2006-09-26[n年前へ]
■「希望の希」は「希ガスの希」…?
先日、品川で「希望学」玄田有史教授への質問事項を考えていました。疲れていたせいか「世界は希望に満ち溢れていますよね(笑)」と言える気分でもなく、…しかし同時に「インタビューイが掲げるキャッチフレーズを否定する気分もちょっとねぇ…」と思いながら、言葉に詰まりながら編集者に私はこんな話をしていました。「希望の"希"って希ガスの"希"ですよね」「なんだか、"望みが叶う可能性が少ないことが希望だ"っていう気がしません?」「何だかどこかの実験室のチャンバーの中でしか見つけることができないようなものに思えません?」
希望とは、文字通りに読めば、希(まれ)にしか叶わない望みである 玄田有史 『希望学』
希:まれ・少ない・薄い(例:希少・希ガス・希薄) 希:乞い願う (例:希望・希求) 『新明解国語辞典』
2006-11-02[n年前へ]
■「ミニスカートの幾何学」リバイバルへのコメント
11/8発売のネットランナー 12月号で「ミニスカートの幾何学」リバイバル現象へのコメントを求められました。せっかくですから、メールで書いたコメントの内容をここに貼り付けておきます。
> 2:発表当時の反響はいかがでしたか?
すみません。もう何年も前のことなので、よく覚えてません。おそらく、今の反響と同じようなものだったのではないでしょうか。
> 1:今、話題になっていることについてどう思われますか?
「何でいまさら"ニュース"のように取り上げるの?数年前に流行った話題だよね?」ということが質問の背景にあるだろう、と思います。その瞬間その瞬間の新しい流行ものを追いかけがちなインターネットの世界ですから、その瞬間の流行りものはあっというまに記憶のかなたに埋もれてしまいがちだだろうと思います。だから、埋もれていた昔の流行りものが「新しい流行りもの」として扱われることもよくある話だと思います。実際問題、記事を書いた本人である私自身が、発表当時のことを覚えていなかったりするわけですし。
もちろん、過去の遺産が活用されにくい「その瞬間の新しい流行ものだけを追いかけること」ばかりをしているのは、もったない話だもと思っています。とはいえ、昔の”ストック”を常に意識するうまい仕組みがない以上は仕方ない話だとも思います。
ちなみに、今回の再発掘された原因は、おそらくコンビニ本として以前出した本を再出版したから、でしょうね。 つまり、そもそものきっかけはネット外だったんじゃないか…と思っています。
2006-11-10[n年前へ]
■「BINARY HACKS ハッカー秘伝のテクニック100選」
「BINARY HACKS ハッカー秘伝のテクニック100選」を読んだ。名うてのハッカーたちが解説する「ハッカー秘伝のテクニック」を読むなんて猫に小判…としか思えなかった。しかし、読んでみると「あぁ、そういえばこんなことに頭を使ったこともあったっけ…」と振り返りつつ付箋紙を貼り付けたページも多く、意外なことにとても面白く楽しめた。何だか読んでいるうちに、どうして動いているのかもよくわからないコンピュータ・プログラムの世界が、保育園や幼稚園の床の上に積み重ねられた原色の「積み木おもちゃ」みたいに思える一瞬がある。そんなカラフルで単純な積み木を手につかんで、ふと遊んでみたくなる。
HACK#64 「実行中のプロセスのパス名をチェックする」を読んだとき、このことで悩んで、ここで質問した時もあったなぁと思い出した。あの時は結局、川合史朗さんに解決策を教えて頂いたのだった。その川合史朗さんが、「本書に寄せて」を書いている。ハッカーなんかじゃなくて、こんなことに当てはまりそうな人なら、…つまりとても普通の人こそ結構楽しめるのかもしれない。
子供の頃、粗大ごみ置き場に捨てられたテレビを見つけて、ほこりだらけの裏蓋を外してみたことはなかっただろうか。
