hirax.net::inside out

最新記事(inside out)へ  |   年と月を指定して記事を読む(クリック!)

2016年11月 を読む << 2016年12月 を読む >> 2017年1月 を読む

2016-12-03[n年前へ]

グラス片手に楽しく読めるシャンパンに関する計算や可視化解説  share on Tumblr 

 普段はシャンパンなんて飲まないにも関わらず、クリスマスが近づくと風物詩的に少しだけ飲んでみたくなる。そんな時期に眺めてみるととても面白そうな「シャンパンに関する計算や可視化解説」があった。このConvective Mass Transfer in a Champagne Glass (Fabien Beaumont, Gérard Liger-Belair and Guillaume Polidori)が楽しいのは、登場する計算式が比較的簡単でわかりやすいということもあるけれど、何よりシャンパンが注がれたグラス内から立ち上る気泡を可視化したさまがとても美しく、その写真に思わず目を惹かれ、魅入られてしまうからだ。

 アルゴンレーザーでシート状に光を照射して、シャンパンガラス周りでレーザー光が屈折してしまわないように、シャンパンを入れたグラスを水槽中に浮かべ、グラスを切断するように横から当てたレーザー光で浮かび上がらせた泡の動きは、ただ眺めているだけでも不思議に心地良くなる。

グラス片手に楽しく読めるシャンパンに関する計算や可視化解説 グラス片手に楽しく読めるシャンパンに関する計算や可視化解説 






2016-11-15[n年前へ]

空に浮かぶ雲の大きさから、雲の高さや地球の大きさを推定する方法  share on Tumblr 

 青空に浮かぶ白い雲を眺めながら、こんなことを訊かれたことがある。

「たとえば、南の空に浮かぶ、天頂からちょうど40度くらいの角度の雲までの距離や高さを、眺めた景色から計算することができる?」

 雲の高さやその雲までの距離、それらを一体どうやったら知ることができる?という質問だ。もちろん、気象に詳しい人なら、たとえば「あれはひつじ雲で、近くの山の高さと比較すると、多分高さは3千メートルくらいだろう」という具合で、雲の種類や見え方から、雲の高さを知ることができるかもしれない。そして、雲の高さがわかってしまえば、雲までの距離を計算するための式は幾何的に導出することができる。それは、雲の高さをr、天頂からの角度をαとし、地球の半径6371kmをRとしたこんな式だ。

 実際のところ、雲の高さや距離は、どちらか片方がわかってしまえば、もう片方は自動的に求まる性質のものだ。前述の「雲までの距離」を計算するための式は、雲の高さr、雲の天頂からの角度α、地球の半径Rという3つのパラメータを用いたものだから、天頂角度α、地球半径Rがわかっている限りは、雲の高さか雲間での距離のどちらか片方がわかってしまえば、残りひとつの未知数は単純に計算することができる。たとえば、雲の高さを地上から2000mに固定すると、雲が見える方向(天頂からの角度)に応じた雲までの距離は、次のようなグラフとして描くことができる。

 けれど残念なことに、その時のぼくには、雲や気象に関する知識がほとんど無かったので、「一体どうすれば雲の高さや距離を知ることができるのだろう?」と考えながら、ただ黙っていた。

 目の前の景色から雲の高さと距離を知る方法を尋ねられてから何年も経った今日、バンコクの空に浮かぶ雲を眺めながら、こんな「空に浮かぶ雲の高さと距離を推定する方法」をふと思いついた。それは、こんな考え方だ。

 雨季から乾季を迎えたバンコクの青空には多くの「わた雲」が浮かんでいる。このわた雲たちはどれも同じ物理現象の結果生じたもので、いずれもとても安定な状態で空に浮かんでいるのだ。だとしたら、きっと似たような大きさをしていると考えるのが自然だろう。そしてまた、大気気象的には、どの雲の底面も地上からの高さはほぼ同じになっているはずだ。

 そして、雲の「天頂からの角度」と「見た目の大きさ」は、眺めた景色から知ることができる。だとすれば、雲までの距離は雲の見た目の大きさに(比例係数をsとして)反比例しているという関係を使って、上述の式に、雲の「見た目の大きさと天頂からの角度」を既知(わかっている数値)として代入すれば、雲の高さrと比例係数sを2未知数とした方程式ができあがる。それはつまり、距離が異なる2個以上の雲の大きさを観察して、その雲の大きさや場所を代入した連立方程式を解けば、雲の高さや距離がわかる、ということになる。

