hirax.net::inside out::2005年11月10日

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2005-11-10[n年前へ]

「料理のレシピ」は「科学実験の手順書」だ 

 「サイエンス」が好きという主婦さんにメールを書く。

 なるほど、「料理のレシピ」は確かに「理科実験の手順書」ですよね。だって、「料理は理料」、左から読んでも右から読んでも、「りょうりはりか」ですから。もちろん、縦書きで書けば、上から読んでも下から読んでも「りょうりはりか」ですものね。こんな風に、その二つはまったく同じものなんだから、当然のように「理科実験の手順書」と「レシピ」はイーコールなんですよね。
 さて、こんな文章を液晶画面やCRT画面で見るのと、紙で見るのとは結構違うんですよね。紙だと、こんなトリックは使えないんですよ、なかなか。
 えっ? 「一瞬納得しかけたけど、ちょっとごまかしがあるんじゃない!?」ですか…?「料」と「科」は(似ているけれど)違う字じゃないか、ですか…?例えば、こう考えるのはどうでしょう。 ほら、どちらも同じ「計(はか)る」意味ですよね。単に、それが「人が決めたしきり」で計るか「料 = りょう(量)」を料(はか)かというだけの違いですから。「理(ことわり)=人の力では、支配し動かすことのできない世の中にあるコトやモノ」を同じようにはかるんだ、というより深い意味ではニアリー・イーコールですよね。…やっぱり、屁理屈でしょうか…