2008-05-15[n年前へ]
■PSoC制御の「加熱ホッケーブレード」や「堅さ可変シューズ」
PSoCはCypress社のマイコン・チップで、各種デジタル・アナログ回路が搭載されていて、その組み合わせをユーザがプログラミング(設計)できる、というものだ。FPGAほど高性能ではないけれど、PICより少し賢く便利なアナログ回路が色々詰めあわされている(だから周辺回路を大幅に減らすことができる)、という感じだろうか。アナログ制御・入出力をしたい場合には、とても便利そうなチップである。
このPSoCが使われている商品で面白いなぁ、と思うのが「Therma Blade」と「adidas_1, intelligence level 1.1.」だ。
Therma Bladeの方は、アイス・ホッケー・シューズのブレード(氷と接触する金属板部)の氷との摩擦係数を低くし、スピードを高めるために、PSoCでヒーター制御し、ホッケー・シューズ・ブレードの温度を適正に調整したり、ON/OFFしたりするものである。スケートが滑るのは、ブレードと氷の間で氷が解け水になることで、摩擦係数が下がるだ。それならば、「ブレードの温度を上手く制御してやれば、摩擦係数が下がりスピード速く滑ることができる」という狙いの技術である。
一方、adidas_1, intelligence level 1.1.の方は、PSoCで制御したモータで踵部分にあるエアクッション部を押すことで、エアクッション内圧力=靴の堅さ(衝撃吸収率)を適正に変える、というものだ。電子制御されている車のサスペンション機構(タイヤと車ボディの間で、路面の凹凸・カーブなどがあるときの衝撃を吸収する機構)も多いけれど、それと同じような技術が搭載されたシューズである。
こういったシューズで高機能・高付加価値の流れはどれだけ進んでいくのだろうか。いつか、「トランジスタ技術4月号」で、「フレッシャーズのためのアイスホッケーシューズ制御のABC」といった特集記事が当たり前のように書かれる日が来るのだろうか。
2008-06-21[n年前へ]
■オムニホイールで理想の「パック」を作ることができるか!?
「"オムニホイール"で理想の"ホッケー・パック"を作ることができるのだろうか!?」と、ふと考えた。氷の上でも、専用リンクの上でもなく、普通のアスファルトの上で滑らかに自然に動くホッケー・パック"を、"オムニホイール"を使えば作ることができたら良いな、と考えた。
オムニホイールというのは、(omini=全方向)ホイール=車輪、つまり方向性を持たないというか全方向に進むことができる車輪である。オムニホイールを使った台車の動き(動画)などを眺めていると、極小オムニホイールを使い、さらに姿勢検知・駆動制御を極限まで駆使したならば、「まるで氷の上を滑って行くかのような自然な動きを(アスファルトの上で)するパック」を作ることができたりはしないだろうか、と考えたわけである。
逆に言えば、そんなメカ搭載のパックが欲しくなるくらい、自然なパック操作をすることができなくて、悩んでいるということである。アスファルトの上でパックを打ってみても、進ませようとする方向にパックが上手く動いてくれることはほぼなくて、いつも思ってもいない方向に(ヘロヘロと)飛んで行ったりする。それどころか、飛ぶこともなく、コロコロと転がっていってしまうことも多い。
理系心は気温とゴムとアスファルトの変形と…とかのせいにしたくなる。もちろん実際には単に下手だから、である。しかし、やはり、理系心はそんな物性変化のせいにしたくなったりするわけである。
そこで、これなら、思った方向に飛ぶようなパックを作った方が早いのではないか、と思ったわけである。ざっと計算してみると、一個百万近くになりそうだけれども、そんな「(どんな状況でも)自由自在に特性を変えることができるパック」を作ってみたい今日この頃だ。












