hirax.net::Keywords::「幻冬舎」のブログ



2009-03-28[n年前へ]

「相手の気持ちや事情を理解し、考える」 

 京都新聞 出版最前線の、渡辺 淳一 「欲情の作法 」に対する書評より。

 センセイはまず、男性に自分の精子を顕微鏡で見なさいと勧める。卵子にたどり着く精子は一つだけ。男は振られる生き物だという自覚を促し・・・
 教えの根底に流れているのは「相手の気持ちや事情を理解し、考える」ということだ。…これは恋愛論であると同時に、性を切り口にした優れた人間関係論でもあるのだ。

2009-05-30[n年前へ]

Google Waveとは何なのか? 

 Google Waveとは何なのか?

 米グーグルは5月28日、米国サンフランシスコで開催中のイベント「Google I/O 2009」で、まったく新しいメッセージングおよびコラボレーションのためのプラットフォーム、「Google Wave」を発表した。同日、開発者向け早期プレビューとして公開。限定的にアカウントを発行して、外部の意見を取り入れながら開発を進める。年内にも一般向けサービスを公開し、それに続いてサーバの実装も順次、Apache2.0ライセンスのもとでオープンソースで公開していく予定だという。

 特にこの記事と関係・脈絡があるわけではないけれども、同時に眺めていた坂口孝則営業と詐欺のあいだ (幻冬舎新書) 」の一節が頭の中に蘇った。

 ビジネスで儲かるのは胴元だけだ、と考えるべきです。もちろん、それらの参加者でトータルの収支がプラスになっている人がいることを私は知っています。しかし、参加者はあくまで胴元をもっと儲けさせるために存在しているのです。
(p.150)

2010-02-02[n年前へ]

「深い後悔」や「苦い失敗」 

 本当に引用したい一文は、自分の手帳に書き写すだけ、ということが多いものです。

 小山薫堂は、映画「おくりびと 」の脚本を書いた人です(それ以外のことも数えきれないくらいしている方ですが)。その「おくりびと」に関する一節を、小山薫堂の「もったいない主義―不景気だからアイデアが湧いてくる! (幻冬舎新書) 」から、1番ではないけれど、気になった言葉をここに書き写しておくことにします。

 ある映画評論家の人からはこう言われました。「あの脚本は誰が撮っても面白くなったに違いないけれど、監督が滝田洋二朗だからこそ、さらに輝きを増した」
 滝田監督はピンク映画の出身です。だから、職業差別を受けた経験がある。そのコンプレックスが、この映画に反映されているのではないか。(中略)差別される側の痛みを、滝田監督は実感としてよく理解していたのかもしれません。
 最初に僕が石文というものの存在を知ったのは、向田邦子さんの「無口な手紙」というエッセイを読んだときでした。



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