 ためしに、バンコクで眺めた雲の位置と大きさの関係をデジカメ撮影画像から算出して、散布図にしたのが下左図だ。天頂から離れた「遠い」雲ほど小さいという単純な関係だ。この雲の位置と大きさを観察した関係から、雲の高さrと比例係数sを「手動で」フィッティングしてみると、たとえば、雲の(底面)高さが500mの場合で、下右図のような対応となる。この数日が真実と近いのか・遠いのかはわからないけれど、こんな風に、原理的には、大きさが同じ雲の位置や大きさがどのように見えるかを調べてやれば、雲の高さや雲までの距離は知ることができる…かもしれない。

 …「原理的には」「かもしれない」と書いたのは、前述の式は、雲の高さrを求めるには精度が低い式だからだ。式自体は「”地球の半径+雲の高さ”を半径とする円」と「雲を見上げた視線の直線」の交点から導かれる方程式で、雲の高さが地球半径に比べて遙かに小さいために、精度良く雲の高さや雲間での距離を求めることは、おそらく難しいからだ。

 地球の半径に比べて雲の高さが遙かに小さいから、この方程式を使っても雲の高さを求められない?…だとしたら、頭上から地平線近くまで散らばる雲の大きさとこの連立方程式を使って地球半径を計算してみるのはどうだろう?この方程式は、雲の高さr、雲の天頂からの角度α、地球の半径Rという3つのパラメータを結びつけるものだから、たとえば「雲の天頂からの角度αは見たままに、わた雲の高さrは気象の知識や周りの山などの比較から地上500mとする」というように考えれば、あとは雲の大きさから地球半径Rを求めることができるかもしれない。

 ためしに、上に使ったデータで最小二乗フィッティングを行ってみると、地球半径R=約6万2千kmという結果になった。教科書に載っている地球の半径約6千3百kmと比べると、10倍ほども大きい巨大な地球になってしまった。良い結果を得ることができたとは全く言えない。

 その理由は、地平線近くの遠い雲といっても、自分を中心にした数十km程度の距離しかないので、その見え方から直径にして1万2千kmもの地球の大きさを計算するにはとても無理があるからだ。

 けれど、青空に広がる雲を眺め、雲の位置や大きさがどんな風に見えるかを調べて、地球の大きさを求めてみることができるかもしれないと考えると、何だかとてもワクワクさせられる気がする。

空に浮かぶ雲の大きさから、雲の高さや地球の大きさを推定する方法空に浮かぶ雲の大きさから、雲の高さや地球の大きさを推定する方法空に浮かぶ雲の大きさから、雲の高さや地球の大きさを推定する方法






2016-10-29[n年前へ]

「眼球の型をしたピンホールカメラ」模型を作ってみよう!?  share on Tumblr 

 小学生高学年向けのこどもたちに「見えないものを観てみよう!」という実験授業をするために、「眼球の型をしたピンホールカメラ」模型を作ってみました。…どういうことかというと、授業内容は「自分の目で見ることができる可視光な世界を踏まえつつ、それとは異なる非可視な電磁波で世界を眺めてみよう!」というものなのですが、そのためには「私たちが(人それぞれ)どんな風に世界を眺めているのか」を説明する必要があるのかもしれないと思い「見ることができるもの」を話すための補助資料を作ってみようと考えたわけです。

 そこで、以前作った全球ディスプレイを作るためのパーツを利用して、「眼球の型をしたピンホールカメラ」模型を作ってみました。直径30cmほどの白球体に、瞳形状の絞りを貼り付けて、さらに瞳中心にはレンズを固定して…網膜に映る映像を(眼球の後ろ側から)の眺めることができる模型を作ってみました。

 後は、この眼球模型に錐体や錯体を(人それぞれの比率や分布で)貼り付けてみると面白そうですが…そういう仕組みを見せるなら、この球体を全球ディスプレイとしてPCから表示する方が適切なのかもしれません。

「瞳型したピンホールカメラ」模型を作ってみよう!?「瞳型したピンホールカメラ」模型を作ってみよう!?






2016-10-23[n年前へ]

弾丸2泊1日的、香港経由の深圳アプローチ最適解!?  share on Tumblr 

 香港・日本間の片道航空券が380円(香港エクスプレス航空)で売られたりもしている今日この頃、その類のチケット、日本深夜発(早朝香港着)で、深夜香港発(早朝日本着)便で中国深圳に行ってきたので、「お金と時間」を最適化する「2016年度版、弾丸2泊1日的、香港経由の深圳アプローチ最適解」をメモしておきます。

 早朝香港着で「その時間に動いている交通手段も限られて」、さらにその当日にはもう日本に戻る「時間が貴重なコース」となると、香港空港からエアポートエクスプレス経由で香港市街に入り、MTR経由で深圳に入りたくなります。そして、このエアポートエクスプレス+MTR経由コースは、日帰り往復コースなら、コストパフォーマンスがとても良くなります。

