2006-04-08[n年前へ]
■「幸福論」
小倉千加子・中村うさぎが書いた「幸福論」を読んだ。「なるほど」と頷くところは多いのだけれど、「モテ・非モテ論」と同じく、「興味を惹かない箱」に入れた。いや、少し違う。「そんなことは考えてもしょうがない、の箱」だ。頷くところはとても多いのだけれど、その結果を不毛に感じたからだ。そして、「未来はどうなっているんだろう?」という質問にムッっとしたアランケイの「未来を予測したい?なら未来を作ってしまえばいいだろ?」というセリフをふと連想した。
彼女らが持つ背景・環境・価値観を共有できる人たちは、とても興味深く読むに違いない。その背景・環境・価値観を実におぼろげに想像することしかできない私ですら、頷くところは多かったのだから。とはいえ、この本のどのページも破り撮り残すこともせず、そのままゴミ箱へ入れようと思う。そして、限られた時間を他のことに費やしたいと思う。この本には、(特に他者に対する意識が強かったり、物事に意味をつけたくなるタイプには)たくさん面白いことが詰まっている。しかし、「未来論」を語るくらいなら、ほんの少しでも「未来」を作った方が好みに合うのと同じく、この「幸福論」という本を長く読み返すくらいなら、他のことをしたい。
そういえば、「幸福」って何だっけ?と思い、新明解国語辞典をひいてみた。なるほど、「幸福」という状態は、「進化を続けてきたことで現在がある生物の世界」とは相反するものなのかもしれない。
「幸福」現在の環境に十分満足出来て、あえてそれ以上を望もうという気持を起こさないこと。また、その状態。 「新明解国語辞典」
外へ外へと向かっていくそういうエネルギーがなかったら、人類はいまだに洞窟の中で暮らしてたんだろうか。 「イラクと幕末」
2006-07-24[n年前へ]
2006-10-19[n年前へ]
■「銀河鉄道999」@20世紀の洞窟の隅
槙原敬之の「約束の場所」の歌詞にまつわるニュースを見る。第三者の言葉などを含めて「歌詞の誕生経路」は松本零士のコミック経由かも、と思う。その一方で、松本零士という「作家」はブラウン管とカセットテープと一緒に「20世紀に置いて、21世紀には持っていかない、21世紀の私には要らないもの」という箱に入れよう、とも思う。
そう感じつつ関連記事を読んで、件の「銀河鉄道999」が21世紀に入ってからの「作品」だということに驚く。読むつもりは全くないが。
外へ外へと向かっていくそういうエネルギーがなかったら、人類はいまだに洞窟の中で暮らしてたんだろうか。 「イラクと幕末」
