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2009-09-21[n年前へ]

「個性」という安易な幻想

 関川夏央「おじさんはなぜ時代小説が好きか (ことばのために) 」の「無知に個性はない」から。

 近年は、個性とかオリジナリティとかの言葉が、魔法のように人を束縛しているのではないでしょうか。自己表現、自己実現も同じです。
 また、次の言葉は  堀井憲一郎「落語論 (講談社現代新書) 」から。
 いま、(中略)人は一人一人が個性を持った素晴らしい存在である、と教えられる。おとなになって木陰で休んでいる気分で振り返ると「嘘も休み休み言ってもらいたい」とおもえる。

2009-12-01[n年前へ]

 ― 結局は、自分の持ち球を投げるしかない、ということです。

 北村薫「北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書) 」から。

 ― 結局は、自分の持ち球を投げるしかない、ということです。
 ― 結局のところ、表現とは、≪どのような自分であるか≫を見せることです。

 特に何か書きたいこと(ここで言うのは長文の話である)がない、という人も多いかもしれない。しかし、こんな言葉を北村薫の語り口で書かれると、あぁそうか、という心持にさせられる。

 しかし、長く生きていると、書きたいことというのは、否応無しに出て来るものですよ。



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