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2016-08-28[n年前へ]

ダイソー100円4弦ギターに振動ピックアップを取り付けて、PCやスマホで化粧させつつ遊んでみる!?  share on Tumblr 

 100円ショップの「ミニ竹製ものさし+輪ゴム」セットにアンプを付けて、で沖縄三線気分に浸ってみるで物体の振動をピックアップする回路を作ったので、今日は100円ショップのダイソーに行き、消費税込みトータル108円でギターみたいなマンドリンみたいな4弦の楽器玩具を買ってみました。

 ダイソー4弦100円ギター風で/マンドリン風でもある玩具楽器に、Maker Faire Tokyo 2016 で見かけた振動ピックアップマイク回路を取り付けて、その振動信号をノートPCで適当に超化粧させてみた録音動画が下に貼り付けたファイルになります。…ちなみに、録音作業は風呂場にノートPCと100円4弦ギターを持ち込んで、適当にジャカジャカ弾いてみたのですが…単三電池4本の回路なら、お風呂でギターな感電死なんて発生しないデスよね?

ダイソー100円4弦ギターに振動ピックアップを取り付けて、PCやスマホで化粧させつつ遊んでみる!?ダイソー100円4弦ギターに振動ピックアップを取り付けて、PCやスマホで化粧させつつ遊んでみる!?






2016-08-27[n年前へ]

100円ショップの「ミニ竹製ものさし+輪ゴム」セットにアンプを付けて、で沖縄三線気分に浸ってみる。  share on Tumblr 

 Maker Faire Tokyo 2016で眺めたYamahaの手作りIoTギターが面白かったので、振動ピックアップ/アンプ用のセットを作り、100円ショップで買ったミニチュアな竹製ものさしに輪ゴムを回して、拾った振動をスマホアプリでエフェクト掛けて、沖縄三線を弾いているような気分に浸りつつ楽しんでみました。

 作った振動ピックアップ/アンプとスマホをいつでも持ち歩けば、身の周りにあるものを、いつでも楽器に見立てて楽しむことができるかもしれません。たとえ生音がチープでも、スマホアプリで音響エフェクトをを掛けまくり、遊んでみるのも面白いかもしれない…と思ったりします。

100円ショップのミニ竹製ものさし+輪ゴムで沖縄三線気分に浸ってみる。






2016-08-26[n年前へ]

中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた。  share on Tumblr 

 香港近く、中国 深圳にある絵画制作を盛んに行っているという大芬油画村に行ってみました。港鉄(MTR)東鉄線最終駅の羅湖駅から 深圳に入り、深圳の地下鉄1号線に羅湖駅から乗り、さらに3号線を乗り継いだところにある大芬駅まで行き、駅から歩いて10分弱の距離にある大芬油画村を散策してみました。

 通りを歩くと、名画を絵葉書片手に油絵の具を使った複製作業をしている人もいれば、大判のインクジェットプリンタで印刷した下絵に色重ね作業をしているグループもいます。また、香港や世界各地の風景を描いた画を描いている人たちもいます。制作している絵画を眺めていると、人が欲しがりそう=買いそうな絵を刻々と生産しているように見えて、その需要と供給を結びつけているビジネスネットワークの仕組みを知りたい…と思わされました。「コピー絵画」というキャッチフレーズを付けられることも多い一角ですが、需要に応じたカンバン方式な絵画生産がされていそう…などと考えたりします。たとえば、香港の名所を描いた25号(803x652mm)くらいの油絵が、香港屋台で1000円ちょっとで売られていたりして「これは絶対売れるに違いない!」と思います。

 ちなみに、油画村で見かけて約300円ほどで手にした油画をコンパクトデジカメで撮影し、遊びがてらリアリスティックに3次元化してみたのが右の画像と下の動画です。キャンバスに塗られた絵具の凹凸を眺めていると、リアルな「モノ」として手に入れてみたくなったりします。

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2016-08-13[n年前へ]

