2012-01-21[n年前へ]
■エラー・ダイアログを吐いて休憩中の「公共システム」たち ![](http://d.hatena.ne.jp/images/b_entry.gif)
PCが不調になり、意味不明の言葉が貼り付けられた「ダイアログ」を表示したまま、そのまま動かなくなってしまうことがよくあるものです。こういった「ダイアログ」を吐いたままシステムが「動かなくなる」のは、決して手元のPCだけ、というわけではありません。
羽田空港の一角で、壁に埋め込まれた巨大ディスプレイに「問題が生じたためPower Pointが終了しました」というダイアログが出ていました。
「珍しいこともあるものだ」と思ったのも束(つか)の間、よくよく周りを眺めてみれば「ダイアログを画面中央に”出現”させ停止しているディスプレイ」が結構あることに気づかされます。
たとえば、「両替レート」を映し出しているかに見えて実はエラーダイアログを表示したままの巨大ディスプレイ、そしてその近くではJavaアップデート関連のエラーダイアログを映し出している空港内の両替コーナーディスプレイ、HTTPエラー500番を表示したままのキャッシュディスペンサー、Windowsメッセンジャー関連のエラーを吐いたままウンともスンとも言わずに眠っている空港情報システム…。
![](http://www.hirax.net/diary_image/1692_005m.jpg)
![](http://www.hirax.net/diary_image/1693_006m.jpg)
![](http://www.hirax.net/diary_image/1694_007m.jpg)
![](http://www.hirax.net/diary_image/1695_008.jpg)
24時間、休むこと無く働いているように見える公共システムも、よくよく眺めてみれば…実はスヤスヤ眠っていたりもするのです。働くばかりでなく・一休みしている「機械」を見ると、何だか人よりも人らしい、逆に言えば、人が機械より人らしくない、そんなように思えてきたりもするのです。