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2011-03-21[n年前へ]

「一癖も二癖もある賃貸物件」には「夢」がある? 

 横浜近くの東神奈川駅からから徒歩7分の運河沿い、82.8平米で家賃が一月9万7000円。浅草駅から徒歩8分、水光熱費・インターネット代込みで一月6万8千円…ただし面積は4.55 平米の不思議の国。そんな個性溢れる家や部屋を取り扱っているのが、東京R不動産です。一癖も二癖もある物件ばかりですが、不思議に「楽しそうな夢」を感じてしまいます。

 東京MXテレビで月曜午後17時、「5時に夢中!」の中で観ることができる「東京大低宅」もそんな物件を知ることができる情報番組です。黒船的に、東京の奇妙奇天烈な物件を眺めてみれば、「どんな状況下に置かれても、人は快適な生活は送れる」という無限の可能性をまさに実感することができます。

 不況とは裏腹に、今なお高騰し続ける、マンション、アパートの家賃。しかし、いくら家賃が安かろうとも、非常に住み心地のよい物件が、都内には数多く点在している。情緒溢れる隠れたロープライスの良好物件……通称“大底宅”。
 「住めば都」「下を向いて住もう」をキャッチフレーズに、どんな状況下に置かれても、人は快適な生活は送れることを啓蒙する、“不況脱出社会派考察住宅探訪コーナー”です!!!

 以前、とても気になっていた賃貸物件がありました。それは、(東京駅まで1kmもない)神田駅からわずか徒歩1分で、木造2階建小料理屋造作付きで家賃5万4千円/月という物件でした。1階が5平方メートルで2階が4.9平方メートル、トータル3坪のガード下飲み屋街にある賃貸物件です。知る人ぞ知る今川小路の中にある飲み屋を、一月わずか5万4千円で借りることができるのです。

 異論がある人が(たぶんとても)多いかもしれませんが、「一癖も二癖もある賃貸物件」に「夢」を感じる男性は多いのではないでしょうか。奇妙奇天烈な物件だからこそ、男のロマンを感じる人はきっと多いと思うのです(男のロマンはアンバランスです)。

 歴史を感じさせる・自然を感じさせる…けれどリーズナブルなお値段の賃貸物件は、意外に多くあります。…人生の中のある期間、あなたは、そういう場所で暮らしてみたいとは思いませんか?

2012-11-03[n年前へ]

TRANS ARTS TOKYOの感動的に面白かったもの 

 取り壊しが近い、神田の(元)東京電機大学で開催されているTRANS ARTS TOKYOを観に行きました。上は17階・下は地下2階まで、文字では全然書けないような色々なものがありました。

 9Fでは、いしいこうた(ら)の展示では驚愕すると同時に爆笑し(この実世界コンピューティングの実装は最高で、一種の逆チューリング・テストじゃないか!とすら思わされました)、乙幡啓子さんの「妄想工作」に(そのセンスに)師と仰ぎたくなり、(何階だったか記憶が定かでないけれど)壁に投影されたスクリーンの中で、グラビアイドル?と楽しげにたわむれる半裸のオトコには何だか少し感動し、「3分間のインスタントなワタシの恋のビデオ」は画面の前を3分間離れる気になれず、ひたすら黒い雨が降り続ける教室ではちょっと考えさせられて…といった具合です。

 500円ポッキリの入場料で、新鮮な…つまり自分が想像しえない・わけがわからないものを見る・得ることができるのは、限りなく楽しく・面白いものですね。

TRANS ARTS TOKYOの感動的に面白かったものTRANS ARTS TOKYOの感動的に面白かったもの






2018-07-29[n年前へ]

リアルタイム気象状況を反映した「(仮称)ビル風☆どこでも見えるマップ」 

 街を歩くとき、見えない「空気の流れ」を眺めたい!と思うことがあります。たとえば、風が強く傘の骨が折れそうな時、たとえばビル風による衣服の乱れが気になるとき…その原因となる風の動きを見てみたくなります。

 何年か前、秋葉原に吹く風を(事前の流体計算をした上で)Oculus RiftやGoogle Cardboadで3D でVR可視化したことがあります。…けれど、「地域限定」とか「事前の計算」といった制限があると、言い換えると自由度が低いものであると、何だか新鮮さに欠けるのもまた事実です。

 そこで、リアルタイムの気象状況を反映した「(仮称)ビル風☆どこでも見えるマップ」を作ってみることにしました。具体的には、自分のいる場所(や指定した場所)の、地表近く風速をOpenWeatherMapサービスから取得した上で、地図情報を構築しているOpenStreeMapから建物情報を得た上で、さらに非圧縮流体計算を行って、自分が知りたい街並み周りの空気流を可視化するサービスです。…下に貼り付けた動画は、秋葉原から神田にかけての場所で計算させた結果をブラウザで眺めたビジュアリゼーション例です。

 あと数日の間に、誰でもどこからでもスマホなどから使えるようにした上で、来週末8月4〜5日(土日)に東京ビッグサイト西ホールで開催されるMaker Faire Tokyo 2018 で展示してみようと思います。会場のA-08-10ブース 「ををつか屋」に(多分?)いると思います。…「予定と書いて未定と読む」生活をしているので、必ずしも確実というわけではないですが、とりあえずその予定です。

 何年か前、編微分方程式ソルバーのOpenFOAMの勉強会(という名前の飲み会)を若者たちとした時、参加した優秀な若人の一人が「某所の3次元風解析による経験的傘破損エリアの要因説明」をして、それは傘破損エリアと3次元空気流非定常解析の結果が一致して、それがとても面白かった記憶があります。そんな体験を、手にするスマホ上でさせてみたい…と思っています。ちなみに、その「作り方・コード解説」記事は(9月発売くらいの)Software Designに書いてみる予定です。

リアルタイム気象状況を反映した「(仮称)ビル風☆どこでも見えるマップ」








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