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2011-10-09[n年前へ]

「”しおらしくない”(塩らしくない)」女性3人組だった"Sugar" 

 30年前の今頃、「ウエディング・ベル」という曲が大ヒットしました。コミカルで、それでいてリリカルで、そして一筋縄ではいかない韻書のあった「ウエディング・ベル」を歌っていたのは女性3人組のバンド、Sugarでした。(この曲の作詞・作曲を手がけた古田喜昭氏がこれまた凄いのですが

祝福の拍手の輪につつまれて(私はしないの)
どんどんあなたが近づいてくるわ。(私はここよ)
お嫁さんの瞳に喜びの涙。(きれいな涙)
悲しい涙にならなきゃいいけど。
(そうね、ならなきゃいいけど)

私のお祝いの言葉よ。(くたばっちまえ。アーメン)

 この女性3人からなるバンド"Sugar"の名前の由来は「私たちは”しおらしくない”」「塩らしくない→砂糖→Sugar」というという宣言であったことを知り、「なるほどなぁ…確かに」と、今更ながら納得させられたのです。"Sugar"は「”甘い”私たち」ではなく、「”しおらしくない”私たち」という、そんな名前だったのです。

2015-07-30[n年前へ]

作詞者不詳「虫のこえ」は一体誰が書いたのか? 

 作詞者不詳「虫のこえ」は一体誰が書いたのか?を書きました。

 「あれマツムシが鳴いている。ちんちろちんちろ、ちんちろりん…」という歌詞で始まる文部省唱歌、「虫のこえ」を知らない人は、おそらくいないことでしょう。けれど、この心地良く懐かしい詞が誰の手により書かれたのか…ということについて知っている人はいない、といっても過言ではありません。なぜかというと、明治43年に発行された「尋常小学読本唱歌」から始まる尋常小学校唱歌は、”国が作ったことを強調するため、個々の歌に関する作詞者や作曲者は伏せられていて、文部省も当事者に口外しないよう指導していた”からです。そのため、時を経る間に作者が漏れ伝わった数少ない歌以外は、 その詩や曲を誰が書いたかを知る人はいない…というわけです。
 今回の記事は、ある手掛かりをもとにして、「虫のこえ」の作詞者は一体誰なのか?という謎の答えを明らかにしようとするものです。



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