hirax.net::inside out::2003年07月28日

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2003-07-28[n年前へ]

江戸川乱歩 

うつし世は夢、夜の夢こそまこと。
 うつし世と夜の夢が同じだったら、何処に夢と真はあるのだろう。

江戸川乱歩

今日見た景色 

 何処かで誰かが眺めた景色。何処かの誰かの今日見た景色です。投稿はp@hirax.net宛に画像添付メールを送るだけ、です。あなたが眺めた景色、あるいはそれに加えてその景色を見て感じたことなどを送って頂けたら、とてもうれしいです。

 今日はマイアミで誰かが眺めた景色、静岡県で誰かが眺めた景色、など…です。

今日見た景色をなぜ作りたいか 

 かつてお笑いパソコン日誌

 仮に、同じ流星を遠く離れた恋人同士が見ることができたとしても、悲しいことに、たいていは違うところを見ているのである。 それは、同じ場所で同じ映画を見ても、必ず違う部分を見ているのと似ている。われわれは他人とまったく同じものを見ることができない。残念だが。
という一文が書かれていた。この一文は二年経った今でも私の中に強く残っている言葉なのです。その文が書かれていたとき、私は
 同じ景色だけど他のものを見る他人の視点は、時に素晴らしく不思議に面白いし、時にとても残念で悲しい。 
書いてみた。何故、「時にとても残念で悲しい」かと言えば、それは同じものを見たいと思って、だけどやはり違うところを見てしまうから、かもしれません。
 それでも、何処かの誰かが眺めた景色を見てみたい、と思うのです。それは、私には見ることができない、だけど誰かには見ることができる何処かの景色を眺めてみたいからかもしれないし、もしかしたら私が眺めている景色と同じ景色を眺めている人がいるかも、と思ってしまうからかもしれません。誰かが「いい感じだな」と思った景色を同じように「いい感じかも」と思ってみたいとか、その逆のことを考えてしまったりするわけです。
 とはいえ、そんなことを考えると、いつも
われわれは他人とまったく同じものを見ることができない。残念だが。
という言葉がリフレインのように頭の中で響くのですけれど…。

 だから、携帯メールからでもPCからでもp@hirax.net宛に写真メールを送ってもらえればとてもうれしく思います。そんな誰かが眺めた景色をいろいろ眺めてみたい、と思います。そして、そんな景色を共有してみたいのです。

Googleイメージアルバム 

 Googleイメージ検索の結果ページで、このブックマークレットを選ぶと、オリジナルの画像が貼られたアルバムページが開き、それぞれの画像は画像が置かれたページに直接リンクします、という(IE専用)Googleイメージアルバム

たびそら 

 「たびそらが伝えたいもの。それは旅の空気です。ラオスの澄み切った夜空や、ダッカの空を覆うスモッグや、パキスタンの乾燥した熱風。そういった異国の空気と、そこに暮らす人々のありのままの表情を、写真と文章で綴っています」というたびそら
とても素敵な写真と言葉。