続 自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?   share on Tumblr 

 今日は、自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?でシミュレーションを使って確認してみた、薄層(多層)的・CT的なテクニックで3Dな世界を通常プリンタで表現するライトフィールド印刷を、実際に試してみました。「ライトフィールド」という言葉は一般的ではありませんが、ここでは「観る方向によってどんな色・明るさが見えるか」という程度の意味だと考えておいて下さい。つまり、「観る方向に応じて、見える景色が変わるさまを撮影したり再現したりする」という程度の意味です。

 まずは、上右図のような多視点ライトフィールド撮影をしてみます。この例では、作業の簡単のために(つまりは手を抜くために)、3×3=9位置での撮影を行います。そして、これを試しにCT的に2層に分解処理すると、右図のようになります。それを(少しの距離をおいて)2枚重ねにした上で、方向を変えつつ眺めると下に貼り付けた動画のようになります。プリント物の重ね方が大雑把だったり、ライトフィールド撮影が3x3位置の大雑把なものだったりすることを考えれば、その割には立体感が感じられる面白い効果があるように思えます。

 実はこの印刷は、2010年くらい前の研究報告をベースにして、今年ローンチされたサービスを参考に遊んでみたものです。スマホが多視点(ライトフィールド)撮影機能を備え、コンビニプリントがこんな立体プリント機能を備え、あるいは、スマホ画面が立体表示機能を備える…のももう1,2年の間かもしれません。

続 自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!? http://www.hirax.net/diary_image/2852_large.jpghttp://www.hirax.net/diary_image/2852_large.jpg






2016-08-12[n年前へ]

自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?  share on Tumblr 

 Maker Faire Tokyo 2016(8/6, 7) では、自作的超巨大ライトフィールドカメラを5000円で作り、その他Ricoh Theta S 用全天周多視点撮影画像用キットなどと一緒に展示してきました。その二日間の夏休み日記はまた後で書くことにして、今日はMaker Faire Tokyo 2016での展示はしなかった(できなかった)自作ライトフィールドカメラ撮影画像からのライトフィールド印刷について書いてみることにします。

 カラー印刷をした透明なシートを重ねたり、あるいは、LCDの液晶部分を重ねて立体映像を表現する手法は20年くらい前からありました。そんな手法をより身近に使えるようにするサービスをLUMIIが始めました。具体的には、少し距離が離れた2面のカラー印刷をして、その重ね合わせで所望のライトフィールド画像を近似してやろうというものです。…今日は、超巨大な自作ライトフィールドカメラ(作成費用5000円ナリ)の撮影画像から、Lumii風の3D表示2Dプリントの画像データ作り、どんな風に見えるか軽くシミュレーションした結果を、書いておくことにします。

 やってみたことは簡単で、自作ライトフィールドカメラの12×7=84視点の撮影画像から、中央の3x3視点だけを抽出し、そのライトフィールド画像を近似表現するための(少し距離が離れた)2面のカラー画像をちょうどCT撮影による断面推定と同じような処理で推定し、それらをバックライト越しに並べたさまをシミュレーションで眺めてみたというものです。

 シミュレーション結果を眺めてみると、立体的に感じられなくもないけれど、本家本元に比べると月とスッポン的な感じです。というわけで、明日以降またがんばってみる…と日記には書いておくことにしましょうか。

自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?






2016-07-31[n年前へ]

Ricoh Theta S 撮影動画で3次元の世界を撮影してみよう!?  share on Tumblr 

 昨年の秋、バンコクの路地を自転車で走りながら、右手でRicoh Theta Sを空に向かって差し上げて動画を撮影しました。その撮影動画を使って、今日は3次元の世界を再構成をしてみました。
 その1例が下に貼り付けた動画です。手に持たれたTheta Sが移動していった「視点・撮影点」を青くマーキングしてあるので、狭い路地を進む自分の軌跡を眺めることもできます。

