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2014-08-10[n年前へ]

「割り箸袋の引き抜き」でハンコが綺麗に押せる理由を実験してみよう!? 

 ハンコ押しは、結構な確率で失敗しがちなです。けれど、割り箸袋の上にハンコを押す紙を起いて、ハンコを押した後に割り箸袋を引くと、ハンコが綺麗に押すことができます。…で、その理由を実感するために簡単な実験をしてみました。

 下に貼り付けた画像は、(左から)普通に押したもの・押しつつ割り箸袋を引いたもの・割り箸袋の引き抜きを途中で止めたものです。

 色々やってみた結果からは、まずはハンコを押す紙の下にある割り箸袋を引くときに、 スティックスリップ(stick-slip:摩擦面間で受動・滑りの繰り返しで生じる自励振動)が生じて、ハンコ・紙が高周波で微振動することで、紙の表面凹凸などで触れにくい箇所に対してもちゃんと接触できるようになるということがありました。そして、(割り箸袋を引くときに)割り箸袋の端部が位置する箇所に応力集中することで、ギュッとハンコが押されるという効果も(これは若干で、前者による効果よりは小さいように思えましたが)ありそうです。たとえば、上の右端写真では、右半分が「割り箸袋の端部が位置する箇所に応力集中する箇所が通り過ぎた後」の状態です。

 …というわけで、ハンコに超音波振動子を内蔵させたりしたら、「押しミスが少ない優れものハンコ」に変身するかもしれません!?



 実験用に、100円ショップで仲間由紀恵さんの「仲間」を探したけれどなかったので、夏目三久さんの「夏目」を買って実験してみました。

「割り箸袋の引き抜き」でハンコが綺麗に押せる理由を実験してみよう!?








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