hirax.net::Keywords::「110フィルム」のブログ



2009-06-20[n年前へ]

デジタルカメラ化された「ペンタックス auto110 コンプリート・キット」が欲しい 

 オリンパスが、世界最小レンズ交換式デジタルカメラを発売した。しかし、かつて、ペンタックスのauto 110 愛用者だった私は、やはりauto 110をデジカメにしたものが欲しい。あの掌の中に収まる小ささ、クラッシックカーにも似た完成されたデザイン、そして、マニア心をくすぐるケース入り「コンプリート・キット」の形で、あのままの姿をただデジタルカメラ化したものが欲しい。背面の液晶ディスプレイなんかなくても良いし、動画だって別にとれなくて構わない。ただ、110フィルムを撮像素子に入れ替えただけのものが欲しいのだ。

 以前、auto 110をデジカメ化する計画を結構真面目に立てた。しかし、結局、その時は挫折した。auto 110 デジカメ化計画に、もう一度挑戦したい。そして、そのデジカメ改造 auto 110 に街の景色を写し込んでみたい。

2009-09-04[n年前へ]

マニア心をくすぐる「オート110 フルセット」 

 「世界最小・最軽量レンズ交換式デジカメ」といったニュース・リリースを見るたび、ペンタックスに、画質は良くなくても構わないから、Auto 110オート 110 ) をデジタル化して欲しい、と願っててしまう。メーカが出さないのであれば、自分で改造しようと考え、オークション・サイトなどを眺め「部品取り用ジャンク品」を入手しようとしている。
 部品取り用ジャンク品を探しているのにも関わらず「ペンタックス オート110 フルセット」や、「Auto 110一式」といった、各種パーツがすべて揃っているものなどを眺めてしまうと、マニア心がくすぐられて、ついつい欲しくなってしまう。こういった、綺麗なセット相手では、デジカメ化改造のためにバラすことなんかできるはずにもないのに、である。

 やはりここは、Auto 110をデジタル化改造するのではなく、110フィルム(パトローネ)型のデジカメ・パック製品開発を「たのみこむ」しかないだろうか。それとも、ケースに入っている「コンプリートセット」は、博物館の中で工業商品の名品のように眺めるだけにしておいて、ジャンクっぽい本体をデジカメ化するのが良いのだろうか。

 一時期、いつもポケットにAuto 110を入れていた。そんな風に持ち歩くのには、本当に素敵なカメラだった。時には、(交換用レンズも何本かポケットの中に入れておき)レンズ交換をし、眺めているものにレンズを向け、メカニカルにシャッターを切る感覚は、実に心地良く・楽しかった。

 プレビュー用の液晶画面なんかいらない。けど、動画撮影機能は欲しいけど、あきらめる。Auto110型デジカメが欲しい。

2010-01-28[n年前へ]

最高に小さなデジカメ一眼レフが登場  (初出:2006年04月01日) 

 この記事は、初出の年「月日」を意識しながら、お読みください。ちなみに、「フジSUPER G-100 110 24枚撮り FUJI SUPER G 110-24(ポケットフィルムISO100カラーネガ) SUPERG110-24 」や「110フィルム使用のトイ・カメラ 」は、今もAmazonで買うことができます。懐かしさを感じると同時に、少し欲しくなりませんか?


 ついに最高に小さなデジカメ一眼レフが登場した。シャツのポケットに入れて持ち歩けるくらい小さい超小型デジカメ一眼レフ、それがオリンバスとベンタックスが共同開発した「Auto 110# 」だ。今日、800万画素のフォーサーズCCDを搭載したカメラボディと交換用レンズ6本を二社が共同発表・発売した。交換用レンズのラインナップは  18mm F2.8(35mmフィルムカメラで35mm相当), 24mmF2.8, 50mm F2.8, 70mmF2.8, 20~40mmF2.8ズーム, パンフォーカス18mm となっており、35mmフィルム・カメラで50mm相当の24mmレンズを装着した状態でも、わずか172gの超軽量の素晴らしいカメラだ。交換用レンズをボディと一緒に全部持ち歩いたとしても、女性が持ち歩く小さなポシェットに十分入れることができる「可愛い小さな小さなデジカメ一眼レフ」である。右上の写真を見れば、その小ささには驚くはずだ。

