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2005-04-22[n年前へ]

元気になれる「おいピータン!!」 

Kiss on Line:インタビュー 主人公(という割にはいつもいるわけでもないのだが)がとても格好いい(見てくれはデブ・ハゲ・メガネだけれど…)、おいピータン!!をコミックで読んでみる。(読んだことがなかった)最初の頃のコミックを読んでみると、少し意外なことに内田春菊っぽい内容だ。で、ほんの少し けらえいこ。本当はもっと けらえいこ なのかもしれないけれど、そういう部分を私が読み飛ばし気味なのかもしれない。
 内田春菊のマンガから「主人公の(女性の)強さ」を少し抜き、その代わりに「大森さんの強さ?」でを足すことで、「人生が思うようになってない」と思う登場人物たちの弱った気持ちに元気をつける感じが おいピータン!! ちょっとお勧め。

2008-02-24[n年前へ]

「おいピータン!!」と「ワンダフルライフ?」 

「のだめカンタービレ」が大ヒットしたKISSだけれど、この雑誌から(現在連載されているものの中から)好きなものを選べと言われたら、「のだめカンタービレ」もとても面白いけれど、きっと伊藤理佐の「おいピータン!!」とケイケイ「ワンダフルライフ?」を選ぶだろう。

 前者はビックリマークが2つもついていて、後者はライフは本当にワンダフルなの「?」とハテナマークがついている。そんな感嘆詞が付けられたどちらのマンガも、そのどちらも数ページの小さなマンガに過ぎないけれど、小品には小品の良さがある。そしてその「小品」という言葉は、もしかしたら「絶品」と言い換えてもいいかもしれない。そんな二つのマンガが「おいピータン!!」と「ワンダフルライフ?」だ。

 どちらのマンガにも、そのベースには「苦さ」が溢れてる。もちろん、その苦さにはそれぞれの違いがあって、「ワンダフルライフ?」の苦さは「しょっぱさ・辛さ」というものに近いし、「おいピータン!!」の苦さは「切ない甘みと、それに必ず付随する限りなく切ない痛味」が混じり合っている。つまり、どちらも、シンプルな言葉では言い表せない「味」がするマンガである。

 「おいピータン!!」を書いている伊藤理佐が、吉田戦車と結婚していたことを最近知った。あぁ、そうなのか、大森さんが見せる横顔のひとつは吉田戦車だったのか。



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