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2010-04-12[n年前へ]

Kindle Development Kit (KDK) で NES エミュレータ 

 電子書籍Kindleの開発キットを、公開を待ち切れず、ドキュメントから(をもとに作り出し、

 ちなみに KDK は Javadoc がすでに公開されています。世の中にはいろんなものが落ちていまして codavaj という Javadoc リバースエンジニアリングツールが存在します。codavaj ? Javadoc の逆かい!素敵なネーミングセンスです。
 codavaj は Javadoc を読み込んで Java プログラムのスケルトンへ変換することが可能です。KDK が手に入らないのなら自前で実装します!
 さらに、その開発キットを使いファミコン(NES) エミュレータを実装してみたという、とてもワクワクさせられる話。
 新しいプラットフォームが出たら、まずしなければいけない一番大事なことを忘れていました…orz
 そうです、 NES エミュレータを移植することです。

2010-04-20[n年前へ]

先行する“ケータイ電子書籍”市場のいま 

 先行する“ケータイ電子書籍”市場のいま

 アマゾンの「Kindle」や、アップルの「iPad」といったデバイスが注目されるようになったことから、国内でもにわかに電子書籍市場の盛り上がりが期待されている。だが携帯電話の世界では、すでに電子書籍の市場が立ち上がっており、大きな規模に達している。そこで今回は、先行する携帯電話の電子書籍市場の現状と課題、そして今後について取り上げてみたい。

2010-07-11[n年前へ]

デュアルディスプレイを搭載して復活した記念モデル──「libretto W100/11M」 

 「デュアルディスプレイを搭載して復活した記念モデル──libretto W100/11M

 libretto W100/11Mは、7型ワイド液晶ディスプレイ(解像度は1024×600ドット)を2面搭載したデュアルディスプレイノートPCで、両方のディスプレイにマルチタッチ対応のタッチパネルを内蔵する。本体に加速度センサーを用意して、本体の向きにあわせて画面の表示方向を切り替える機能を導入し、電子ブックリーダーとしての利用も想定、電子ブックリーダーアプリケーションの「FlipViewer」を標準で導入する。

 2面あるディスプレイは、連動して1つの画面として利用できるほか、オリジナルツールの「TOSHBA Bulletin Board」を使えば、専用のガジェットで用意されるメモ、時計、電卓、テンキーなどを自由に配置して使いやすいユーザーインタフェースをカスタマイズできる。さらに、レイアウトが異なる5パターンのソフトウェアキーボードを表示して、卓上に本体を置いて使う場合も立って本体を両手に持って使う場合も打ちやすいキーボードが選べる。なお、タッチパネルはフォースバックに対応するので、パネルをタップしたときには振動してくれる。

2011-07-28[n年前へ]

「自炊」と「野宿」と「トイレの紙」 

 紙書類を読み取り電子化するFUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500を、一週間2000円という価格でレンタルしたので、数日前から「手元にある紙資料や書籍」の電子化作業をしています。つまり、いわゆる「(電子データがない書籍などのデジタルデータ化する)自炊」という類の作業を(ひたすら)しています。スキャナを返却するまでには、このままのペースで行けば、300〜400冊子(冊子)くらいを電子化することができそうです。

 作業にかかる時間コストを考えなければ、今回の電子化作業のコストは1冊子(冊)あたり10円程度という程度です。おそらく、メンテナンス料金を考えれば、「スキャナはレンタルで済まし、集中的に読み取り作業を行う」というのが、(便利さを考えず・コストだけを考えるならば)一番おトクであるように思えます。都会生活においては、車は所有するよりレンタル(シェア)する方がリーズナブルであるように、プリンタとかスキャナといった機器は、(都会に住む人であれば)所有するより共有する方がおトクであるモノになっているはず(あるいは専門業者に委託した方が良いものになっている=そういうビジネスが十分成り立つ条件になっている・分水嶺を超えている)、というのが私の認識です。

