hirax.net::Keywords::「ボッティチェリ」のブログ



2008-07-05[n年前へ]

日本人が感じる「理想の体型」は7.7頭身!? 

 イラストレーション・ソフトを作ったりする時のために、デッサンの勉強をしている。輪郭線に影響を与える人体骨格を改めて眺め直したり、あるいは、その骨格を包み込み繋いでいる筋肉の形などを見て、その構造に沿って人体を描こうとしてみる。そんなことをしていると、どのように頭部と胴体を分けた処理をすれば良いか、どのように輪郭線抽出の際の手抜きをすれば良いか、が見えてくるような気がする。

 人体の骨格や筋肉を眺めなおしていると、知らなかったことばかりで面白い。たとえば、男性の尾骨より女性の尾骨の方が後ろに丸く広がっていたり、骨盤の形・前後左右への広がり方が全然逆だったり…と当たり前のようにも思えるけれど、それらの骨格・筋肉図を頁の上で眺めなおすと、それはとても新鮮だ。

 そしてまた、「日本人が理想とするプロポーションは8頭身ではなくて、7.7頭身だ」といった言葉も、比較用の図を眺めながら読むと、実に自然に納得させられる。ギリシャ時代から理想のプロポーションは8頭身だとされてきたが、日本の女性誌人気モデルはおよそ7.7頭身ほどだという。理想プロポーションとされている8頭身のミロのヴィーナスを見ると、確かに、妙に頭が小さくて逆にやたらに胴体が大きく感じてしまい、「理想のプロポーション」には感じられない。ボッティチェリの9頭身のヴィーナス(の誕生)に至っては、大きな胴体に頭部がおまけのようについているように見えてしまう。

 日本人のプロポーションは平均6~7頭身だという。実際に比較用の画像を眺めてみると、なるほど、6.5頭身の女性像が一番魅力的に思える。それが、6.8頭身にもなると、ちょっと顔が小さく・胴体が大きく見えて、感じる「親しみ」が少し減じてしまうように見えてくる。5%の違いがそんな印象・感性的な大きな違いを生むというのが、何だか不思議で面白い。

 下の動画は、イラストレーション化したレッシグ教授の動画だ。全身像を見ると意外に顔が小さいのだけれど、この動画のように、胸から上だけを写した「頭身」を感じさせない画像からは、「親しみ」を強く感じるように思う。そういった感じ方への個人差・地域差・地域差といったものは、どういう具合になっているのだろうか。




2015-12-20[n年前へ]

「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」に変身させてみよう!? 

 夏が終わる頃、「CNN(Convolution Neural Network)を使い、さまざまな画風を簡単に再現する"A Neural Algorithm of Artistic Stlye"」が注目を集めました。「スタイル行列」という単純な考え方を用いることで、いとも簡単にさまざまなスタイルの絵を描き出すことができるのが、とても新鮮な論文でした。

 今日は、グラビアアイドルの「磯山さやか」をさまざまな画風で描き出してみました。その結果が、たとえば下に貼り付けた画像群です。ちなみに、ここに登場している「磯山さやか」はこんなメンバーです。

  1. フランス印象派風なルノワール画風
  2. (ある年代には村下孝蔵の”初恋”ジャケットで通じそうな)切り絵作家の村上保
  3. マティス
  4. ゴッホ
  5. 滝平二郎
  6. ルノワール

 個人的には、体系スタイル的には「ぽっちゃり」で肉体の存在感がある磯山さやかの体は、ボッティチェリ、ルノワール、あるいはマティスの画風により描き出すのがハマってるような気がします。

「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」にしてみよう!?「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」にしてみよう!?「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」にしてみよう!?「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」にしてみよう!?「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」にしてみよう!?「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」にしてみよう!?「ポッチャリ磯山さやか」を「ボッティチェリ磯山さやか」にしてみよう!?








■Powered by yagm.net