 なぜかと言うと、150香港ドルで買うことができるオクトパスカード(Octopus Card 八達通)を使うと、

  1. オクトパスカードでエアポート・エクスプレスに乗車すると、同日の帰りのエアポート・エクスプレス乗車が無料
  2. エアポート・エクスプレスに乗車した後に1時間以内に乗継いだMTR線の料金が無料
  3. 九龍駅と香港駅から街中へ走る何種類もの無料シャトルバスに乗ることができる
  4. 九龍駅と香港駅にある航空会社カウンターでオクトパスカード使ってインタウン・チェックインすると、手続き直前に(オクトパスカードで)乗車したMTR料金が無料
というサービスがあるからです。このオクトパスカード3大サービスを使うと、「エアポートエクスプレスで香港空港→(たとえば)九龍駅・MTRに乗り換えて九龍駅→羅湖駅/羅湖駅→九龍駅、九龍駅でインタウンチェックイン/(シャトルバスで移動して)自由時間/九龍駅→香港空港」という経路を辿ることで、香港空港から深圳(香港側としては羅湖駅か落馬洲駅)までの往復運賃が、(たとえば上記の香港駅でエアポートエクスプレスとMTRの乗り換え/インタウンチェックインを行った場合なら)全てコミコミなんと90香港ドル(約1200円)でできることになるからです。

 弾丸2泊1日的、香港経由の深圳アプローチをする場合には、早朝に香港国際空港に着いたら、空港内セブンイレブンでオクトパスカードを購入し、(たとえば)九竜駅経由で深圳往復をして、九龍駅などでインタウンチェックインをした上で、無料シャトルバスで香港市街を堪能し、その後エアポートエクスプレスで香港国際空港に戻り、オクトパスカードを払い戻す(60香港ドル返却される)…というのが、もしかしたら最適解、かもしれません。

2016-10-16[n年前へ]

「現実にはありえない」照明状態の「道路沿いのパラドクス」を現実にしてみよう!?  share on Tumblr 

 アニメーションの作画をする際に、絵の印象を良くするために「現実にはありえない」照明状態で描くという「道路沿いのパラドクス」テクニックの話を面白く読みました。この話を読みながら、ふと「そんな不可能立体を杉原厚吉先生風に現実に作り出してみるのも面白いかも」と考え、雑に適当に「現実にはありえない」照明状態の「道路沿いのパラドクス」を現実にしてみました。

 雑に3Dラクガキした程度なので出来はイマイチだったり、「そもそも現実にはありえない」感じが増幅しただけ…のような気もしますが、とりあえず「がんばりました」と日記には書いておくことにします。

「現実にはありえない」照明状態の「道路沿いのパラドクス」を現実にしてみよう!?「現実にはありえない」照明状態の「道路沿いのパラドクス」を現実にしてみよう!?






2016-10-09[n年前へ]

尿跳ねを解消する「究極小便器」と「尿跳ねを防ぐ2つのコツ」  share on Tumblr 

小便飛び散り(尿跳ね)が起きる理由

 小便の飛び散り(尿跳ね)、特に男性が小便器を使う時の尿跳ねは、便所の汚れや匂いを発生させたり、跳ね返った尿が衣服に付いたりもする、男性の頭を悩ます大問題です。この尿跳ねは一体なぜ起きるのでしょうか? その理由は、「便器にぶつかる瞬間に小便(尿)が持っていた運動エネルギーのせい」です。勢いよく飛んできた尿が便器にぶつかった瞬間、尿はその勢いを止めきれず、まるで何かにぶつかった水風船やスーパーボールが飛び跳ねるように、便器の表面から空中へと跳ね返っていくのです。
 もちろん、尿が跳ね返らないこともあります。それは、尿には便器表面に付着しようとする力も働くので、たとえば尿が便器に向かって斜めにぶつかってきた場合などは、その力によって「尿は便器表面に沿った方向に流れていく」ようになるからです。
 それなら「尿が付着しやすい便器を作ってしまえば、尿ハネが解決して最高じゃない!?」となるかというと、話はそう簡単ではありません。なぜなら、便器に付いた尿は「跳ねなくなる」かもしれませんが、「尿汚れが落ちにくくなる」ということにもなってしまうからです。

尿跳ねを防ぐ、未来の「究極小便器」

 それでも「尿跳ねを防ぐ究極の小便器」を作りたい!というプロジェクトがあります。UrineLuckと名付けられたこのプロジェクトは、「尿が便器に向かって斜めにぶつかってきた場合には尿跳ねはしない」ということを利用したものです。 便器面に鋭い板をたくさん取り付けて、飛んできた尿がそれらの板に沿って流れていくように設計されているのです。また、さらに、便器の奥面に向かって尿が勢いよくぶつかったとしても、尿が跳ね返ってくることができない板を斜めに曲げつつ配置させることで、尿跳ねを全く生じさせない究極の小便器を実現するというのです。この小便器が搭乗したら、まさに理想の小便器になりそうです。