 さて、限られた時間の中で紙資料・紙書籍の電子化作業をしていると、「一体、どれから電子化すれば良いだろう?」と悩んでしまいます。

 …けれど、そんな悩みを抱える時であっても、「これは電子化しなくて良いな」と感じる類のものもあります。それは、たとえば、便利さの追求とは異なる内容・ベクトルを持つ読み物群です。

 私の愛用トイレには、ミニコミ誌「野宿野郎」が並んでいます。たとえば、こんな野宿を愛好する人たちが書く本などは、電子化したいとは思わない…いや、むしろ、電子化してしまってはツマラナイ類の本に思えます。電子書籍で野宿記録を読むなんて…何だか少し収まりが悪い組み合わせでしかないように感じます(電子化がネタとして扱われるくらいですし)。

 「深夜、学校のトイレで聞こえる”赤いマントは要らんかね?”」という声の話と同じように、「深夜、学校のトイレから、この世のものとは思われぬほど悲しげな声が響いてくる…”紙をくれ”…」という怪談ならぬ小話は、夏の山奥で誰しも聞いたことがあるのではないでしょうか。

 …そう、トイレという場所は、何より「紙」というリアルなマテリアルが活躍する場所なのです。トイレで必要とされるのは・似合うものは、電子化されたデータなどではなく手に持ちお尻を拭くことができる「紙」なのです。もしも、トイレットペーパーを使い切ってしまったとしても、トイレに本棚があれば、本棚にある書籍のページを破りさえすれば、”ノープロブレム”でコトを済ませることができます。けれど、もしもトイレの書籍も電子化されてしまっていたならば、コトをいたしたその後にトイレに紙がないと気づいたならば…それは想像するのも恐ろしい事態です。

 iPadやiPhone/androidはトイレットペーパーの代わりはできない、のです。「いざ」という状況に似合うのは、トイレットペーパー(あるいは、その代わりになる書籍)と水なのです。

「自炊」と「野宿」と「トイレの紙」「自炊」と「野宿」と「トイレの紙」「自炊」と「野宿」と「トイレの紙」






2011-07-29[n年前へ]

iPad版(電子書籍版)『論理的にプレゼンする技術』 始めました。 

 ソフトバンククリエイティブ新書『論理的にプレゼンする技術』 iPad版(電子版)の販売が開始されました。2011/07/29~2011/08/11までは、通常価格700円ナリのところ450円の「持ってけドロボー!のバナナ叩き売り」を行っています。iPadユーザの方にもしもご覧頂けたなら、著者として、少しうれしく思います。

 いつの間にか、アナログTV放送がほとんどの地域で終了し「テレビは地デジ」の時代になりました。だから、先週の「燃えないゴミ」には「(もう使えないゴミになった)TVアナログ・チューナ」をゴッソリ出しました。すべて過去の遺物になりました。 アナログレコードからCDに移行した時も、VHSビデオテープからDVDに、そしてブルーレイに移行した時も、ずっと親しんでいたはずのモノとの「別れ」は、意外なほどにアッサリとやってくるものです。

 過去の技術から未来の技術に移行するに際して、必ずしもすべての特性がより良くなるとは限りません。全体のバランスから見れば、次に来る技術の方が(過去の技術に比べてみれば)良いとはいえど、いくつかの点においては消えていく過去のモノの方が良い、ということもよくあるものです。…それでも、時代はその姿を変えていきます。

 家に配達する「新聞」というシステムは、ある購読者数の閾(しきい)値を下回った瞬間から持続し得なくなる、という話を聞いたことがあります。新聞の購読者がある程度まで減ってしまうと、各家庭まで新聞を配達システムを持続させるためのコストを補うことができなくなり、ドアのポストに新聞が届けられるというシステムは成り立たなくなる、というわけです。その変化にともなって、その技術・機器の変化に伴って、私たちの生活は変わります。

 ソフトバンククリエイティブ新書『論理的にプレゼンする技術』が電子書籍になりました。電子書籍、はじめました。



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