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2009-12-14[n年前へ]

NEWS今昔物語「開発秘話と車と美容」編 (初出2004年12月22日) 

5年前のNEWS(未来)を振り返ってみて思うこと

 いろいろなものを支えるものがあって、未来があるのだろうか、とアルコールを飲みつつ、過去の記事を眺めながら考えました。

コンピュータ科学者から一番感謝を捧げられた人

 コンピュータ科学の論文における謝辞中に「誰が最も登場したか?誰が一番感謝されているか」を調べた研究報告、「コンピュータ科学者達から一番感謝を捧げられている人」を明らかにした研究報告がNature.comに掲載された。その論文中で「他の人から268回感謝され - 科学者達から一番感謝された個人 - である」とされたOlivier Danvy教授曰く「たくさんの人を励ましてきたことが、今回の結果に繋がったのだろう」という。

 「励まし」と「科学」と言えば、二十世紀を代表する偉大な数学者 アンドレ・ヴェイユは自らの体験(ある一人の教授の励ましがあったおかげで科学研究を続け・耐えることができたこと)を振り返り、「若い人が研究を始めたら、たとえ勝算が少なそうに見えても、励ましてやることにしている」と語ったという。今回のニュースは、そんな「励まし」・「支え」の大切さを再認識させられる。

「胸が飛び出す(ブチ切れ)ブラ」と「ビキニの科学」

 昨年11月に英国で発売されたばかりの「女性の胸に深い谷間を作り出すワンダーブラの新商品"Deep Plunge Clearly Daring(向こう見ずで恐れ知らずに深い谷間)"が先月リコールされた。あまりに強力に胸を強く寄せて上げたため、二つの胸カップを前で繋ぐヒモがその力に耐えきれずにプチ切れてしまい、バストがいきなり飛び出てしまうことが相次いだからだという(日本語紹介記事) まさに文字通りの「向こう見ずで恐れ知らずなブラ」である。

 胸を支えるブラジャーの記事を書いているうちに連想したのだが、Bikini Science(ビキニ水着の科学)というサイトが面白い。「おへそ」からビキニ・パンツ上部までの長さが年代を追って変化したようすビキニのトップとボトムの間の露出部の大きさの変化などが歴史的に検証され、各種グラフにされている。グラフを眺めることもに疲れている人も、こんなグラフを眺めるときには、好奇心イッパイの新鮮な気持ちになることができるかもしれない!?

「恋人」から「夫婦」になるにはたった3.3cm進むだけ?

 先月1日、男女600人に対する「歯とハブラシに対する意識調査」結果が発表した。その調査結果によると、『自信を持って他の人に口元や歯を見せられる距離は、「知人」の場合63.7cmであるものが、「同性の友達」になると53.4cmであり、「恋人」ともなると37.9cmになり、「家族」では34.6cmであったという。つまり、相手との関係が深くなるほどその距離が近い』のである。もしもあなたに「自分のことをどう考えているか知りたい相手」がいるのであれば、相手の(自分に対して見せる)口元から自分までの距離を「定規で計ってみる」のも面白いかもしれない(ヘンなヤツだと思われることは確実だが)。

 ところで、その調査結果から、「知人→恋人→家族」という恋の進化・発展過程・距離を試しに計算してみると、「知人(63.7cm)→25.8cm近くへ寄る→恋人(37.9cm)→さらに3.3cm近くへ→家族34.6cm」となる。つまり、知人から恋人までの(近づかなければならない)距離は25.8cm(従来比? 40%近く)にも達するのに対し、恋人と家族(つまりは夫婦?)の違いはたったの3.3cm(従来比? 9%)に過ぎないのだ。「恋人」から「家族」になりたい相手がいるのなら、ほんの3.3cmだけ相手の方へ、少し前へ進んでみると良いのだろうか。

「人を幸せにする科学」と「人が作る未来」

 先月15日、「ITツールを活用することで - 仕事とゆとりある生活との両立 - を実現することができるか」という社内モニター実験を開始する、と日本テレコムが発表した。「家族との時間」「育児と仕事の両立」「ゆとりある毎日」などを、モニターとなる6人の人たちが手に入れることができるのか、とても興味のあるところだ。

 「科学が人を本当に幸せにするのか」という問いは、繰り返し唱えられてきた。だが、結局のところ「21世紀を幸せにする科学」を作り出すのは人自身なんだろう。「先生やお父さんやお母さんが未来をつくってくれると思ったら大間違いです」「未来を何色にするかは、私にかかっている」「今日見た風景の中に、未来を変えるヒントがあるかもしれない」 といった21世紀を担っていく若者たちが未来を描いた言葉を眺めれば、彼らが作る「明日の世界」がおぼろげに見えてくるような気がする。

2010-02-17[n年前へ]

「寄せて上げるブラ」 v.s. 「飛び出すブラ」  (初出: 2006年02月26日) 

WonderBra vs PushUp bra! :: AdLand ad-rag.com :: by the adgrunts for the adgrunts advertising blog commercial archive 寄せて上げる広告 - Engadget Japanese  人は誰でも「自分が持っていないもの」に憧れる。だから、男性は女性の胸に憧れ、興味を惹かれる。だから、というわけではないが、自分とは関係のない「ブラ」に関するニュースがあると、なぜか目がそちらの方向に行ってしまう。

 今日見かけたのは、寄せて上げるブラジャー、ワンダーブラの雑誌広告「 寄せて上げる広告」だ。この広告を見た時には、思わず笑ってしまった。なぜかというと、それはまさに「寄せて上げると、胸がぐっと前にせりだして大きくなる」というワンダーブラの特徴を見える形にしていたからだ。

 雑誌広告の見開きページにブラジャーをつけた胸が印刷されていて、そのブラジャーの前をギュッと締めると、印刷された女性のバストが(ページとともに)グッと前にせりだす仕組みだ。これは、印刷された雑誌本というメディアの特性を120%活用した素晴らしい印刷広告だと思う。

 ブラジャーの凄い広告と言えば、赤青の立体メガネを使った「 ブラジャーの立体広告 」も面白い。寄せて上げる「ワンダーブラ」もトリンプの「ブラジャー」もいずれも、そんな立体広告を出したことがあると聞く。だとしたら、そんな「立体コマーシャル対決」を並べ・比べ・眺めてみても面白いはずだ。

 女性なら、立体的なバストをいかに演出するかという視点から、そして男性なら…客観的な視点から、ぜひじっくり眺めてみてもらいたいと思う。

そういえば、私も 「人間工学を利用したブラジャーの研究」を行ったこともある。実際、テレビ番組で試作をしてもらったこともある。そろそろ、(右に示した)「科学のブラ」あるいは「科学のビキニ」を開発・発売したいという下着メーカーが現れてくれないものだろうか?



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