hirax.net::inside out::2009年09月12日

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2009-09-12[n年前へ]

「99%の努力」を支える「1%の才能」 

 「努力」と「才能」という文字を前にすると、特に、「99%の努力と1%の才能」というような言葉を目にすると、少し考え込んでしまいます。そういうわけで、下の「関連お勧め記事」にあるようなことを書き連ねているのだろう、と思います。

 下に書き写した杉浦日向子の言葉を読んだとき、ふと「なるほど」と思わされました。( 「杉浦日向子の食・道・楽 (新潮文庫) 」中の「体に悪いスポ根」から)

 秀でたスポーツ選手は、1%の才能と99%の努力から成る、といわれる。その、1%の才能こそが、99%の努力を支えるのであって、ベルモット抜きのドライマティーニがありえないように、ほんの微(かす)かな才能の香りすら見いだせなかったら、努力のきっかけもまた得られないではないか。1%が重要なのだ。

 「努力」するか否かが大切だけれども、それでは「努力」をする意思・その意思の支えは何なのだろう?という問いに、あなたならどう答えるでしょうか。

 ちなみに、この「体に悪いスポ根」は、杉浦日向子がスポーツ競技に対し、「運動神経に関し1%の才能もない側」から書いたエッセイです。

 そして、自分は、運痴で良かった、とほっとする。