hirax.net::Keywords::「創作」のブログ



2009-09-02[n年前へ]

次は、その悔しさを、上手に描いてごらんよ。 

 西原理恵子の「上京ものがたり 」第50話から。

 出版社で女の子が
わんわん わんわん 泣いていた。
 でも わるいのは あんただよ。
 あんたが つまんないから わるいんだよ。
 この くやしいの。
今度 上手に かいてごらんよ。

2009-12-01[n年前へ]

 ― 結局は、自分の持ち球を投げるしかない、ということです。 

 北村薫「北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書) 」から。

 ― 結局は、自分の持ち球を投げるしかない、ということです。
 ― 結局のところ、表現とは、≪どのような自分であるか≫を見せることです。

 特に何か書きたいこと(ここで言うのは長文の話である)がない、という人も多いかもしれない。しかし、こんな言葉を北村薫の語り口で書かれると、あぁそうか、という心持にさせられる。

 しかし、長く生きていると、書きたいことというのは、否応無しに出て来るものですよ。

2010-01-11[n年前へ]

「言いたいこと」があるかどうかだ 

 北村薫「北村薫の創作表現講義―あなたを読む、わたしを書く (新潮選書) 」から

 一言にいって、私は文章と言うものを非常に簡単に考えている。つまり、言いたいことが、十分に言えているかどうかということだ。というより、いいたいことがあるかどうか、ということだ。

小島信夫



■Powered by yagm.net