 今日やってみたことはとても簡単です。多視点からの撮影画像を使って三角測量を行い立体形状を求める手法を全天周カメラであるRicoh の Theta S画像に適用してみただけです。
 解像度的には静止画像からの復元の方が良いですが、ただ移動しながら動画撮影するだけで3次元の世界を撮影できるというのはお手軽感が高いものです。

 ちなみに、Ricoh Theta Sを室内で移動させつつ撮影し、その撮影画像から3次元空間を復元させてみると下動画のようになります。カメラの歪みをきちんと校正していないこともあり、その歪みを反映して復元空間自体も歪んでしまっていますが、今度はそんな歪みも除去して、綺麗な3次元空間を撮影してみたいと思います。

Ricoh Theta S 撮影動画で3次元の世界を撮影してみよう!?






2016-07-30[n年前へ]

続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?  share on Tumblr 

 一週間後の8月6日(土)と7日(日)には、東京ビッグサイトで開催されるメイカーフェアー東京2016で、5000円ポッキリで作る「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」や、Ricoh Theta S で作る全天周多視点(簡素ライトフィールド)カメラを展示する予定です。ちなみに、展示ブースは、A-06-06という覚えやすいけれど、右図のように少しわかりにくい場所で、「理科教育研究フォーラム」という名前で出しています。

 5000円で自作するライトフィールド・カメラは、下図の説明用パネルのように、凹レンズアレイシートに写し出された景色を1台のUSBカメラで撮影することで、平面上の各領域から周囲各方向の「光」を撮影・処理するというものです。凹レンズアレイシートには12×7=84視点の景色が写し出されているので、84の異なる視点位置から眺めた光線場を撮影し、そしてさまざまな処理を行う…というカメラです。(全天周ライトフィールドカメラについての説明は、明日にでも書いてみることにします)

 たとえば、下の動画は5000円ライトフィールドカメラで写している風景動画に関して、好きな箇所(距離)に焦点を合わせ、そしてそれ以外の領域をぼかすリフォーカス処理をしている動画です。安い1台のUSBカメラで全視点の画像を撮影しているので、1視点あたりの画像解像度はせいぜい200×200ピクセルと低解像度になってはしまいますが、自分が組み立てたカメラで簡単な処理コードを書くだけで、リフォーカス処理ができるのは結構楽しいものです。

 また、下の動画は光合成による開口径(絞り)可変処理を試している時に写し出されているものです。こうした後処理を必要とする状況がどれだけあるかは…疑問なところもありますが、やはり安く簡単に作ることができるお手製のシステムで、こうした実験ができるのは面白いと思います。

 というわけで、2016年の8月6日、7日は東京ビッグサイトでお待ちしております。いらっしゃる方がいましたら、「○×分後くらいに遊びに行くかも!」と伝えて頂ければ、(他を眺め歩きがちな)説明員も戻るようにしようと思います。

続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?






2016-07-23[n年前へ]

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?  share on Tumblr 

 クリエイターEXPO 2016 でマスダユタカさんのフォト・ポ(フォトポップアップ)を眺めた。15年くらい前、重ね合わせることでパノラマ世界を作り出すかのような路上写真、(マスダユタカさんらの) 非ユークリッド写真連盟による「フォトモ」がとても面白かったことを思い出しながら、ミニチュアな実写風景を平らな紙で作り出し・その立体風景を手で動かせることが心地良く感じた。

 同じペーパークラフトの引き出しに入るかもしれないけれど、山岡進さんの起こし文(おこしぶみ)はノスタルジックなのだけれど新鮮で、とても素晴らしかった。特にたくさんの懐かしい昔のお店を形作った葉書は、それらを並べ、昔の街並みを思い起こしてみたくなる。

 スマホで撮った風景写真を、平面の葉書に閉じ込めて、けれど後でインスタントラーメンみたいに簡単にホカホカ立体状態に戻すことができるツールがあったら面白いかもしれない。…今なら、目の前にある風景の色や明るさだけでなく距離を撮影することも簡単にできるから、そんなものを作ってみたくなる。

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?






