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2011-06-21[n年前へ]

解析解より「数値シミュレーション」を好む人がいる理由 

 私は「因果関係に落とし込みづらい数値シミュレーションより、(可能であるならば)解析解の方がよっぽど使いやすい」と考えています。数値シミュレーションは、極論に言えば「こういう条件なら、こういう結果になった」「こうしたら、こうなるらしい」というものにすぎないので、「もたらしたい結果を実現するためには、どういう条件にすべきか」といった逆問題、私たちが日頃考える「どのような選択をすべきか」という問題を解くためには、「うまくない」方法であるわけです。解析解は単純明快に因果関係と対策を与えてくれるのに、数値シミュレーション結果はそれを眺めて頭を悩ませなければなりません。

 けれど、そんなことが「常識でなかったり」もします。解析的に解けるようなことに対して、(信頼性がどれだけあるかもわからない)数値シミュレーションをなぜか好んでしてみたりする、という話も非常に多くあります。「そんなことは数値シミュレーションをするまでもなく、○だから×で△になるのは当然ではないか」という印象を抱いてしまう数値シミュレーションを眺めることも多いものです。

 たいていのことには、「納得しうる理由」があります。だから、解析解より「数値シミュレーション」を好む人や組織が多いのには理由がある、と私は思っています。ここでいう「理由」というのは、「解析解を使える状況下であっても、数値シミュレーションの方を重宝がる人を作り出す」理由です。

 そこには理由があるはずだ…とも思っているのですが、その理由をなかなかシンプルに見つけ出すことができずにいます。…ひとつのポイントは、「解析解が単純明快に因果関係と対策を与えてくれる」ことに対して、その「単純明快さ」「頭を悩ます余地が少ない」ことにあるのかもしれない、とも考えています。…が、よくわかりません。

 解析解より「数値シミュレーション」を好む人がいる理由、それは一体どんなものなのでしょうか?



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