・Mathematica合同分科会」

日時:2009年12月19日(土) 9:30-17:30
場所:東邦大学習志野キャンパス薬学部 A101,102 教室
   http://www.toho-u.ac.jp/accessmap/index.html
参加費:無料(会員以外の方も無料です)
参加方法:今回は特に事前申し込みを行いません。
     当日会場受付にてお願いいたします。
プログラム:
 ■全体セッション(A101 教室)
 9:30-9:35 会長挨拶 齋藤 友克((株) アルファオメガ)
 9:35-10:20 基調講演 
        大学入試問題は数式処理システムでどこまで解けるか
        –計算機代数アルゴリズムの理論と限界について–
        佐藤洋祐(東京理科大)
 10:25-11:10 TBA
        M.Monagan(Simon Fraser Univ.)
 11:20-11:40 Mathematica を活用した工学基礎数学の教育実践
        鈴木潔光(日本大理工学部)
 11:40-12:00 パソコン活用で培われる数学力について
        山本修一(日本大理工学部)
 12:00-12:20 数学 SNS の利用方法と実践報告(仮題)
        阿原一志(明治大)
 12:20-13:10 (昼食休憩)
 ■講習会(教養1号館マルチメディアラボ)
 13:10-14:40 Mathematica7 チュートリアル」
        伊藤 雅将(日本電子計算)
 ■分科会1【教育】(A101教室)
 14:50-15:10 Mathematica による非線形現象のビジュアライ
ゼーション
        三宅修平(東京情報大)
 15:10-15:30 大学数学教育における Maple の活用
        示野信一(関西学院大理工学部)
 15:40-16:00 KETpic 用 GUI ツールの開発
        –3D 対応と Web 対応について–
        ◯中村泰之(名古屋大),高遠節夫(東邦大)
 16:00-16:20 全微分に関する図入り教材の作成例とその研究授
業報告II
        ◯北原清志(工学院大),金子真隆(木更津高専),
         山下哲(木更津高専),高遠節夫(東邦大)
 16:30-16:50 大学初年級の数学教科書における図利用の実態調査
        ◯金子真隆(木更津高専),北原清志(工学院大),
          山下哲(木更津高専),高遠節夫(東邦大)
 16:50-17:00 討議
 ■分科会1【Mathematica】(A102教室)
 14:50-15:30 Wolfram Alpha について
        Laurent Samier(Wolfram Research Asia Ltd.)
 15:40-16:20 webMathematica3 について
        守谷 崇 (ヒューリンクス)
 16:20-17:00 関数座標を作る
        加藤康一(愛知県立安城東高等学校)

2011-02-04[n年前へ]

Wolfram|Alphaの機能をRubyから使う 

 Wolfram ResearchのWolfram|Alphaは、「科学・工学系の問いに答える」ことが得意な検索エンジンです。Wolframが長年開発して来た(データベース内の規則に沿ってパターンマッチングを繰り返すことでで)数式処理を実現するMathematicaと重なるところも多い、そんな検索エンジンです。

 Wolfram|Alphaの機能は、開発者登録すれば、(2000クエリー/月という、少なく限られた処理数ですが)WEB APIとして試し・使ってみることができます。先日、WEB APIのVer.2.0版が公開されたので、試しに使ってみることにしました。

 WEB APIへの入出力を楽にするために、

  • Java
  • Python
  • Ruby
  • Perl
  • PHP
  • .NET
  • Mathematica
といった、各言語用のライブラリが用意されていています(C++は近日登場ということです)。そこで、まずは、RubyからWolfram|Alphaの機能を使ってみることにしました。

 手順は、およそ、こんな具合です。まずは、 開発用APIコードを登録します。そして、各言語用ライブラリのダウンロードページから直接ライブラリをダウンロードするか、あるいは、gitから、

git clone git://github.com/ianwhite/wac.git
という具合に、Ruby用ライブラリをダウンロードします。このライブラリ"wac"は、処理の過程で"nokogiri"と"active support"を使うので、
sudo gem update --system
sudo gems install nokogiri
sudo gem install activesupport
といった感じで、先にインストールをしておきます。(新しい)"active_support"ではなく、(古い)"activesupport"をインストールするのは、(後述する)delegateのエラー回避を簡易に行うためです。

 そして、wac.rbの冒頭を

#require 'active_support'
require 'activesupport'
と書き換えます。つまり、古いActive Supportを読み込むように指定してやるのです。そのようにしてやらないと、"NoMethodError: undefined method `delegate' for…といったエラーメッセージに出くわすことになります。

 後は、たとえばirbで、

irb
>> require 'wac'
>> Wac.appid = "ここにAPIコード"
>> r = Wac.fetch 'solve[x^2+3==0,x]'
とすると、
Result: x = ±(i sqrt(3))
±(1.73205 i)
という風に答えてくれますし、あるいは、
>> r = Wac.fetch 'obama birthday'
と聞けば、
Result: Friday, August 4, 1961
と、教えてくれるのです。

 Mathematicaのパワーを使うことができるのは、とても魅力的です。「あなたのアイデア」+「Mathematicaのパワー」=「無限の可能性」という方程式を解いてみるのは、とても楽しいことに違いありません。コンピュータのデータベース・記憶力と、ヒトが持つ柔らかな発想を組み合わせれば、最強の何かを生み出すことができるはずです。

2011-05-13[n年前へ]

海を越えると値段が2倍以上になる「Mathematica 8ホームエディション」 

 Mathematica 8ホームエディション日本語版が発売されました。Mathematicaホームエディションは,個人の非商業的な目的のためなら、プロフェッショナル版の Mathematica製品の全機能を使うことができる、というものです。米国などでは以前から発売されていて、295ドルという価格が実に魅力的な製品です。

 このエディションのリリースにより,今回初めて破挌のお値段でMathematica 8の機能をご体験いただけるようになりました.

 喜び勇んでウルフラムのサイトに行き、Mathematicaホームエディションのページを眺めると、…私の目が悪いせいか(日本版を眺めた場合)「特別価格¥67,000」などと書いてあるように見えます。「295ドル」という値段や「破挌のお値段」という言葉を思い浮かべなければ良いのかもしれませんが、思わず目をゴシゴシとこすりたくなる「お値段」です。

 ウルフラムが提供する知識検索エンジン”WOLFRAM ALPHA”に尋ねると、295ドルは2万5千円弱で、円で言うともっと安くなりそうとも教えてくれます(下に貼り付けた図は、最近十年間の"295ドル"の円換算推移です)。…そうだよね?と思いつつ、再度ウルフラムサイトに戻ると「295ドル=67000円」という奇々怪々な式がラクガキしてあります。

 Mathematica Home Edittionというパッケージが素晴らしいだけに、実に残念な価格設定です。「ビジネスでなく、個人の科学への要求」を広げるためにも、もっとリーズナブルな値段設定をして欲しいところです。

米ドル推移








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