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2007-12-15[n年前へ]

「国の歴史」と「家系図」 

 知人に「世界史の授業・講義の中で、中世ヨーロッパの歴史について何を教わるか」を聞いた。すると「戦争と結婚ですね」と言った。「(かつて習った中世ヨーロッパの世界史」を思い出すと)中世ヨーロッパの歴史(を学んだ授業の印象)は、国と国の間の戦争、国王家と国王家の間の結婚に尽きる」印象があるという。

 「重要なイベントが戦争と結婚なら、中世ヨーロッパの世界史年表は、ほとんど家系図みたいな感じになるんですね?」と問い返しながら、それも一つの「当たり前の法則」なんだな、と納得した。国が一つになったり、あるいは、消えたりするイベントは、確かに戦争か王家の結婚くらいしかなさそうだ。それ以外のイベント、例えば、何らかの状況の変化で国が新たに出現するといいったことは、それほど頻度が高いことではないに違いない。

 そんなことを考えながら、現代の家系図は一体どうなっているんだろうか?とふと思い「近現代・系図ワールド」を眺めてみた。すると、これが結構面白い。「白洲次郎」なんか、まるで現代歴史ミステリーの中の家系図のようだ。



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