2016-07-18[n年前へ]

大きな線香花火を作るのはやっぱり難しいよね!?の巻  share on Tumblr 

 「100本近くの線香花火に火を付けるとバレーボールサイズに膨らんだ」というtweetを眺め、そんなわけはないよなぁ…と考える。線香花火100本を線香花火1本と比較すると、体積では最大限でも100の3乗根、つまり約4.6倍でせいぜい野球ボール程度にしかなりそうにない。実際のところ、線形に重ね合わされるわけでもないから、そんなサイズにもならないに違いない。実際、引き出しに入っていた30本強の線香花火に火を付けてみたが、下に貼り付けたように「普通」としか言いようがないサイズである。

 …で、一体全体どうして引き出しに線香花火がたくさん入っていたかというと、「直径1メートルの線香花火を作りたい」という実験依頼を受けて、「火薬だけを体積的にまとめるのではなく・表面貼り付けの形とかにしないと難しいですね〜」とか「火薬類取締法的に何ですね〜」という試行錯誤をした経験があるため…なのである。大きな線香花火を作るのはやっぱり難しいのである。

2016-07-13[n年前へ]

5000円ポッキリで「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」を作ってみよう!?  share on Tumblr 

 「Lytro Cinema、それは光もモノも3次元的に記録する7億画素のビデオカメラ」という記事が面白かったので…けれど、そんなカメラが一体いつ手に入るのか?とか、お財布に小銭しか入ってない人(自分自身のことだけど)には買えないんじゃないか?と思ったので、5000円ポッキリで「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」を作ってみることにしました。

 最低限のコストで作る!となると、外装などにお金を掛けるわけには行きません。…というわけで、たとえば右の写真は、外装を作るためにくのスーパーに段ボールをもらいに行き、組み立て作業をしている途中の写真です。

 この段ボール製のカメラは、カメラの撮像面に84方向から届く光を記録する、あるいは、カメラを向けられた撮影対象物を、84視点から同時に撮影するカメラです。5000円で作るライトフィールド・カメラの原理は、とても簡単で(というかとても限定的で)、2500円のWEBカメラでトータル2500円ナリのレンズ・アレイ・シートで作り出した84視点の世界を撮影し、撮影された複数の光線場を使って色んな眺め方をしてみよう!というものです。

 今作成中のこのカメラ、8月6日・7日に東京ビッグサイトで開催されるMaker Faire Tokyo2016で展示予定です。展示ブースA-06-06番(「理科教育研究フォーラム」)という場所で、Ricoh Theta S用の360°ライトフィールド撮影キットやRicoh ThetaS用のハンドヘルド全天周ライトフィールド撮影カバー…などに興味がある方がいらっしゃれば、遊びに来て頂ければ(そして何より雑談させて)頂ければ幸いです。

5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!? 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?






2016-06-25[n年前へ]

続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料  share on Tumblr 

 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料でギネスカスケード(ギネスビールの泡下降)に対する近赤外撮影・泡速度分布計測の報告資料を公開しました。そのギネスカスケードの泡がどうなるかをシミュレーション計算してみた結果の紹介・講演スライドが公開されました。オープンCAE勉強会での講演内容は、ギネスカスケード計算と最適な泡のつぎ方…でしたが、今回公開されたのはその前半パートです。

 この講演スライドを眺めてから、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料の実験/計測結果を眺めてみると面白いかもと思いましたが、シミュレーション計算でも実験結果でも、動画を一緒に眺めないと面白さが伝わらないかもしれません。とはいえ、微小な泡が動く計測動画などは、Youtubeなどにアップロードすると「見るに堪えない」状態に情報圧縮されてしまいます。…というわけで、画質を損なわない動画ストリーミング・サービスがあれば(さらに欲を言えば、それがパワポスライドなどと連動したストリーミング・サービスがあれば)面白いかも、と思ったりします。

2016-06-24[n年前へ]

