hirax.net::Keywords::「透過」のブログ



2005-02-03[n年前へ]

MetaVNC - 窓指向なVNC 

 「複数のホストに分散したアプリケーションを、単一のリモートデスクトップ環境でシームレスに扱えるようにするために、アプリケーションウィンドウ以外の領域を透過領域として扱うという「MetaVNC - 窓指向なVNC」 「、複数のリモートデスクトップ画面を単一デスクトップに合成して表示するだけでなく、Windows版ビューアでは透過領域からローカルデスクトップにアクセスできる」というスグレもの。

2007-05-11[n年前へ]

「画像ジェネレータ・サービス」を簡単に作るジェネレータ・サービス 

15秒で作る画像処理サーバ

 「画像ジェネレータ・サービス」を簡単に作るジェネレータ・サービスで、「画像処理ジェネレータ・サービス」を作り出す"Imagenerator"を作りました。例えば、下に貼り付けたのは、Imageneratorで作り出した「古いポートレート」ジェネレータです。このように処理ページを独立に作ることもできますし、下に貼り付けたように他のページ内に貼り付けることもできます。

 一方、自分の画像を自分で変えて楽しむのはImagination You Makeです。現時点の「画像処理ジェネレータ・サービス」を作り出す"Imagenerator"とImagination You Makeが一番異なるのは、画像間合成機能とテキスト描画機能です。この二つの機能を知ることが、"Imagenerator"を使いこなすコツです。なぜなら、いわゆる(滝川クリステルジェネレータのような)「画像処理ジェネレータ」の面白さ・楽しさを決めるのは、マスク画像とコメントの内容であることが多いからです。もちろん、イラストレーション化や色調補正を用いた画像処理サービスを作るために使う場合には、マスク画像とコメントの内容がすべてなどということはありません。けれど、このような場合でも、マスク画像の使いこなし方を知れば、画像加工の種類を増やすことができます。あなたがマスク画像としてめにアップロードした画像は、いわば(あなたの)"Imagenerator"の機能拡張になるのです。

 "Imagenerator"では、いつでも"CURRENT IMAGE"に対して画像処理がかけられます。"CURRENT IMAGE"と"MASK IMAGE"は、"Swap backup and current"ボタンを押すことでいつでも交換することができます。ですから、自分がアップロードした画像を"CURRENT IMAGE"として使うこともできますし、"MASK IMAGE"として使うこともできるのです。また、「"Imagenerator"であなたがPublishした瞬間のMask Imageが、ユーザーが画像をアップロードした瞬間のMask Imageになる、ということ」と「StartボタンとStopボタンを押すまでの作業だけが、ユーザーが投稿した画像に対して行われる」という2つのことが、マスク画像機能を使いこなすためにはとても大切です。

 "Imagenerator"には、三種類の画像間合成機能があります。1つは、マスク画像の左上の点の色を透過色として用い、マスク画像とユーザ投稿画像を合成する機能です。例えば、左上の画像がRGB値で[255,0,0]の赤色だったとしたら、"CURRENT IMAGE"は"MASK IMAGE"の[255,0,0]の赤色に近い部分に"CURRENT IMAGE"が合成されたような画像になります。だから、雑誌の表紙風「画像ジェネレータ」を作りたい時には、「雑誌のタイトルや文字部分」以外を同じ色で塗りつぶし、画像の左上の点をその色にしておけば良いのです。「POPULAR SCIENCEの表紙」風画像ジェネレータは、そのようにして作成したものです。

 2番目の画像間合成機能は、マスク画像をユーザ投稿画像の透過度合いとして用いることで、新しい画像を作成する機能です。例えば、黒背景に白い色で字を描いた画像を"MASK IMAGE"として用いれば、"CURRENT IMAGE"の「白い字」の部分だけが残り、それ以外の部分は白い色で塗りつぶされます。この種類の画像合成機能を使えば、ユーザがアップロードした画像を好きな形で切り抜いたりする機能を簡単に実現することができます。

 そして、3番目の画像間合成機能が「顔合成用の機能」です。これは、"CURRENT IMAGE"と"MASK IMAGE"に入っている顔を合成する機能です。前もって、顔位置検出機能を使って、"CURRENT IMAGE"と"MASK IMAGE"の顔の瞳や口の位置を合わせておいて、"CURRENT IMAGE"の髪型や顔の形に"MASK IMAGE"の瞳や鼻や口を合成するのです。つまり、「他の人の髪・顔型を自分がしたらどうなるか」「自分の髪・顔型に芸能人の目・鼻・顔を合成したら、どうなるか」なんていうことを眺めることができる画像処理サービスを作ることができるのです。

 また、現在の(吹き出し機能ではなく)単純なテキスト描画は"Imagination You Make"と違って、描画する場所を選ぶことができません。文字描画位置は自由ではありません。とはいえ、「ニュース画面などでは説明文章が下部に表示されることが多い」ので、画像ジェネレータを作る用途には、ある程度使いものになる…ことを願っています。

