hirax.net::Keywords::「見てみよう」のブログ



2008-01-01[n年前へ]

未知の道が続いている 

久々のできるかな?を書きました。『「海面に写る太陽」の不思議 -初日の出と足元に広がるミステリー-』です。

 私たちが眺めている景色には、「たくさんの不思議」が満ち溢れている。私たちの目の前に転がっている小さなミステリーを解決しようと、その未知のものに一歩足を踏み入れた途端、ただひとつの例外もなく、その奥にはさらに未知の大きな世界が続いている。それは、何だか元旦と新年の関係に似ているように思う。元旦になった今日、新しい未知の一年が始まる。私たちの足元から水平線の先へ、未知の道が続いている。

2008-01-04[n年前へ]

千円札を拡大して見る 

 日本銀行の千円札の説明を読むと、千円札の偽造防止技術の一つに「深凹版印刷」があって、「従来のお札よりもインキが表面に盛り上がるように印刷されている」という。そこで眺めてみた。すると、確かに濃緑色のインクが(他の色のインクに比べ)高々と盛り上がって印刷されている。その分、ちょっとインクが乱れて汚い感じにも見える。

千円札千円札千円札千円札新しい日本銀行券(千円券)の印刷開始と偽造防止技術について






2008-01-06[n年前へ]

路線バスで「ローレンツ収縮」!? 

 蜜柑畑から青い海を見下ろしたくなって、そんな景色の場所に行ってみたくなって、少し遠くまでランニングに出かけた。「往路」にずいぶん時間がかかってしまったので、「復路」の一部を路線バスに乗った。

 ランニングのスピードに比べると、路線バスは宇宙をワープしているように速い。そんな路線バスの一番後ろの席に座り、ケータイのカメラ越しに外の景色を眺めていると、何だか奇妙な感覚に襲われた。

「外の世界が奇妙に歪んでる!?」
「普段のランニングの速度に比べて、バスの速度が速いせいで、ローレンツ収縮が起きているのか!?」「ついに相対論的効果・ローレンツ収縮を肉眼で見ているのか!?」と一瞬妄想してしまうような、奇妙な景色がそこには見えていた。

 目の前の家はピサの斜塔のように何だか斜めに傾いているし、松林もひしゃげているように見える。まっすぐ立っているはずの電信柱は明らかに斜めに地面に刺さっている。カーブミラーなんか、倒れないのが不思議なくらいの変な角度で設置されている?…何かがおかしい!?

 いくら路線バスが速いといっても、相対論的効果が目に見えたりするほど速いわけもない。なぜこんな風に見えるかというと、動画撮影された景色が素早く一方向に移動しているのに対して、ケータイの撮像素子からの(動画撮影時の)値読み出しタイミングに(画素位置ごとに)ズレがあるために、こんな風に見えているに違いない。ここに貼り付けた動画中(撮影時には90度回転した状態で撮影されている)で、撮像素子からの読み出しは画面下方向からされていて、早く動いている近くのものが「画面下部では右に写り」「(読み出し時間が後の)画面上部では左に移り」「その結果斜めに見える」ということだろう。

 誰もが手にするケータイのカメラも、ちょっと使う条件を変えただけで、90度撮影する向きを変えただけで、矛盾をきたして奇妙な世界を見せる。そんな入り口が目の前にはたくさん置いてあって、不思議の国のトムキンスのように、私たちを不思議で新鮮な世界に連れて行く。

2008-01-16[n年前へ]

「七味唐辛子」を見てみよう 

 七味唐辛子には、麻の実や芥子の実が入っている。学生時代、「七味唐辛子を買って、楊枝で実を集めタバコに詰めて吸うとトリップできる」という話を聞いたことがある。トリップできると言っても、どの七味唐辛子でもOKというわけではなく「○×」という商品でないとダメだ、などと妙に具体的なウワサだった。

 それはさておき、七味唐辛子をきちんと眺めたことはないような気がする…と思い、七味唐辛子を拡大して眺めてみた。拡大写真を撮ってみると、麻の実の周りに、細かく砕かれた赤唐辛子や黒ゴマがたくさん付いている。素人目にも、「七味」の分散状態は実に均等であるように見える。

 ところで、この写真はS&Bの「七味唐辛子」だ。じっくり眺めているうちに、この七味は赤唐辛子の量がとても多いような気がしてきた。今度、他の七味唐辛子も拡大して眺めてみることにしよう。

七味唐辛子七味唐辛子七味唐辛子ケシ芥子(ケシ)






2008-01-17[n年前へ]

老舗「七味家」の七味唐辛子を見てみよう 

 七味唐辛子の「七味」といっても、その七種類の原料には色々あるらしい。そこで、今日は明暦年間に創業されたという、京都・清水寺門前の老舗「七味家」の七味唐辛子をじっくり見てみた。すると、ずいぶんと色合いも内容も違うような気がする。赤というより薄緑がかった茶色で、S&Bの「七味唐辛子」と比べると、実に山椒の味が強い。舌にピリピリくる。

 七味家の七味唐辛子ならうなぎにふりかけても、とても美味しそうだ。けれど、関東の鉄道ホームの立ち食いそばに振りかけるには、物足りないような気がする。他の七味唐辛子は一体どんな原料で、どんな味や香りなんだろうか。

京都・清水寺門前「七味家」の七味唐辛子京都・清水寺門前「七味家」の七味唐辛子京都・清水寺門前「七味家」の七味唐辛子七味家七味唐辛子のお・は・な・し








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