東工大(旧長津田キャンパス)最寄り駅の「すずかけ台」…駅名由来や花言葉  share on Tumblr 

 東工大(すずかけ台キャンパス:旧称 長津田キャンパス)に行くために降りたすずかけ台駅、ふとその名の由来を眺めた。…それは、「古代ギリシャの哲学者プラトンが開設した学園に植えられていた鈴掛の木にちなむ。春に咲く花は「枝に懸けられた鈴」のような果実を生み、花言葉は「天才」…良い名前を付けられたものである。

24 Jun 2016
 パーティーって「その一瞬の雰囲気」が大事だと思うんです。Ricoh Thetaみたいなものや、こんなバレットタイム映像は、何だかそんな「場」が記録されていいですね〜。

21:23:55 18th, June

東工大(旧長津田キャンパス)最寄り駅の「すずかけ台」…駅名由来や花言葉






2016-06-12[n年前へ]

「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料  share on Tumblr 

 第57回オープンCAE勉強会@関東(流体など)+門永様特別講演に参加してきました。特別講演の内容は、「ギネスビールの泡下降(ギネスカスケード)について、ピルスナービールとギネスビールにおける泡挙動を編微分ソルバであるOpenFOAMでシミュレーション計算して考察をしてみよう!」「さらに、美味しいビールの注ぎ方を考えてみよう!」というものでした。

 今回の勉強会では,門永様をお招きし,OpenFOAMを用いたビールの気泡シミュレーションについて講演を頂くことになりました.ビールの気泡シミュレーションの理論背景や計算結果について幅広く解説頂く予定です.気液混相解析に興味のある人,ビールの好きな人,奮ってのご参加お待ちしています!

 何度も一緒にビールを飲みながら、色々な経緯を経てバトンを渡した側として、やはりバックバンド的なサポートプレイヤーとしてサポートしたいよね!と思い、「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料を作って、技術発表セッションをしてきました。…ギネスカスケード現象に対して、OpenFOAMを用いて行われた3次元流体・泡連成シミュレーション計算や*、3次元断面的な近赤外線撮影動画を用いたPIV(速度場解析)が行われた…ギネスカスケード現象に対する現象解析としては結構面白い技術報告の場だったのではないか…と勝手に思っていたりします。

近日公開されるはずの流体計算プレゼンテーション資料は、とても面白いと思います。(公開されました:続 「ギネスカスケードの挙動を観測・計測してみよう!」のまとめ資料)

2016-06-05[n年前へ]

Ricoh Theta Sに撮影した風景はHMD(Oculus) で眺めた方が「あの時感じた風景」を思い出せるかも!?  share on Tumblr 

 昨年(2015年)の11月の満月の時期は、リコーの全天周カメラをタイの古都(スコータイやチェンマイ)やバンコクで持ち歩き、さまざまな条件の撮影を(コード書きつつ)トライしていました。今日は、その時にThetaを中心とする4πステララジアンの全方向風景をヘッドマウントディスプレイのOculus Riftで眺めてみました。…面白いのは、その時に眺めていた「気球上げコンテスト」や、みんなで借りた(チェンマイの安くて美味しい鍋屋さんに向かう途中の)乗り合いタクシーに乗っている時の感覚や、飲んだ後にピン川近くを歩きつつ眺めた空へと流れていく気球灯籠の景色は、妙味に沿った方向に視界を遮られたHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で眺める映像の方が、「的確」かも…と感じたりします。

 11月の満月の夜、最近10年くらいはタイのチェンマイに行くことにしています。昔、あの時眺めた景色を、あの時の視点から眺めたならば、一体どんなことを感じるのだろうか…?と考えたりします。

 空に灯籠を流す11月の満月の夜、初めてチェンマイ空港に着く前に、飛行機の窓から不思議な星空が見えたことを思い出します。その満点の数限りない星に見えたものが、全て空に流された灯籠だったと気付いたのは、空港に、そして街に着いてからでした。

