hirax.net::Tech-logs::2009-10-27

2009-10-27[n年前へ]

ハイスピードカメラ「EX-F1S PC制御基本開発キット」 

 ハイスピードカメラ「EX-F1S PC制御基本開発キット」で開拓する業務用市場

 カシオ計算機が昨年から販売している「HIGH SPEED EXILIM EX-F1」は、秒間60コマの高速連写や1,200fpsのハイスピードムービーが撮影できるデジタルカメラ。従来高価な業務用機器でしか撮影できなかったハイスピード写真の世界を、一般消費者レベルでも手軽に味わえるようにしたものだ。
 カシオが9月から法人向けに販売を開始したのが、「EX-F1S PC制御基本開発キット」だ。これは、EX-F1S(※)をPCから遠隔操作するソフトを制作するための開発環境(SDK)で、ハイスピードカメラを利用した画像系のシステムを構築することが可能になる。

 ※EX-F1に遠隔制御機能を追加した法人向けモデルで、カメラとしてのスペックはEX-F1と共通。「EX-F1S」「PC制御基本開発キット」ともにオープン価格だが、販売代理店における実勢価格は「EX-F1S」が20万円前後、「PC制御基本開発キット」が30万円~40万円)
 なお、SDKを利用して開発したソフトウェアは、法人向けモデルの「EX-F1S」でないと動作させることはできないが、既に購入済みのEX-F1をEX-F1S相当のソフトウェアにアップデートする有償サービスも用意する予定だ。