先から20cm以内、便器面に30度以下の角度ですれば、飛び散らない

 けれど、究極小便器が一般的になるのは未来の話。そんな小便器はまだ身の周りにはありません。それでは、尿跳ねを防ぐには、一体どうしたら良いでしょうか? 米国ユタ州立大学Splash Labの研究によれば、男性器先端から放たれた尿があまり長く空中を飛ぶと、その間に細かに別れてしまうために便器に当たった時の尿跳ねが(尿が便器表面に付着し続けることができず)避けられなくなってしまうといいます。 また、ハーバード大学の研究報告の中にある実験データをもとにすると、尿が便器にぶつかるときの角度が30度を超えると尿跳ねが起きやすい、ということがわかります。 つまり、これらの研究結果を合わせると、尿跳ねを防ぐための2つのコツがわかります。 ・(先端から出た尿を)飛距離20cm以内で ・便器に沿って斜め30度以下の(小さな)角度でぶつかる ように小便をすれば「尿跳ねは起きにくい」のです。

尿跳ねを解消する「究極小便器」と「尿跳ねを防ぐ2つのコツ」尿跳ねを解消する「究極小便器」と「尿跳ねを防ぐ2つのコツ」尿跳ねを解消する「究極小便器」と「尿跳ねを防ぐ2つのコツ」






2016-10-02[n年前へ]

続「その瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していく」  share on Tumblr 

 一年前の2015年の秋頃に、自転車を漕ぎつつRicoh Theta Sを手に持って、バンコクの裏小路を撮影してみました。その(色んな場所から眺めた)撮影映像を元にして、路地裏の構造を表す3次元情報や、眺める場所・方向に応じて見える風景を表現する関数を推定・生成してみました。下に貼り付けた動画は、その3次元情報のみを使ってレンダリングしてみたものです。

 日記に「その瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していく」として書いたように、ポケットに入るくらいの安い(スマホや安カメラといった)機材で、3次元の空間情報あるいは眺める時間空間方向に応じた見え方をキャプチャするようなことも簡単にできたりします。今年2016年の秋頃には、一体どんな世界を切り取ることができるのだろう?と考えたりします。

 今この瞬間の世界で、未来に残したいと誰かが思う場所があれば、その場所を知りたいと思います。その場所に行って、その3次元情報や見え方を表す関数表現や、記録できる限りの多くの情報を眺めに行ってみたい…と考えたりします。

2016-10-01[n年前へ]

Ricoh Theta で実世界情報を手に入れて、非現実の世界を作り出してみる!?  share on Tumblr 

 持ち歩き用カメラの2016年上半期Best Buyと言えば、それはもちろんRicoh Theta S。…かどうかはわからないけれど、今年の春先にRicoh Theta S撮影動画用に書いたコードを少し修正した上で、そのコードと Theta Sで「作業部屋」を実世界キャプチャしてみました。そして、実世界の情報をPCの中に取り込んだなら、次はその世界を色々と加工してみたくなります。

 …というわけで、取り込んだ実世界を海面の上に浮かべてみました。たとえば海水面が上昇し、「作業机」が海辺になったなら?的世界を作り出してみた…というわけです。実世界のさまざまなデータをTheta Sで手に入れたなら、「実世界を自由自在に加工できたりする」のが面白いところです。

Ricoh Theta で実世界情報を手に入れて、非現実の世界を作り出してみる!?Ricoh Theta で実世界情報を手に入れて、非現実の世界を作り出してみる!?Ricoh Theta で実世界情報を手に入れて、非現実の世界を作り出してみる!?Ricoh Theta で実世界情報を手に入れて、非現実の世界を作り出してみる!?






2016-09-25[n年前へ]

無限に続く「上昇と下降」をピアノとエッシャー版画で味わってみる  share on Tumblr 

 20年近く前、無限に上昇・下降し続ける「無限音階」を作ってみた。まるで、エッシャー(M.C.Escher)が何種も描いた無限に続く「上昇と下降」の版画を目で眺めた時のように、無限にただ一方向に上昇と下降が続き…けれど、いつまでも同じあたりの場所を廻り続ける音が奏でる「上昇と下降」を聴くと、何だか不思議な気持ちになる。

 エッシャーが描いた「無限の階段」の版画も、ピアノが奏でる「無限の音階」も、美術と音楽の違いはあるにせよ、ほぼ同じようなテーマだ。そんな同じモチーフのものは、共に味わってみたくなる。…そこで、今日はYoutubeにあったエッシャーの「上昇と下降」を3次元的に表したビデオに、ピアノが響かせる「無限音階」を重ね合わせてみた。