 あの時眺めた風景を、その風景を眺めながら感じたことを、可能な限り伝えるための「道具」を探してみたくなります。

2016-05-29[n年前へ]

続々「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?  share on Tumblr 

 続「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?で撮影した、グラスに注いだギネスビールの泡が下へ下へと静かに沈んでいく「ギネスカスケード」の近赤外線による撮影を、今朝は朝日が地平線に昇る時間からリトライしてみました。…どういうことかというと、真横から指す「赤外線をタップリ含んだ(平面状の)太陽光で照らされたギネスビールのグラス断面を赤外線で撮影」し、グラスの中で生じている泡の動きを高精細に撮影してみよう!という試みをしてみたのです。

 下に貼り付けたGIF動画が、(朝日を浴びつつ)試行錯誤の末に撮影した結果です。グラス中央で上昇すると泡(やビール液体)と、グラスの端部分では下方へと押し下げられていくギネスビールと泡が見て取れます。…ちなみに、ギネスビールの泡の粒径は小さいために、流体と泡はほとんど同じような動きをします。

 ギネスビールのグラス内側で、「光る包丁」のような朝日につれられて上昇と下降をし続ける泡実験をしていると、そして告ぐ度にギネスビールを飲んでいると…「早朝からのギネスビールはイマイチ」ということに気付かされます。

続々「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?






2016-05-03[n年前へ]

ドローンヘリ映像から、熊本城の3次元像を生成してみる…。  share on Tumblr 

 ANNnewsCHの熊本城のドローン撮影映像から、3次元点群やポリゴンを作成してみた。撮影したドローン技術屋さんが、地震後に傷ついた熊本城の姿を映し出すためにどのようなドローン軌跡を描いたのかとか、そんなことが目に見えてくるのは興味深い。

 そしてまた、ドローン映像だと「その瞬間」にカメラに写る映像しかわからないから、地震の時に「瓦が落ちたのはほぼ天守閣だけ」なんてことも、映像には確かに写っていても意識することは難しい。けれど、こんな3Dモデルを、自分の意識に沿って、自分の腕でマウスを動かして、自分の目でゆっくり眺めてみれば、容易にわかったりもする。

ドローンヘリ映像から、熊本城の3次元像を生成してみる…。






2016-04-30[n年前へ]

続「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?  share on Tumblr 

 「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?で、グラスに注いだギネスビールの泡が下へ下へと静かに沈んでいく「ギネスカスケード」を、近赤外線で撮影することで「可視光では見えないギネスビールの内側の泡の動き」を可視化してみました。今日は、撮影を再度行った上で、撮影した動画にParticle Image Velocimetry(PIV)を掛けて、速度場を出してみることにしました。

 まず、今回再撮影した動画は、近赤外線カメラのピント位置をグラス中央にして、グラス中央断面の泡が(他の場所の泡に対して)写りやすいようにします。本来は、投光する近赤外線光もグラス中央断面にのみに平面状で当てることで、さらにグラス中央断面に沿った泡のみが写るようにしたいところですが、今回はカメラのピント位置調整だけを行いました。その状態で撮影したのが、下に貼り付けた動画です。ちなみに、撮影した場所は、右に貼り付けた画像のように、グラスの真ん中あたりの領域です。

 Youtubeにアップロードした動画では、画像圧縮のために泡が見えづらいですが、それでもグラス中央で立ち上る泡や、グラス端部に近い領域では沈降していく泡のようすが動画から見てとれます。泡の動きを描いた矢印の色は上下方向の速度を示していて、赤い色で描かれた矢印は上昇速度が速い泡が多い状態です。グラス中央では、上向きの赤い矢印が多い…つまり、グラス中央部では泡が上昇していることがわかります。

 そこで、PIVにより描き出したギネスカスケード中の速度場のようすが、下に貼り付けた図です。(動画では視認される)グラス外周の泡沈降のようす抽出できていませんが、グラス中央で生じている泡が上昇しているさまは見えています。ギネスビールが可視光では黒茶色で不透明なために、不思議に見えるギネスカスケードですが、近赤外線で撮影した上で泡の動きの速度場を眺めてみると、自然で当然の現象であることがわかります。

続「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?続「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?続「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?






