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2008-01-02[n年前へ]

モネの絵に見る反射の科学 

 『「海面に写る太陽」の不思議 -初日の出と足元に広がるミステリー-』について考えていた頃、モネの「霧の中の太陽」といった絵を眺めて、その写実性に改めて感心させられた。風や潮が水面に波を作り、その波面の傾き分布や屈折・反射の比率を反映して、水面に道のような太陽の反射像ができる。「霧の中の太陽」や「印象・日の出」といったモネの絵には、そんな光が理科の教科書より忠実に描かれている印象さえ受ける

 そしてまた、ゴッホの 「ローヌ川の星月夜」を眺めれば、太陽でなく、星空と街の灯りが作る光の道を見ることができる。ここに描かれているのも、水面の法線分布もフレネル反射率の角度依存も、すべて織り込まれた美しい世界だ。

 美術館に行くとき、科学館にいくとき、あるいは、街中を歩いているとき、つまり見るものすべては、1ミクロンほどの隙間もなく相互にハイパーリンクされあっているのだろう。目の前の世界を眺め、眺めたところをクリックした途端に別世界へ飛んでいきそうで、少し躊躇して少し心躍る。

Impression, SunriseImpression, Sunriseモネ印象・日の出徒然に『印象、日の出』の『クロード・モネ』ローヌ川の星月夜






2010-02-24[n年前へ]

「サイエンス・ウォーカー」で「科学なデート」 (初出: 2006年03月16日) 

http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20060310/eve_____sya_____003.shtml 「文科省がフリーペーパー デートにお勧め!!」という記事が、東京新聞に出ていました。「科学離れ」を防ごうと、20~30代のカップルがデート中に科学の話題を楽しむ手助けとなる小冊子を作ってみよう、という試みを紹介した記事です。A4判16ページの小冊子を百万部作製し、雑誌「東京ウォーカー」などにとじ込んだり、首都圏などの駅やコンビニエンスストアなどで配布したりする予定だということです。

 科学館に行くと、そこには何組もカップルがいる、ということは多いように思います。そして、説明が不足気味の科学館などで、そんなカップルの片方が相手に科学ウンチクを垂れている、という風景もよく見かけます。

 人それぞれだと思いますが、「科学ウンチクを垂れること」は「恋を一歩進める」には効果的なのでしょうか?それとも、逆効果なのでしょうか? 人によっては、「この彼(or 彼女)ってなんて物知りなんだろう!→尊敬しちゃうなぁ→恋しちゃうなぁ」という効果もあるかもしれません。しかし、あるいは、人によっては、「何ワケわからないこと言うんだろうコイツ!?」と思われるかもしれません。

 いつだったか、私は「科学に詳しい男性&科学に疎い女性の科学館デートはOKかもしれませんが、逆のパターン「科学に詳しい女性&科学に疎い男性の科学館デートは絶対駄目そうな気がします」という感想を女性から頂いたことがあります。感想というよりは、それは哀しくも確固とした実体験にもとづいた貴重な名言のようでした。

 さて、あなたの場合、過去の経験を振り返ってみて、「デート with 科学」は一体どんな具合だったでしょうか?



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