 今朝起きて、「エッシャーの無限階段」と「無限音階」を組み合わせると面白そうだから、そんなものを作ってみよう!と考えた。そして、それ風のものを作った後に、「エッシャー 無限音階」でGoogle検索してみると、同じことを考える1998年の自分がいた。…エッシャーの版画世界を眺めてみよう!と思ったけれど、どうやらその世界で歩き続けていたのは自分自身だったようだ。上昇か下降かはわからないけれど、少し不思議な気持ちになってくる。

2016-09-24[n年前へ]

その瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していく  share on Tumblr 

 自分を囲んでいる周りの世界を、あるいは掌の上に載せたものを、他の誰かに見せるために、いつか自分で眺め返す時のために、その瞬間にできる最大限のやり方で記録しています。…といっても、重い特殊な機材を持ち歩くのは辛いので、その時手にしたお手軽機材で、けれど時間が許す限りのやり方で、目にしたものをリアルに撮影したりしています。

 たとえば、2014年くらいのタイ・バンコクでは、自転車でうろうろする時、いつでも全天周の動画を撮影していたりしました。そして、1年後の2015年には同じく自転車で通り抜けたバンコク路地裏は、3次元で(暗い部分から輝いている部分まですべて記録する)HDRな世界になっていました。あるいは、チェンマイで11月の満月に眺める「空へ灯籠を流すお祭り」をヘッドマウントディスプレイを掛ければ、もう一度眺めたりすることができます。

 今年は、色んな物質で作り上げられた周囲の世界を、その素材感を伝える特性や立体的な形も含めて撮影することがようになりました。たとえば、安っぽいプラスチックの外装や、油で汚れて鈍く黒光りする金属塊や、年期を経た木板のさまを、リアルに写し出してコンピュータ画面の中で眺めることもできるようになりました。本当の世界ほどにリアルではないけれど、現実が持つ複雑なさまを、少しづつ記録して残すことができるようになっています。

 2016年の今年は、やはりバンコクを自転車でウロウロしつつ、記録する情報の次元や内容を、またバージョンアップできたら面白いな!と思っています。遠くに見える大通りを走るバスや、近くの路地裏を区切る土壁や、店の机に並ぶアジアな小物、そんなものを昨年より少しでもリアルに記録できたら面白いな、と思っています。

その瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していくその瞬間に眺めた世界をいつでもリアルに記録していく






2016-09-26[n年前へ]

2001年と2011年、テレビ画面の向こうに観た景色。   share on Tumblr 

 アニメ映画「君の名は。」を観た。本当のところ、実際のところは、何も知らないけれど、2011年の日本で強く感じたことを原動力にして作り上げられた、綺麗なジュブナイルに思えた。その「君の名は。」をひいて2011年米国映画「Source Code」を紹介しているコメントをFacebookで読んだ。

 「君の名は。」も「Source Code」も…そのどちらも、名前も知らない少なからずの人たちが”あるできごと”に巻き込まれ、それを第三者として眺めた人が”あの時何ができたか・その時何ができるか”を考えたことから始まる物語だと思う。そして、多くの物語がそうであるように、そのストーリーを精一杯辿っていくことを経て、(名前も知らない)他の人たちの物語”がそれぞれ浮かび上がってきて、そして何より自分自身(の物語)を発見していくという…いわゆるひとつの物語の王道だと思う。 

 2001年の秋にTV画面の中で理解しがたく観ていたことや、2011年の春の午後に、やはりTV画面の向こうに信じがたくリアルタイムで観た映像や、それをきっかけに人生を大きく変えていった親しかった人たちのことを思い起こすと、少しだけ・ほんの時々だけど、”あの時何ができたか・その時何ができるか”とか考えてしまう。

2016-09-06[n年前へ]

Dual Pixe Raw画像から距離(深度)マップを作成してみる!?  share on Tumblr 

 撮像素子の各画像素子を2分割して、その情報差を使って任意の場所でオートフォーカスしたりするための生画像データ(Dual Pixel Raw画像)を展開するソフトが公開されていました。 そのツールを使って(微小距離離れた)2視点から同時撮影された画像の情報を元に、言い換えれば2視点(AとB)に記録された光情報をAとA+Bという2形態で記録された画像データとして展開し、写された景色までの距離を各画素毎に算出した深度マップを計算してみました。といっても、やったことは単純で、2視点で撮影した画像パターンの相関をもとに三角測量的に距離を出してみたのが、下に貼り付けた画像です。

 そしてまた、推定した距離画像に、RGB色画像をテクスチャマッピングして3次元的に眺めてみた例が右の画像です。近景を歩く数人と、その後ろに広がる遠景が形作る箱庭のような風景をこんな風に3次元グラフとして眺めてみるのも面白いような気がします。

 ちなみに、Dual Pixe Raw画像から得られた2視点画像を、「視差アニメーションGIF」的に眺めてみたアニメーションは下動画のようになります。立体感をどれだけ感じるかは微妙ですが、割と面白い結果が得られたので、ここにメモしておくことにします。

Dual Pixe Raw画像から距離(深度)マップを作成してみる!?Dual Pixe Raw画像から距離(深度)マップを作成してみる!?






