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2008-08-21[n年前へ]

「姉を慕い続けた少年ジャック」 

 2008年7月19日(土)の朝日新聞、「うたの旅人」はとても興味を惹かれた。ペギー葉山の「爪」を題材に、演出家・作家の久世光彦のことを書いた記事だ。

 「もう、向田さんのことを言ったり、書いたりするのをやめよう」とつぶやくのを聞いた。06年、急逝した年だった。
 「久世はやはり深爪で、裸足が好きでした。おしゃれで気の利いたお姉さんのような向田さんの影響をいっぱい受けてます。きっと心配りの仕方や好みまでまねていたのだと思います」
 一時期、向田邦子や久世光彦が書いた本、向田邦子や久世光彦に関する本を見つけるたびに読んだ。
 向田さんの、一目会った人を虜にしてしまう人たらしぶりは伝説に近い。…久世さんもまた、接した相手の心をつかむ人だった。かけられた言葉をずっと宝物のように覚えている編集者や書評家も少ないくない。
 「演出家として身に付いた癖なのよね。演出家は、出演者の一人ひとりを、違う言葉で口説き落とす仕事だから」
 「私は、少なくともあの一夜だけは、あの人を愛していたのだと思う」
 「久世ちゃんは、度を超すくらい好きだったんだと思うよ」
 「だからこそいつまでたっても思いきれない人なのかもしれない」

2009-04-17[n年前へ]

「自分の中に自分で答えを作り出せる人」 

 朝日新聞の連載記事「うたの旅人」~椎名林檎  「歌舞伎町の女王」~(文・渡辺 薫)より。

「自分の中に自分で答えを作り出せる人」
女王の条件を椎名さんはそう語った。
「ぐっと襟を抜いた着物姿。生きることも死ぬことも、『当たり前でしょ』と言える、そんな女性をイメージしたんです」




2009-05-09[n年前へ]

作家の愛した作家 

 久世光彦の「向田邦子との二十年 (ちくま文庫) 」について、朝日新聞2009/05/09の春山陽一氏の「再読ガイド」から。

 作家久世光彦さんのエッセー集「触れもせで」('92年)と「夢あたたかき('95年)には、いずれも「向田邦子との二十年」という副題がついていた。飛行機事故で81年に姿を消した作家の向田さんへの追慕をつづったものだ。絶版になっていた両者が今回、合本で復刊された。
 小紙「うたの旅人」記事で'08年7月に2人のことを取り上げ、久世さんの2冊が絶版であると触れた。それが縁で復刻されたという。情けを報せると書いて情報と読む。痛感した。



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