2008-05-18[n年前へ]

ブラジャーが透けない「モカ茶のヌードライナー」と「シャツの色」 

 「ブラジャーはシャツの色と同系色でないと透けて見えてしまう」と聞いたことがある。「ブラジャーを着けている部分(A)と着けていない部分(B)に色の差があると、シャツの上からブラジャーが識別できる」ということを「透けて見える」というのだろうか。だとすれば、確かに、ブラジャーとシャツが同系色であればAとBの色差が小さいために、ブラジャーが識別できない=透けて見えることはない、ということになる。

 青山まりの「ブラの本。」を読み直していると、こんなことが書いてあった。

 どんなにカラフルな色のブラジャーを着けても、その上にモカ茶のヌードライナーを着れば、表に透けません。
  青山まり 「ブラの本。」 p.121
   なぜ、「モカ茶」のヌードライナー(スリップ)の下のブラジャーは見えづらいのだろう? それは一体なぜだろうか。

  モカ茶はこんな色(Spectrum Color Conversion)である。RGBで表現して見ると、RGB = (1.0,0.3,0.3) * 255という感じだろうか。モカ茶色のヌードライナーの下に、たとえば赤い色RGB = (1.0,0,0) * 255のブラジャーを着けた場合の色を、大雑把に単純に近似すると( a*(1.0,0.3,0.3) +(1-a)^2 * (1.0,0.3,0.3) × (1.0,0,0) ) *255 という具合になりそうだ。ここで、aやbはヌードライナー(スリップ)が(その内側を隠す割合を示す)隠蔽率・着色度を示す係数である。端的に言えば、aはヌードライナー中での光散乱を示す係数だ。

 この式を眺めて見ると、まず、モカ茶色のヌードライナーの下の赤い色や黄色い色のブラジャーは識別できそうにないことがわかる。それは、モカ茶色に緑色や青色の成分がそのそも少ないために、ブラジャー中の赤色光の量が小さくない限り(上記式による)外から見た色は大差なくなってしまうからである。

 では、青色のブラや緑色のブラならどうだろうか。適当な値を入れて見ると、たとえばこんな感じになる。

 色の違いは微妙で「ブラが透けて見えない」とも言えそうでもあるし、「微妙にブラが透けて見える」とも見える。結局のところ、よくわからない、としか言いようがない。
 定量的なデータが入手できた時にでも、「モカ茶のヌードライナー」と「シャツの色」と「ブラの色」の「見え方」について、真面目にシミュレーションでもしてみることにしようか。


spectrum






2013-09-23[n年前へ]

赤外光吸収特性が違うボールペンを使い分けて「秘密のメッセージ」を作ってみよう!? 

 ボールペンの中には、近赤外波長を吸収しないインクが使われているものと、近赤外波長を吸収するインクが使われているものの両方があります。そこで、「近赤外波長を吸収するインクのボールペン」で秘密のメッセージを書き、その上から「近赤外波長を吸収しないインクのボールペン」で塗りつぶしたり・関係ない文字を書き込んだりすると、可視光では判別できないけれど赤外波長で眺めると一目瞭然の秘密メッセージが浮かび上がります。

 たとえば、そんな風に秘密メッセージを描いてみたところを赤外波長で撮影したのが動画です。最初にパイロット ハイテックCコレト の黒色(赤外光を吸収します)で秘密メッセージを描き、その後にゼブラ クリップオンマルチ の黒色(赤外光を吸収しません)でラクガキをしてみたところです。ちなみに、可視光で眺めると右上写真のようになり、全く読むことができません。

 赤外線撮影ができるカメラが手元にあれば、こんな秘密メッセージを作ってみると面白いかも。

ボールペンを使い分けて「秘密のメッセージ」を作ってみよう!?






2017-11-19[n年前へ]

お札を顕微鏡で眺めて「赤外透過インクと赤外吸収インクの位置合わせ精度」を眺めて驚くの巻 

 偽造防止のために、紙幣は「赤外透過インクと赤外吸収インク」が場所毎に切り替えられた印刷になっています。可視光しか見えない肉眼で眺めてみても「そのインク種の切り替わり部分」は識別できませんが、赤外線カメラで紙幣を眺めると、全く違うお札の姿が見えてきます。

 肉眼では見えなくても、さすがに顕微鏡で「可視光下」と「赤外光下」で眺めれば、そのインク切り替わり箇所は識別できるに違いない点と思い、千円札の「可視光では普通の画像に見える、けれど赤外光では透明に見える部分」と「可視光でも赤外光でも普通の画像に見える部分」について、その境界を拡大撮影してみました。それが下に貼り付けた画像です。(可視光画像→可視光+赤外光画像→赤外光画像、の繰り返し)

 赤外光照明と可視光照明下で紙幣を撮影した顕微鏡画像を眺めてみても、そのインク切り替わり部分を全く視認することができないことに驚かされました。印刷の異なるインクを位置合わせする精度や、重ね合わせを気付かせない処理制度は、想像以上でした。



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