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2008-10-02[n年前へ]

GPSと加速度センサで「北京オリンピック会場の構造物監視」 

 2008年10月号のトランジスタ技術を読んでいて一番面白かったのが、川村祥子氏の「NI Week 2008レポート」だ。LabVIEW8.6の新機能や、PXI用FPGAモジュールFrexRIOの話もとても興味深く読んだのだけれども、他の何より面白かったのが「北京オリンピックのメインスタジアムの構造物を状態監視するシステム」の話である。

 「北京オリンピック会場の構造物監視、 LabVIEW利用で実現」といった記事でも紹介されているが、北京オリンピックの会場となったメインスタジアムには、11箇所のGPS受信機を備えたコントロールパネルと、640個(64個×11箇所のコントロールパネル?)の三軸加速度センサが設置され、振動データの収録・異常検知が行われていたという。

 何だか、色々な意味で目を惹かれてしまうシステムである。GPSは鉛直方向の精度は低かったと思うが、その低い鉛直方向精度でも判別できるくらい、高さ変化があるのだろうか。それとも、水平方向に動くのだろうか?加速度センサから得られる信号値の異常・正常基準はどのように作成されていたのだろうか?前もってシミュレーション計算でも行っていたのだろうか、それも観客が一部の興奮したとき・・・といったさまざまな条件で。・・・と考え始めると、とても謎が多く、その謎の多さに比例してとても面白く興味を惹かれた記事だった。

2010-09-26[n年前へ]

学生向けポケットサイズ計測器「NI myDAQ」登場 

 時間と場所を問わずコンピュータベースの計測が可能に―学生向けポケットサイズ計測器「NI myDAQ」登場

 2010年9月29日、ナショナルインスツルメンツは大学で工学を学ぶ学生向けのポータブルな計測器「NI myDAQ」を発表した。
 PC側に「NI ELVISmx」ハードウェアドライバをインストールすると、一般的な8つの計測器(デジタルマルチメータ、オシロスコープ、関数発生器、ボードアナライザ、ダイナミック信号アナライザ、任意波形発生器、デジタルリーダー、デジタルライター)が、仮想計測器として利用できる。さらに、同製品とグラフィカルシステム開発ソフトウェア「NI LabVIEW」や回路シミュレーション用ソフトウェアプラットフォーム「NI Multisim」を組み合わせることで、システムの試作や回路の解析が行えるとのこと。



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