hirax.net::Keywords::「反射光」のブログ



2009-01-22[n年前へ]

電車のシートのヒーターの反射光 

 電車の座席の下に、水面の下に見えるような光の波が見えた。座席の下を覗いて見ると、座席下のヒーターを覆う金属板で反射した光が、床に当たって揺らぐ光を作り出しているようだ。

 一見、金属板は平らに見えるけれども、反射光の向きが色々な方向に揺らいでいるところを見ると、凹凸があることがわかる。平らに見えるのに反射光が模様を作り出しているそのさまは、まるで何かの魔鏡のようだ。

電車の座席下電車の座席下






2009-03-23[n年前へ]

手描きホログラム(「風」立体表示法)を作る 

表面形状による「光沢」方向性を用いることで、立体像を見せる手描きホログラム(「風」立体表示法)を作る。(解説解説)




2009-03-26[n年前へ]

説明(展示)パネルの表面光沢 

 「とても読みるづらい」と感じる説明(展示)パネルを見た。よく見かける展示パネルというものは、ザラザラした表面に説明記事や説明図が描かれている。しかし、その「とても読みづらい」と感じた説明(展示)パネルは、アルミフレームの中にA1サイズくらいの印刷された説明記事が入っており、その説明記事の覆うようにプラスチックシートがフレームに挟み込まれているものだった。

説明記事表面がプラスチックシートで覆われていて、しかも、部屋の照明が天井にいくつもあるために、説明記事を読もうとすると、照明がプラスチックシート状に写り込み(反射し)、とても図や文が読みにくいのである。

 照明の写りこみが眺めている人の目に入らないように、照明光の向きがきちんと考えられているように配置されている場合は別として、説明(展示)パネルの表面光沢は、粗くないととても読みにくくて困ることが多い。説明(展示)パネルの表面光沢は適度に粗い方が好ましい。もちろん、その結果として、白っぽく淡く見えるようにはなっていまうが、「とても読みにくい」と感じることはない。

 このようなことは、ポスターなどにも当てはまると思う。テカテカで綺麗だけれど、照明が写りこみ読みづらいポスター、色鮮やかではないけれど読みやすいポスターのどちらが良いだろう。やはり、説明(展示)パネルの表面光沢は粗い方が良いのではないだろうか。

写りこみ






2011-01-29[n年前へ]

歯医者さんの「うがい用カップ注水器」のナゾ 

 歯医者さんに行くと、いつも「うがい用のカップ」に水を注ぐ機械が気になります。紙コップを置くと、うがいをするための水や液体を自動で注ぎ始め、ちょうどよいくらいの高さまでくると(これまた)自動でストップするという機械です。

 昔は、コップを置く部分にスイッチが設置されていたこともあるような気もしますが、今ではそのような機械を見ることはなくなってしまいました。そこで、自動注水機構がどのように動いているのかを知りたくて、椅子に座って治療を待ちながら、コップに水を注ぐ部分を下から眺めてみました。すると、そこには穴が3つ空いていました。

 もちろん、その穴の内のひとつは、注水口に違いありません。ということは、残り2つで水の量を計測しているのだろう、ということになります。ふたつの穴ということは、片方は”何かを出す”穴で、もう片方が”何かを受ける穴”という具合に思えます。

 となると、まず思いつくのは光を水面に対して斜めに照射して、水の量が所定の高さになった時の水面からの鏡面光を受ける位置に光を受けるセンサを配置する、というやり方でしょうか。あるいは、超音波を出して、その反射を受けることで距離を測るというやり方でしょうか。

 歯医者さんの行くのが好き、という人はほとんどいないでしょうが、そこにある「うがい用カップ注水器」を眺め、その仕組みに心惹かれてきた人は多いのではないでしょうか。あの歯医者さんの「うがい用カップ注水器」は一体どんな仕組みになっているのでしょうか?

歯医者さんの「うがい用カップ注水器」のナゾ






2014-08-15[n年前へ]

「スマホで簡単3次元計測」MS論文を簡単に試してみよう!? 

 『スマホの赤外線カットフィルタ取り外して、赤外線投光器取り付けて、距離と輝度の関係(とあと適当な機械学習で)、スマホを簡易3D形状センサにしちゃう』という話(論文ビデオ)が面白かったので、簡単な実験してみました。100円ショップのライト前面にピンホールと拡散板を組み合わせてた点光源作り(箸で穴開けた紙にティッシュ貼り付けただけ、とも言う)、立体メガネから取り外した回転偏光フィルタで表面反射光を除去した上で、なるべく光源とレンズを近づけた配置にして(影ができてるけど=光源と撮像系が一致してないけど)、デジカメで撮影した画像から3次元形状の復元をしてみました。

 ピンポン玉を撮影したり、カメラに向かって広げた指を撮影して、その画像から簡易に3次元形状を復元してみたのが下に貼り付けた画像です。…まぁ、こんなところでしょうか。

 点光源と撮像系位置を一致させれば、遮蔽による影や対象物の法線分布を無視できる系になるでしょうから(件の論文にはそうしたことは書かれていませんが)、今度は透明シートをハーフミラーの代わりにでも使って、そうした簡易実験でもしてみようかと思います。

「スマホで簡単3次元計測」MS論文を簡単に試してみよう!?「スマホで簡単3次元計測」MS論文を簡単に試してみよう!?「スマホで簡単3次元計測」MS論文を簡単に試してみよう!?








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