2016-08-31[n年前へ]

100円ショップのダイソー凹面鏡(200円)で、シュリーレン光学系撮影をしてみよう!?  share on Tumblr 

 空気中の屈折率分布・密度分布を可視化するシュリーレン撮影のデモ映像で、「たて v.s. ほこ」的にドライヤー2本が勝負をし合う動画を面白く楽しみました。それが、下に貼り付けた動画です。

 面白く楽しいなら、それはもちろん真似てやってみよう!というわけで、100円ショップのダイソーに行き、一個200円ナリの大型凹面鏡を2個買い、シュリーレン光学系を簡易的に組んでみました。組んだ光学系は、おおよそ右のようなレイアウトです(右の写真はカメラ画角に納まるように、実際に使用したレイアウトより少し小さく配置しています)。また、使ったライトは机の上に転がっていた、小さなLEDライトスタンドです。

 この凹面鏡2個のトータル400円ナリで作ったシュリーレン光学系、雑極まりない作りですが、ライターから出るガスや炎の動きを可視化するくらいならとても簡単にできます。空気のような「その動きを普通は目にすることができないもの」が一体どんな風に流れているのか、それを眺めることができるというのは意外に楽しいものです。…というわけで、100円ショップのダイソー凹面鏡(200円)で、シュリーレン光学系を組んでみて、遊んでみるのは少しお勧めです。

 100円ショップでどんなもの買い、そしてどんな風に並べれば超簡単なシュリーレン光学系撮影実験をすることができるか…は明日以降に書いてみることにします。

100円ショップのダイソー凹面鏡(200円)で、シュリーレン光学系撮影をしてみよう!?






2016-08-28[n年前へ]

ダイソー100円4弦ギターに振動ピックアップを取り付けて、PCやスマホで化粧させつつ遊んでみる!?  share on Tumblr 

 100円ショップの「ミニ竹製ものさし+輪ゴム」セットにアンプを付けて、で沖縄三線気分に浸ってみるで物体の振動をピックアップする回路を作ったので、今日は100円ショップのダイソーに行き、消費税込みトータル108円でギターみたいなマンドリンみたいな4弦の楽器玩具を買ってみました。

 ダイソー4弦100円ギター風で/マンドリン風でもある玩具楽器に、Maker Faire Tokyo 2016 で見かけた振動ピックアップマイク回路を取り付けて、その振動信号をノートPCで適当に超化粧させてみた録音動画が下に貼り付けたファイルになります。…ちなみに、録音作業は風呂場にノートPCと100円4弦ギターを持ち込んで、適当にジャカジャカ弾いてみたのですが…単三電池4本の回路なら、お風呂でギターな感電死なんて発生しないデスよね?

ダイソー100円4弦ギターに振動ピックアップを取り付けて、PCやスマホで化粧させつつ遊んでみる!?ダイソー100円4弦ギターに振動ピックアップを取り付けて、PCやスマホで化粧させつつ遊んでみる!?






2016-08-27[n年前へ]

100円ショップの「ミニ竹製ものさし+輪ゴム」セットにアンプを付けて、で沖縄三線気分に浸ってみる。  share on Tumblr 

 Maker Faire Tokyo 2016で眺めたYamahaの手作りIoTギターが面白かったので、振動ピックアップ/アンプ用のセットを作り、100円ショップで買ったミニチュアな竹製ものさしに輪ゴムを回して、拾った振動をスマホアプリでエフェクト掛けて、沖縄三線を弾いているような気分に浸りつつ楽しんでみました。

 作った振動ピックアップ/アンプとスマホをいつでも持ち歩けば、身の周りにあるものを、いつでも楽器に見立てて楽しむことができるかもしれません。たとえ生音がチープでも、スマホアプリで音響エフェクトをを掛けまくり、遊んでみるのも面白いかもしれない…と思ったりします。

100円ショップのミニ竹製ものさし+輪ゴムで沖縄三線気分に浸ってみる。






2016-08-26[n年前へ]

中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた。  share on Tumblr 

 香港近く、中国 深圳にある絵画制作を盛んに行っているという大芬油画村に行ってみました。港鉄(MTR)東鉄線最終駅の羅湖駅から 深圳に入り、深圳の地下鉄1号線に羅湖駅から乗り、さらに3号線を乗り継いだところにある大芬駅まで行き、駅から歩いて10分弱の距離にある大芬油画村を散策してみました。

