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2009-12-03[n年前へ]
■江國香織が描く22人のインタビューイの物語 
江國香織「十五歳の残像
」への感想から。
よくあるインタヴュー集とはひと味もふた味も違うものになっています。それはたぶんインタヴューアーとインタヴューされる側の発言をそのまま載せるスタイルではなく、江國香織が自分でインタヴューしたものを元にして、あらためてひとつの物語として完成させているからだと思います。
彼女が意図してたのかどうかは分かりませんが、この本を読んでると、インタヴューされる側がみな、江國香織の小説の中の登場人物のように思えてなりませんでした。インタヴュー集と言うよりは、江國カラーたっぷりのひとつの物語って感じです。
大人と子どもの間で揺れる、どっちつかずの少年時代。格好いい大人たちは、どんな15歳を過ごしてきたのか。江国香織の緩かなまなざしが、22人の思春期を鮮やかに甦えらせる。
2010-12-03[n年前へ]
■ビルが映る川面を、漕ぎ進む 
都会的な景色が写る川面の上を、静かに早く、舟を漕ぎ進む人がいる。顔を上げて、道路の上を眺めみると、空に映えるビルを背にしてアスファルトの上を歩く人が、たくさんいる。
To get a little stronger,
I'm rowing away,
In my broken boat.
「ウォーターボーイズ」の最後、主人公たちのシンクロ演技のシーンで流れるたくさんのBGMの中で、パフィーが歌う「愛のしるし」の歌詞には字幕がつけられている。それは、この曲の歌詞が一種の台詞に、一種のメッセージにになっているからだろう。

