hirax.net::Keywords::「地震」のブログ



2011-03-12[n年前へ]

人がただ祈る姿 

 「自然の力」と「人間の力」 (初出:2005年09月02日)から。

 洪水や地震や津波や噴火・・・といったさまざまを起こす自然の力が強いように、弱い人間もやはりそれでも強い、と私は思います。だから、少し時間が経てばニューオーリンズの街も活気を取り戻していくのだろうと信じます。

 そう願いながら、酷い状況の景色だけでなく、とても綺麗だったニューオーリンズの写真を眺めたくなりました。だから、今日はこんな写真を飾ってみました。

 一番最後に置いた、右の写真はニューオーリンズの中心、そのフレンチ・クオーターのさらに中心にあるセント・ルイス大聖堂の中で見た景色です。人がただ祈る、そんな姿です。

 ハリケーン「カトリーナ」がニューオーリンズを襲った直後の"Google Maps"が矢継ぎ早に見せる姿には、開発陣の悲しみとも怒りとも何とも表現しがたたい、けれど、何かに立ち向かおうとする意志を感じたような気がします。

 そんな人の意志もまた、活気を取り戻していくための力になる、と今でも信じています。

2011-03-15[n年前へ]

2011年03月8日から3月15日までの地震震源&震度分布動画 

 2011年03月8日から一週間、3月15日23時までの「日本での地震震源&震度分布動画」です。動画でいうと最後のフレームが、3月15日22時過ぎに富士宮近辺で起きた地震になります。日本列島周りのプレートは、一体どんな風に動き、そして歪みを受けているんでしょうか。

2011-03-16[n年前へ]

「地震の発生メカニズム」という典型的な"ディスコミュニケーション" 

 テレビを見ていると「けれど、地震の発生メカニズムが違いますから…」という言葉を聞くことが多いように思います。多くの場合、そんなフレーズを聞くことができるのは「○×の地震と△□の地震は関係があるか」といった質問に対して発せられることが多いように思います。その受け答えは、少なくとも上に書いたような言葉だけであれば「全く受け答えになっていない」ような気もしますが、とりあえず、こんな「地震の発生メカニズム」という言葉を語る人たちの言葉を聞く時、その言葉を口にする人たちを、実は二種類に分けることができるような気がします。

 まず片方の人たちは、「逆断層」「正断層」とか「横ずれ」「縦ずれ」とかいった言葉を念頭において、それらの言葉を話します。あるいはまた、「プレート境界」と「プレート内部」といった地震の発生箇所を区別しつつ、その発生過程を考えます。

 けれど、それらの言葉を「その人たちとは違う人」に向かって話すと、それらの言葉は”伝わらない””的確でない”言葉になります。なぜなら、もう片方の人たちは、「プレートが変形したり歪んだりすることで起きる地震」と「火山の近くで地面にかかる圧力が変化することで起きる地震」くらいの違い、としてそれらの言葉を聞くからです。

 「地震の発生メカニズムが違いますから…」という言葉を聞いて、「なるほど(比較的大きな)地殻が変形したり歪んだりすることで起きる地震ではないのか」と伝わってしまうと、実はそれは間違っている、ということも多々あるような気がします。

 だから、もしかしたら、「まぁ、なんちゅーか、どちらも、地殻にストレスがかかって起きる地震なんやけどね(森毅風)」くらいの大雑破な言葉の方が実は正確だったりするかもしれない、と思ったりします。

 「○×の地震と△□の地震は関係があるか」という質問をされた時、「地震の発生メカニズムが違いますから…」という答えるよりは「まだ、わからん」というのが意外によっぽど正確なような気もします。

2011-03-20[n年前へ]

「そやろ、何とかならへんもんかなあ……」 

  今から15年と少し前、1995年1月17日から5日ほど経った頃、「水、自由に使って下さい。そのままでは飲めません」の広告を作り始める時の話。

 「いま流れてる公共広告、どう思う?」

 CMの自粛で、既存の公共広告が穴埋め的に流されていた。「空き缶のポイ捨てをやめよう」とか、「川をきれいに」……。空き缶を捨てようにも、缶の出てくれる自動販売機がどこにある? 川をきれいに、と言われても、そもそも川に捨てる物がない。人々の生活実感と、あまりにもかけ離れたCMばかりだった。

 「そやろ、何とかならへんもんかなあ……」

CMプランナーの仕事術
 僕があの貼り紙を神戸の町で見たとして、それが…人を励ますCMになるという判断が下せるだろうか。…ケチがつかないかと弱気になれば、何もできなくなる。

2011-04-13[n年前へ]

お手軽「地震検知器」を作ってみよう!? 

 東日本では地震が続いています。地震があまりに頻繁に起き続けると、「今世界が揺れているように感じるのは、地震のせいなのか、それともめまいのせいなのか?」といったことがわからなくなります。揺れに鈍感になる一方で、その逆に、小さな揺れをも敏感に感じ取る気持ちが育ってきますし、さらに船酔いのような変なめまいも続き、これは一体地震なのか・それともめまいなのか?と悩んでしまうのです。

 そんな時には、「地震検知器」を作るのがお勧めです。身の回りにある輪ゴムやヒモを切り、その先にクリップなどの重りになるものを取り付けて、さらに周りの空気流の影響を受けないように(たとえばエアコンや送風機といった空調の影響)、その重り付きのヒモ(ゴム)をペットボトルの中に(フタを閉めるときにヒモの先を挟むなどして)ぶらさげるのです。

 この地震計は、こんな風に動きます。「地震」がもし起きたなら、揺れるペットボトルに対して「中の重り」はそれまでと同じ動きをしようとしますから、ペットボトルに対して中の「ヒモ&重り」が相対的に揺れ動きます。それに対して、あなたが「めまい」を感じたとしても、ペットボトルの中の重りはそのめまいと全く関係がないわけで、ペットボトルの中のヒモや重りはピクリともしないハズ…というわけで、「地震」と「めまい」の区別がつくわけです。余震酔いに悩む人は、ダマされたと思って簡単お手軽工作をしてみるのも、お勧めかと思います。

 せっかく「地震計」を作るなら、お手本写真のようにあなたがデザインした「ラベル」でも作って・貼ってみれば、なんと、あなただけのおしゃれな地震計を手に入れることができます。

 透明なペットボトルとヒモ(のようなもの)と重りになるものを探して・手に入れ、紙に「地震計」とでもラクガキしてペットボトルに貼り付けてみれば、あなただけのデスクトップ地震計のできあがり、です。 余震が続く中「めまいと地震」を区別しかねているのなら、息抜きにこんな工作をしてみれば、少し楽しくなるかもしれません。

お手軽「地震検知器」を作ってみよう!? お手軽「地震検知器」を作ってみよう!? お手軽「地震検知器」を作ってみよう!? 








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