hirax.net::Keywords::「景色」のブログ



2010-03-04[n年前へ]

「過去」と「現在」と「未来」の景色 (初出:2005年09月03日) 

 昨日、ニューオーリンズで以前撮影した写真を眺めてみました。ハリケーン"Katrina"「カトリーナ」に襲われたニューオーリンズで、「カトリーナ」に襲われる前の過去に眺めた綺麗な景色を見てみました。

 「カトリーナ」の傷跡が復興するまでの長い間、ニューオーリンズの「現在の景色」と「過去の景色」を、Google Mapで眺めることができました。眺めるための機能がつけられていました。

 過去の上空から撮影されたニューオーリンズのスーパードームや、あるいは、("Katrina"という赤い部分を押すことで眺められる)崩れ落ちかけたスーパードームのようすを見ることができました。

 天井が剥がれおち、ずいぶんと荒れてしまった街が見え、そして、そこからさらに離れた地域は、それよりもっと大変な状態であることもわかりました。

 この地図を提供していたGoogleの開発者たちは、被災したニューオーリンズの状況を、その地にいる人たちのことを考え心配している人たちに(あるいはそれ以外の人たちにも)知らせたくて、こんな機能追加を(驚くべき速さで)急遽行ったのでしょう。

 「過去の景色」と「現在の景色」を、眺めいていると、色々なことが見えてくるに違いありません。赤字を背景にした"Katrina"「カトリーナ」という文字から、そんな時間を追って変化する景色が見えてくるような気がします。

 もちろん、そこからは、過去や現在の先にある復興した未来の姿も見えてくるはずです。

2010-03-24[n年前へ]

眺めた風景を「ジオラマ」にしたい。 

 「ジオラマ」な世界を作りたい。つねづね、そう感じてはいたのだけれど、なかなか実際に行動に移す、ジオラマな世界を作ってみる、ということはできずにいた。けれど、「東急東横線渋谷駅 オリジナルジオラマ(完成品)」を見て、そのジオラマ世界を作って・遊んでみたい気持ちが湧いてきた。

 「東急東横線渋谷駅」でも遊んでみたいけれど、15万円ナリともなると、喉から手は出るけれど、財布をどんなに力一杯降ったとしてもそんなお金は出てこない。

 そこで、「非ユークリッド写真連盟」「非人称芸術連盟」「糸崎公朗・益田隆・井原清人」…つまりは、彼らの「フォトモ」を、まずは、組み立てて遊んでみることにした。フォトモは街中で撮影した被写体を組み合わせて、ジオラマを作る。色々な風景がフォトモとして記録されているけれど(作例)、実際に印刷できるサイズの型紙をOLYMPUSのサイトからはダウンロードすることができる。これなら、カラープリンタで型紙を印刷して、ハサミとノリを使って組み立てるだけで、ジオラマの「小さいけれど広大に感じられる世界」を自分の手で作り上げることができる。

 こんなジオラマの世界をみると、実際に「自分が眺めた景色」をフォトモなどの技法を使って小さな立体の世界にしてみたくなる。街中を歩くと、目の前の景色の中に、カメラの中に残したい建物や場所がたくさん浮き上がってくる。

眺めた風景を「ジオラマ」にしたい。






2010-06-14[n年前へ]

秋葉原に見る色々な景色 

 久しぶりに秋葉原の街をゆっくり歩いた。歩きながら、色々な時代の街並みを思い出し、変わる景色をしみじみ感じた。

 コンピュータのソフトウェアがカセットテープに記録されていた頃、ロケットの近くのビルの2Fにあるロビン電子にはApple][の互換機があって、小さな小さな"5インチ"のフロッピーディスクが高速読み書きを実現していて、NEC Bit-inがあったラジオ会館の中には、色んなコンピュータ・ハードウェア屋があった。そのラジオ会館の横には一体何があっただろう?少なくとも、今はその場所には何もない。

 秋葉原の駅近くを歩きながら、昔、国際ラジオがあったことを思い出す。国際ラジオがその後に移転した場所が確かここだと思いながらその場所に行くと、Laoxの跡地になっている(さらに近い場所でもう一度移転した気もするし、移転の順番は逆だったかもしれない)。Laoxが華々しく開店する頃には、その近くにはオウム真理教が商売を営むマハーポーシャがあって、(まるで魚くんのように)像の帽子をかぶった人たちが大声を張り上げチラシを配っていたような気がする。時代が移り変わることにも驚くけれど、そんな景色が、それほど昔のものではないことも不思議な感覚だ。

 その後、秋葉原の駅の前に行くと、さらにずっと昔の写真が飾ってある。大正時代の写真、万世橋の近くの川面にいくつもの船が浮かんでいる風景、秋葉原の色々な時代の景色を眺めてみる。他の人たちは、どんな秋葉原の景色を眺めているのだろうか。

2018-11-16[n年前へ]

「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る! 

 「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!を、「ソフトウェアデザイン 2018年12月号」に書きました。台風が直撃中の韓国大邱で、つまりは「とても天気が悪い夜空を見ながら」、文章とコードを書いてみたものです。個人的には、(この回で)7回目となる記事群中で一番「自分の好み」です。

 宇宙(と書いて”そら”と読む)に浮かぶ地球から見ることができる銀河天体が好きで、自分が住む街から、そんな宇宙を眺めたい…と思ったりしたことがある人向けのAR( Augmented Reality)製作記事です。たとえば、夜更け、あるいは、葉の散ってしまった晩秋の木々を見ながら、そんな夜に似合った星空を眺めたい…と思ったことがある人のために作った記事になります。…なぜか途中、レイ・ブラッドベリ意識の文章になってしまいました。

「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!「本当なら見えるはずの星空」を景色に重ねて映すカメラを作る!






2019-04-16[n年前へ]

2019年4月、京華旅社から眺めるタイ旧正月 

 ベトナム航空が、ベトナム経由のバンコク往復2万5千円航空券を売っていた。そこで迷わず、発券し、タイ旧正月のソンクラーンを眺めに行った。宿は、京華旅社。楽宮旅社、ジュライホテル、台北旅社、そして京華旅社(クルンカセム・ シークルン)…つまりは、20世紀のバックパッカーの定番のうち、今も残っている最後のひとつ。

 バンコクのいわゆる中央駅、フワランポーン駅横に位置する京華旅社。今の朝食は、バイキング形式で美味しい。それに、中華街とか新旧電脳街にも近い。そして、その屋上階から眺める景色はとても心地良い。すべて、何だか快適で良い。



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