 今回、なぜオリンバスとベンタックスの2社が超小型デジカメ「Auto 110# 」を共同開発したのだろうか? 最近は、カメラ業界では「カメラ事業売却・撤退」や「フィルムカメラから撤退」といった発表が続いていたが、今回の共同開発製品発表もその流れに沿ったものなのだろうか…? いや違う、今回のオリンバスとベンタックスによる共同開発製品の背景には、実はとても「自然な理由」がある。

 かつて、ベンタックスは PENTAX AUTO 110 という超小型一眼レフカメラを発売していた。

「110サイズ」という小型フィルムを使いさまざまなオプションとともに発売(発表は1979年)されていたフィルムカメラ PENTAX AUTO 110 の改良品 AUTO 110 Super (1983年発表) をオリンパスと共同でデジタルカメラ化したものが、実は今回の「Auto 110# 」なのである。超小型一眼レフとして人気があった機種ではあるが、110フィルムの衰退とともに、AUTO 110はその姿を消していた。しかし、今回オリンバスとベンタックスによりデジカメ化されてAUTO 110は帰ってきたのである。

 ベースとなるAUTO 110 Superを開発・発売していたベンタックスはともかく、なぜ今回オリンパスが共同開発を行ったのだろうか。それは、AUTO 110が使っていた「撮像素子」が理由だ。AUTO 110 が使っていた110フィルムは1971年にコダックが作り上げたものであり13mm×17mm のフォーマットのカートリッジ式フィルムである。そして、その110フィルムの登場から約20年後、そのコダックがオリンパスとともに提案したのが「4/3型のデジタル撮像素子(約13.5×18mm)を使うフォーサーズ」という規格である。つまり、110フィルムとフォーサーズは「フィルム」と「デジタル撮像素子」という違いこそあれ、実は同じサイズなのだ。

 だからこそ、(オリンバスとベンタックスの開発者によれば)基本的にはAUTO 110の光学系をほぼそのままに「撮像素子」部分を入れ替えるだけで、今回の「Auto 110# 」を作り上げることができたという(右の写真が「Auto 110# 」に搭載されたCCD)。もちろん、Auto 110の小さなスペース中にデジカメの回路実装を行うには苦労もあったとはいうが、それでも試作品の設計自体は比較的短期間に終了したという。

 今日、桜の下の入学式が似合う日に発表された「可愛く小さな超小型デジカメ一眼レフAUTO 110 ++」を、あなたが幸運にも手に入れることができたなら、素晴らしく楽しいデジカメ生活がスタートするに違いない。

PENTAXが一眼レフ(Auto 110)をイメージしたコンパクトデジカメを発売 

 「PENTAX、一眼レフをイメージしたコンパクトデジカメを発売

 HOYA <7741> のPENTAXイメージング・システム事業部は26日、一眼レフカメラをイメージしたユニークな外観デザインのコンパクトデジタルカメラ『PENTAX デジタルカメラ Optio I-10 』を、2月下旬より新発売すると発表した。
 機能面では、人物はもちろん、犬や猫の顔も検出可能な顔検出機能をはじめ、広角から望遠まで気軽に撮影できる光学5倍ズームレンズ、有効画素数約 1210万画素と最新の画像処理エンジン、高画質でなめらかなHD動画撮影機能、さらには撮影状況に応じた3種類の手ぶれ軽減機能など、最新の機能がコンパクトなボディに凝縮されている。

 上記記事では書かれていないが、スタイルは見るからに”110フィルム使用の一眼レフ名器、ペンタックスAuto 110”の再来である。レンズ交換ができさえすれば、以前書いた記事「最高に小さなデジカメ一眼レフが登場」そのものである。ブラックとパールホワイトと2つのカラー・バージョンもAuto 110そのものだ。

 何しろ、名前だって良く見れば、"I-10=110"という風に読めるように名付けられている。この暗に「わかりますよね?」と高らかに宣言する心意気には、実に憧れる。

 いつかきっと、レンズ交換もできる"Auto 110 Digital"が登場する日を願いつつ、それまではこのPENTAX デジタルカメラ Optio I-10 パールホワイト OPTIOI-10PH を買って使ってみることにしようか。



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