 通りを歩くと、名画を絵葉書片手に油絵の具を使った複製作業をしている人もいれば、大判のインクジェットプリンタで印刷した下絵に色重ね作業をしているグループもいます。また、香港や世界各地の風景を描いた画を描いている人たちもいます。制作している絵画を眺めていると、人が欲しがりそう=買いそうな絵を刻々と生産しているように見えて、その需要と供給を結びつけているビジネスネットワークの仕組みを知りたい…と思わされました。「コピー絵画」というキャッチフレーズを付けられることも多い一角ですが、需要に応じたカンバン方式な絵画生産がされていそう…などと考えたりします。たとえば、香港の名所を描いた25号(803x652mm)くらいの油絵が、香港屋台で1000円ちょっとで売られていたりして「これは絶対売れるに違いない!」と思います。

 ちなみに、油画村で見かけて約300円ほどで手にした油画をコンパクトデジカメで撮影し、遊びがてらリアリスティックに3次元化してみたのが右の画像と下の動画です。キャンバスに塗られた絵具の凹凸を眺めていると、リアルな「モノ」として手に入れてみたくなったりします。

中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた。中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた。中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた。中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた。中国 深圳にある大芬油画村に行ってみた。






2016-08-13[n年前へ]

続 自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?   share on Tumblr 

 今日は、自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?でシミュレーションを使って確認してみた、薄層(多層)的・CT的なテクニックで3Dな世界を通常プリンタで表現するライトフィールド印刷を、実際に試してみました。「ライトフィールド」という言葉は一般的ではありませんが、ここでは「観る方向によってどんな色・明るさが見えるか」という程度の意味だと考えておいて下さい。つまり、「観る方向に応じて、見える景色が変わるさまを撮影したり再現したりする」という程度の意味です。

 まずは、上右図のような多視点ライトフィールド撮影をしてみます。この例では、作業の簡単のために(つまりは手を抜くために)、3×3=9位置での撮影を行います。そして、これを試しにCT的に2層に分解処理すると、右図のようになります。それを(少しの距離をおいて)2枚重ねにした上で、方向を変えつつ眺めると下に貼り付けた動画のようになります。プリント物の重ね方が大雑把だったり、ライトフィールド撮影が3x3位置の大雑把なものだったりすることを考えれば、その割には立体感が感じられる面白い効果があるように思えます。

 実はこの印刷は、2010年くらい前の研究報告をベースにして、今年ローンチされたサービスを参考に遊んでみたものです。スマホが多視点(ライトフィールド)撮影機能を備え、コンビニプリントがこんな立体プリント機能を備え、あるいは、スマホ画面が立体表示機能を備える…のももう1,2年の間かもしれません。

続 自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!? http://www.hirax.net/diary_image/2852_large.jpghttp://www.hirax.net/diary_image/2852_large.jpg






2016-08-12[n年前へ]

自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?  share on Tumblr 

 Maker Faire Tokyo 2016(8/6, 7) では、自作的超巨大ライトフィールドカメラを5000円で作り、その他Ricoh Theta S 用全天周多視点撮影画像用キットなどと一緒に展示してきました。その二日間の夏休み日記はまた後で書くことにして、今日はMaker Faire Tokyo 2016での展示はしなかった(できなかった)自作ライトフィールドカメラ撮影画像からのライトフィールド印刷について書いてみることにします。

 カラー印刷をした透明なシートを重ねたり、あるいは、LCDの液晶部分を重ねて立体映像を表現する手法は20年くらい前からありました。そんな手法をより身近に使えるようにするサービスをLUMIIが始めました。具体的には、少し距離が離れた2面のカラー印刷をして、その重ね合わせで所望のライトフィールド画像を近似してやろうというものです。…今日は、超巨大な自作ライトフィールドカメラ(作成費用5000円ナリ)の撮影画像から、Lumii風の3D表示2Dプリントの画像データ作り、どんな風に見えるか軽くシミュレーションした結果を、書いておくことにします。

 やってみたことは簡単で、自作ライトフィールドカメラの12×7=84視点の撮影画像から、中央の3x3視点だけを抽出し、そのライトフィールド画像を近似表現するための(少し距離が離れた)2面のカラー画像をちょうどCT撮影による断面推定と同じような処理で推定し、それらをバックライト越しに並べたさまをシミュレーションで眺めてみたというものです。

 シミュレーション結果を眺めてみると、立体的に感じられなくもないけれど、本家本元に比べると月とスッポン的な感じです。というわけで、明日以降またがんばってみる…と日記には書いておくことにしましょうか。

自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?自作ライトフィールドカメラ撮影画像をライトフィールド印刷してみよう!?