2016-04-27[n年前へ]

「(泡が下へ沈んでいく)ギネスカスケード」を近赤外線で撮影してみよう!?  share on Tumblr 

 もう3年近く、知人のシミュレーション屋さんが「ギネスカスケード」シミュレーションを続けている。「ギネスカスケード」というのは、グラスに注いだギネスビールの泡が、下へ下へと静かに沈んでいく現象だ(参考:続 「ギネスビールの下に沈む泡」をOpenFOAMで計算してみよう!?)。この現象を、偏微分方程式ソルバのOpenFOAMで計算するだけでなく、(計算の信頼性を上げるべく)実験を比較している。

 ただ、ほんのかすかに少しだけ残念なことに、実験撮影動画の方は、グラスの外部から見た・その表面から見える泡のようすしかわからない。なぜなら、濃い黒茶色のギネスビールでは、グラスの内部で何が起きているかはわからない。シミュレーション動画では、ギネスビールが注がれたグラスの内部挙動がわかる一方で(そういうことができるのがシミュレーションの良さでもある)、実験動画の方ではほんとうに外部表面のさましかわからないのが少し残念だ。

 …というわけで、近赤外線カメラで「グラスにギネスビールを注いだようす」を撮影してみた。つまり、近赤外線の目で眺めれば、ギネスビールはほぼ完全に透明なので、グラス内部でどんな流体と窒素の泡の相互作用が起きているかを(シミュレーション動画と同様に)眺めることができる…というわけだ。下に貼り付けた動画は、透明なグラスに透明なサイダーのような炭酸飲料を注いでいるように見えるが、実際には透明なグラスに、(可視光では不透明で濃黒茶色の)ギネスビールを注いでいるようすである。

2016-04-24[n年前へ]

「かぐや」が眺めた月の姿を眺めてみよう!?  share on Tumblr 

 「かぐや」が撮影した画像データを使った月球儀コントローラがとても面白かったので、(国土地理院のドローンヘリが撮影した動画映像から、阿蘇大橋近くの3次元地形図を生成してみたのと同じように)かぐや撮影画像(©JAXA/SELENE)からphotogrammetry的に3次元メッシュ生成して表示してみました。WEBサイト(ソフト)で公開されている3Dレンダリングソフト画像をもとにして、月の表面に刻まれた、過去の月表面への衝突が作り出したクレーターの凹凸地図を今や誰でも描ける…というのは不思議な気分です。

空の声が聞きたくて、風の声に耳すませ、
海の声が知りたくて、君の声を探してる。

「海の声」 篠原誠

「かぐや」が眺めた月の姿を眺めてみよう!?「かぐや」が眺めた月の姿を眺めてみよう!?「かぐや」が眺めた月の姿を眺めてみよう!?






2016-04-23[n年前へ]

国土地理院ドローンヘリ映像から、阿蘇大橋近くの3次元地形図を生成してみる…。  share on Tumblr 

 福岡県西方沖地震の後に、国土地理院がドローンヘリで撮影した動画を元にした3D地形図が公開されている。撮影動画自体もYoutubeで公開されているので、その動画を使って(自分でも)撮影されている風景の3次元形状復元をしてみた。たとえば、下のレンダリング画像は、得られた3次元メッシュを(モデラ・レンダラの)Blenderでレンダリングしてみたものだ。

 また、自分で3次元形状を生成してやれば、さらに下に貼り付けたような(国土地理院が提供している3Dマップより)高解像度な形状を得ることもできる。そのようにして得られた3次元の世界を、たとえばヘッドマウントディスプレイ(HMD)で立体視したりすれば、土砂の流れもわかりやすく感じられる。

