hirax.net::Keywords::「ボリュームレンダリング」のブログ



2012-11-30[n年前へ]

発表ほやほや Mathematica 9.0 の新機能 でハローおっぱい 

 数式処理/プログラミング言語(環境)のMathematicaの新バージョン9.0(英語版)が登場しました。新しい環境が(言語)が出たら、まずはHelloWorldを書いて使ってみよう!ということで、いつものように「ハローおっぱい」を書いてみました(生まれたての赤ちゃんが一番最初に見る世界は、それすなわちおっぱいですから)。

 Mathematica 9.0の新機能のひとつに「3次元格子点データをボリュームレンダリングすることができる」というものがあります。そこで、Mathematica版「おっぱい(曲面)方程式」で「あなた好みのおっぱい」を作る!?で描いた「おっぱい(曲面)方程式」(右上画像)を、今日はボリュームレンダリングで描いてみました。つまり、おっぱいのボリューム=”塊”方程式として描いてみたのが、下の画像です。

 今回は、以前の関数をそのまま使いましたが、ボリュームレンダリングらしさを活用するならば、一体どんな「可視化」をすると面白いでしょうね…?

発表ほやほや Mathematica 9.0 の新機能 でハローオッパイ発表ほやほや Mathematica 9.0 の新機能 でハローオッパイ






2014-04-21[n年前へ]

3次元データを自作3Dプリンタで出力する手順 

 立体的な3次元物体を、あたかもCTスキャンのように断面にして、それらを重ねて眺めてみると、元の立体的な姿が蘇ります(参考:「透明シート印刷+オイル浸け」で「立体プリント」「おっぱい曲面方程式」を立体(モドキ)プリンタで出力してみた!)。

 こうした作業をする時は、まさに3Dプリンタの内部で行われているような「こんな作業手順」を行います。

  1. 3次元ポリゴンデータを作る
  2. 断面データを作る
  3. それぞれの断面を描く
  4. 断面を重ねる
  5. 立体構造のできあがり!
というわけで、今日は(右に貼り付けた)小惑星イトカワのSTL(3次元ポリゴン)データを、下に貼り付けたような何枚もの断面画像群にして、それらを重ねてボリュームレンダリングしてみました。その結果が、右の画像です。

 色んな3次元データをダウンロードして、断面重ね立体プリントをしてみたら、何だか面白そうです(参考:AVで名前が知られた「つぼみ」の3Dプリント用テクスチャ付き立体ファイル)。

3次元データを自作3Dプリンタで出力する手順3次元データを自作3Dプリンタで出力する手順3次元データを自作3Dプリンタで出力する手順






2014-12-20[n年前へ]

フェルメール「絵画芸術」をX線CTボリューム像で眺めてみよう!? 

 巨匠絵画の埋蔵文化財発掘をしてみたい!なんて3週間前に書きました。すると、フェルメール「絵画芸術」のX線CT画像があったので、ボリュームイメージにして眺めてみました。…フェルメールの絵は、粒径が粗いゴロゴロした顔料層の上に、粒径サブミクロン以下のきめ細やかなな層が塗り重ねられていて、それらの層の特性が違うために剥離・壊れやすい…というわけで、そんな層恒星を 次元的に眺めたくて、X線CTのボリュームイメージを眺めてみました。

 下の動画がフェルメール「絵画芸術」の派遣のX線CTボリューム像です。また、WebGLに対応したブラウザがあれば、ブラウザ上でもグリグリと動かし・眺めることができるようにもしておきました。

 ボリュームレンダリングしつつグリグリ眺めてみると、複数の油絵層が剥離つつあるさまや(内部で密かに広がっている絵具層間の空隙)を発見することができます。

 …次は、こうした層構成が「どんな風に見えるか」がわかるようなレンダリングでもしてみようと思います。

フェルメール「絵画芸術」をX線CTボリュームで眺めてみよう!?








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