2016-07-31[n年前へ]

Ricoh Theta S 撮影動画で3次元の世界を撮影してみよう!?  share on Tumblr 

 昨年の秋、バンコクの路地を自転車で走りながら、右手でRicoh Theta Sを空に向かって差し上げて動画を撮影しました。その撮影動画を使って、今日は3次元の世界を再構成をしてみました。
 その1例が下に貼り付けた動画です。手に持たれたTheta Sが移動していった「視点・撮影点」を青くマーキングしてあるので、狭い路地を進む自分の軌跡を眺めることもできます。

 今日やってみたことはとても簡単です。多視点からの撮影画像を使って三角測量を行い立体形状を求める手法を全天周カメラであるRicoh の Theta S画像に適用してみただけです。
 解像度的には静止画像からの復元の方が良いですが、ただ移動しながら動画撮影するだけで3次元の世界を撮影できるというのはお手軽感が高いものです。

 ちなみに、Ricoh Theta Sを室内で移動させつつ撮影し、その撮影画像から3次元空間を復元させてみると下動画のようになります。カメラの歪みをきちんと校正していないこともあり、その歪みを反映して復元空間自体も歪んでしまっていますが、今度はそんな歪みも除去して、綺麗な3次元空間を撮影してみたいと思います。

Ricoh Theta S 撮影動画で3次元の世界を撮影してみよう!?






2016-07-30[n年前へ]

続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?  share on Tumblr 

 一週間後の8月6日(土)と7日(日)には、東京ビッグサイトで開催されるメイカーフェアー東京2016で、5000円ポッキリで作る「”光もモノも3次元的に記録するライトフィールド・カメラ”」や、Ricoh Theta S で作る全天周多視点(簡素ライトフィールド)カメラを展示する予定です。ちなみに、展示ブースは、A-06-06という覚えやすいけれど、右図のように少しわかりにくい場所で、「理科教育研究フォーラム」という名前で出しています。

 5000円で自作するライトフィールド・カメラは、下図の説明用パネルのように、凹レンズアレイシートに写し出された景色を1台のUSBカメラで撮影することで、平面上の各領域から周囲各方向の「光」を撮影・処理するというものです。凹レンズアレイシートには12×7=84視点の景色が写し出されているので、84の異なる視点位置から眺めた光線場を撮影し、そしてさまざまな処理を行う…というカメラです。(全天周ライトフィールドカメラについての説明は、明日にでも書いてみることにします)

 たとえば、下の動画は5000円ライトフィールドカメラで写している風景動画に関して、好きな箇所(距離)に焦点を合わせ、そしてそれ以外の領域をぼかすリフォーカス処理をしている動画です。安い1台のUSBカメラで全視点の画像を撮影しているので、1視点あたりの画像解像度はせいぜい200×200ピクセルと低解像度になってはしまいますが、自分が組み立てたカメラで簡単な処理コードを書くだけで、リフォーカス処理ができるのは結構楽しいものです。

 また、下の動画は光合成による開口径(絞り)可変処理を試している時に写し出されているものです。こうした後処理を必要とする状況がどれだけあるかは…疑問なところもありますが、やはり安く簡単に作ることができるお手製のシステムで、こうした実験ができるのは面白いと思います。

 というわけで、2016年の8月6日、7日は東京ビッグサイトでお待ちしております。いらっしゃる方がいましたら、「○×分後くらいに遊びに行くかも!」と伝えて頂ければ、(他を眺め歩きがちな)説明員も戻るようにしようと思います。

続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?続 5000円で”光もモノも3次元的に記録するライト・フィールド・カメラ”を作ってみよう!?






2016-07-23[n年前へ]

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?  share on Tumblr 

 クリエイターEXPO 2016 でマスダユタカさんのフォト・ポ(フォトポップアップ)を眺めた。15年くらい前、重ね合わせることでパノラマ世界を作り出すかのような路上写真、(マスダユタカさんらの) 非ユークリッド写真連盟による「フォトモ」がとても面白かったことを思い出しながら、ミニチュアな実写風景を平らな紙で作り出し・その立体風景を手で動かせることが心地良く感じた。

 同じペーパークラフトの引き出しに入るかもしれないけれど、山岡進さんの起こし文(おこしぶみ)はノスタルジックなのだけれど新鮮で、とても素晴らしかった。特にたくさんの懐かしい昔のお店を形作った葉書は、それらを並べ、昔の街並みを思い起こしてみたくなる。

 スマホで撮った風景写真を、平面の葉書に閉じ込めて、けれど後でインスタントラーメンみたいに簡単にホカホカ立体状態に戻すことができるツールがあったら面白いかもしれない。…今なら、目の前にある風景の色や明るさだけでなく距離を撮影することも簡単にできるから、そんなものを作ってみたくなる。

懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?懐かしい立体風景を平らな葉書で送ってみたい!?