 今や、簡易なフルカラー3次元空間程度のものであれば、スマホで撮影した動画や、TVで流れているような誰かが撮影した空撮動画などからでも、誰でも作れる時代だ。

国土地理院ドローンヘリ映像から、阿蘇大橋近くの3次元地形図を生成してみる…国土地理院ドローンヘリ映像から、阿蘇大橋近くの3次元地形図を生成してみる…国土地理院ドローンヘリ映像から、阿蘇大橋近くの3次元地形図を生成してみる…国土地理院ドローンヘリ映像から、阿蘇大橋近くの3次元地形図を生成してみる…。国土地理院ドローンヘリ映像から、阿蘇大橋近くの3次元地形図を生成してみる…。






2016-04-17[n年前へ]

「レーウェンフックのスケッチ」と「フェルメールと印刷プロセス」  share on Tumblr 

 「レーウェンフックのスケッチは、あの画家フェルメールが描いたという説が!」というコメントを理科実験界隈で聞いた。それを聞いた時に考えたことを、少しここに書いてみる。

 この「説」が流れ始めたのは、「あの」福岡伸一さんの影響だろうか、たとえば(ANAが出している雑誌記事で最初に見た気もするけれど)右に貼り付けたような新聞記事にもなっている。…けれど、この記事にはいくつもの疑問がある。福岡先生は、オリジナルの手稿(オリジナルの素描)の変遷を時代的に追えるほどに十分に見たのだろうか?とか、そもそもレーウェンフックが観察を行い・その記録を出版した多くの時代はフェルメールが亡くなってからだということはどう説明するのだろう?とか、そもそも「(当時は)熟練のーけれど油彩画ではなくてー別種の画家の力を借りるのが当然だった」ということに言及していないのはなぜだろう?といった疑問だ。

 今現在眺めることができる「レーウェンフックが描いたスケッチ」というものは、多くのものが「レーウェンフックの自筆スケッチ」ではない。英国の王立学会(王立協会)の解説記事がわかりやすいけれど、現在「レーウェンフックのスケッチ」として眺めることができるほぼ全ての絵は「レーウェンフックの自筆スケッチとコメントを元にして銅版画家(油彩画画家ではなく)」が描いた上で印刷されたイラスト」だ。ちなみに、左下にはりつけたのは、王立学会解説記事で使われている希少なこれは希少なレーウェンフックの自筆スケッチで、右側はそれを銅版画家がトレースして(そのプロセスから必然として)反転すると同時に、(レーウェンフックの観察文言を元にして)銅版画家の想像力が作り出した銅版画化された世界だ。

 当時の印刷プロセスを考えれば、その当時の時代技術を考えれば当然のことであるのだけれども、「描いた絵」をー銅版画家ーが描き直す必要があった。もちろん、そもそも「絵を描くこと」ができない研究者も多いので、(王立学会記事にしたがえば、”レーウェンフックの場合は、本人が元スケッチを描いた”けれど)他の研究者の場合にはー銅版画家に回す前にーまず最初の画家に描いて貰うことで=観察した研究者・イラストを描く画家・銅版画家…のトータル3人の感覚に描画技術を経て作り出されるのが普通だった。もちろん、当時は銅版画家が「想像で書く」ことも一般的だったので、レーウェンフックの自筆スケッチと観察文面とを踏まえて、銅版画家が想像力で加筆をすることも普通だった。つまり、「科学者が(銅版)画を描く技術が無いので、(銅版)画家に描いてもらう」ことは普通だった。

 福岡伸一さんが書かれる一連の記事は、まるで小保方さんのように「人が欲しがるもの・ツボ」に通じていて…だから、そういうコメントが(興味を惹くために)理科実験界隈で出てくることについては…何か少し考えさせられてしまったりする。

「レーウェンフックのスケッチ」と「フェルメールと印刷プロセス」「レーウェンフックのスケッチ」と「フェルメールと印刷プロセス」「レーウェンフックのスケッチ」と「フェルメールと印刷プロセス」「レーウェンフックのスケッチ」と「フェルメールと印刷プロセス」